2014年07月29日
静寂の海に考察!
画像が獲物ではなく景色の時・・・
“釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれた、と思えばいい”
この有名な言葉に従って、考えてみることにする。
実は31(木)は客人を招いてタンデム出艇の予定・・・客人をボウズで返しては、末代までの恥である!!
急げ、早く打開策を・・・
釣れることも、釣れないことも、何か理由があるとは思うけど、そのことに関しては
某尊敬する方の話の中に“仮説を立てて、その仮説を実証することを繰り返す。”旨の言葉がある。
“失敗に学ぶ”との言葉があるように、何事も反省して次に生かすことは必要かと思うけど、自然が相手の釣りでは、必ずしも正解を見つけることが出来ない。
それは人間の頭で全てを想定し切れないほど、様々な要素が複雑に絡むからと思う。
だからこそ、仮設を立てることが有効?答えに辿り着く近道なのだと思う。
釣れる・釣れない理由を“科学的に説明する”ことを考えると、極限を言えば可能かと思うけど、時間と労力が追い付かないと思う。
だからこそ、自分はある時からこの“仮説を立てて、実証する。”ことを繰り返すようにしている。
その結果・・・実証し切れないまま仮説だけが溜まって来たので、今日は夜勤前の昼寝の時間の前にビールでほろ酔いになりながら、その仮説を整理してみる。
地元沿岸の鳥山シーズンも序盤が過ぎた。
まずは、この序盤を振り返ります。
海水温の上昇が例年を上回るペースだったためか、1か月ほど前倒しで鳥山を見かけるようになり、6月にはワラサの釣果も。
6月上旬に今シーズン初ワラサを釣ってから、中旬はシラスパターンに苦しんだものの相変わらず鳥山は立ち続け、下旬にはシラスパターン攻略?(納得の釣果は1度のみのため仮の攻略?)が出来た。
7月に入ると台風が発生し、これは全国の釣り人(特に風波に弱いカヤックアングラー)が影響を受けたと思うけど、この台風が遠い段階でのウネリの中では、陸っぱりではヒラマサの釣果を聞いたり、シーバスは釣れ続いた。
台風が過ぎると海水温低下の影響なのか、ワラサを確認できなくなり・・・特にポイントOではワラサに替わりワカシ祭りが続いている。
ワラサ不在に加えてシーバスも芳しくない。
なんだかなぁ・・・で7月は過ぎてしまった。
8月に挽回するためにも、この考察は大事かと思う。
特に集中すべき議題として、ワラサが不在となりワカシ祭りが続いていることを取り上げることとして、いくつか仮説を挙げていきます。
①海水温説(ワラサのみ沖退避)
台風に絡む南風での海水温低下が影響している?
南風で沿岸部の海水温は特に影響を受けやすい。
それでもベイトはシャローに残ったようです。
が、ワラサは離れた。
このことに関しては、ワラサとワカシの行動範囲の違いが出たのかと思う。
台風前にもワカシの釣果は聞こえていたので、ワラサだけでなくワカシも沿岸部に入っていたことは確か。
ただ、ワカシは磯場も含むシャローに居着いていたと仮定&ワラサは直近のディープを拠点に、捕食時のみシャローに押し寄せて鳥山を発生させていた・・・と仮定する。
そこに岸側から海水温低下が始まる・・・シャローに寝泊まりしていたイワシ&ワカシは体力を奪われ、その場に置き去りにされる。
ディープを寝床にしていたワラサは、海水温低下を察知して沖に退避する余裕があった。
そもそも、魚は基本的に体の大小で遊泳力にも差があるので、仮にワラサがシャローで食事中だったとしても、体力を失う前に沖への退避は可能だったとも考えられる。
そうして台風が過ぎ、海水温が回復し出したが、何か理由があってかワラサはまだ戻らず、沿岸待機でしのいだワカシが、体力回復のために同じく沿岸に取り残されていたベイトを食い漁っている。
更には、イワシ自体も活性が回復していないために、魚探反応にサビキを落としても魚信がない・・・のかな?
実際に台風前にはサビキでイワシ釣れたことだし。
②海水温説(ワラサ&ワカシ沖退避)
同じく海水温低下の影響を受けているとの説だけど、ワカシも頑張って沖に退避していた可能性もある。
事実として海水温が下がりきったタイミングでは出艇も出来ていなかった為、ワカシもシャローに不在となっていたかは確認ができていない。
仮にワカシも同じく沖に退避していたとして、海水温の回復にいち早く反応してシャローに戻った可能性もある。
この理由としても何かあるかもしれないが、単純に海水温回復に反応して回って来た群れがワカシだったと考えることも出来る。
または、海水温低下前と同じ位置取り(ワラサ=直近ディープ待機&捕食時のみシャロー回遊、ワカシ=常にシャロー居着き)には戻ったが、何らかの活性の問題でワラサが鳥山を起こさない?のかも。
③イルカ説
イルカ(スナメリ等も含む)は近海の生態系の頂点に立っていて、このイルカの動向が魚の居場所を大きく変えるとの話を聞いた。
だとすれば、6月に目撃したイルカだかスナメリだかを思い出して考えられる仮説は・・・
イルカが沿岸に接近した頃には、襲撃を警戒して青物たちが接岸した結果、連日の鳥山を発生させた。
そこにとうとう、イルカも岸近くまで顔を出してしまった。
※これが、自分が目撃したタイミング?
すると青物たちは、岸近くに逃げていても、これでは限界!とばかりに次の行動に出る。
その結果が、ワラサは別な海域まで逃げて、ワカシ&イワシは、更にシャローの磯場&テトラ帯にまで避難した・・・とは考えられないだろうか??
だとすれば、ここからの回復はタイミングが非常に読みづらい・・・
海水温に着目していても解決しないだろうな。
④番外編・シーバス
シーバスの釣れ方は、青物に連動している部分と、そうでない部分を感じる。
自分が思っているのは・・・
何もなければテトラ帯&磯場に居着いていて、ベイトの動向次第では居着き場所を離れて襲撃に出る。
更に、居着き場所に居座っている状況では、波っ気が大事?
そのため、凪が続いた直近2回の出艇では反応が皆無だった。
青物が影響を受けていると思われる海水温低下に関しては、大幅に下がればシーバスも影響は受けるけど、今回の下がり幅であれば耐えられて、釣れなくなっている理由としては波っ気かな?
⑤番外編・根魚
根魚は、鳥山が立つ状況では意外と簡単にルアーにも反応する。
これはオコボレを拾うために鳥山の下に待ちかまえるからかと思う。
その根魚たちは、シーバスと同じく今回の海水温低下には耐えられたはず。
それに、青物に比べて、海水温の他にも潮その他の要因による活性の変化が小さく、割とムラなく釣れるものだと聞いたことがある。
それを考えると、前回は根魚欲しさにゼロダンワームで探ってみたけど、唯一の反応はタコだった。
根魚も釣れていない理由としては・・・残念ながら仮説を立てるに至っていない。
ここまで、挙げてみると意外なほど単純だ。
それでも考えがまとまるまでは、かなり考え込んだつもりだったけど・・・
とにかく次は実証の段階。
その段階が、客人を招いてのタンデム釣行とは・・・おのれぇ・・・あと1日待ってくれよ。。。




Posted by いわき2011 at 12:18│Comments(0)
│艤装&釣り談義
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