2017年05月14日
鳥山×ジグ
こんにちは!
久々に出艇報告ではない話題です。
海に出れない時間は机上のイメトレ・・・!
テーマは今シーズンの課題である“ヒラメ”です。
それも“フラットフィッシュダービー”を目的としているわけですから、ソゲではダメで“座布団”に照準を合わせないとならないのです。
“ホームEP”で“カヤックから”との条件で過去の座布団実績を振り返り・・・
自分なりに見えて来た座布団へのアプローチがイメージ出来てきました。
重要なキーポイントは“ベイト”であり時には“鳥山”であると考えるに至りました。
僕がKFデビューした当時は原発事故直後で全く試験操業すら行われずに、シラス・小女子が大漁発生していたことから、頻繁に鳥山に遭遇しました。
その頃に比べれば鳥山は減ったとは言え、それでも時々は遭遇することが出来ます。
更には動力船とは違う点として、鳥山の中に漕ぎ入ることが出来るカヤックの特性から考えても、鳥山との関係性は有効に考えるべきと思うのです。
そして過去の座布団実績・・・
まずKFアングラーの中では有名かもしれない“爆”劇が・・・昨7月にホエール氏が福島遠征で座布団を釣った日のこと。
(詳細な釣況はホエール氏のブログ&youtubeでご確認下さい。)
この時は散発的&小規模ではありますが、鳥山&ナブラが断続的に続いた状況下で“終盤に”座布団が釣れたのでした。
更にスライダーズ内では通称“ソイ爆”の日と呼んでいる昨年4/24のこと・・・
この時はクロソイ4匹(F氏=50cm×2匹,僕=54cm&45cm)が釣れて“ソイ爆”と名付けてはいますが、僕はヒラメ70,63cmを釣っているのです。
それからチョビー氏が通称“二子山ポイント”で座布団をキャッチした昨年10/22のこと・・・
この時は記事では“チョビー氏は座布団連発”としか書いてないためサイズ・数の詳細は振り返れないのですが、イナワラ等も好釣だった中で終盤に座布団が釣れていた印象です。
これらのことから思い至った座布団の出現タイミング・・・
それは“ベイトが豊富な日”であり“他の魚種も好釣な日”であること。
鳥山やナブラが発生していたり、中層にベイトボールが出来ていたり・・・ベイトが豊富な状況下で座布団が躊躇なくジグにアタックして来る場面というのは、どのようなパターンなのでしょうか?
ここからは僕の勝手なイメージの内容となりますが。
表層や中層でイナワラがベイトを追い詰めている状況下では、追い回されて弱って沈むベイトをヒラメや他の根魚が底で待ち構えているのだろうと思うのです。
これは遊漁船で釣るような水深であれば、表層で鳥山が起きていようが海底のヒラメにはピンポイントでは影響しないとは思いますが
(広い意味では、そのエリアの魚は底物だろうが活性は上がるとは思いますが)
ホーム海域でのカヤックでの水深(10~20m)であれば、イナワラの狩りのレンジが海面付近であろうが、ヒラメが待ち伏せしている海底との距離はないようなものです。
そのため、イナワラの“狩り”には高確率でヒラメがオコボレ頂戴していると思うのです。
それとまた別なパターンでは、ベイトは多いけども追い詰める役のイナワラが不在の場合・・・ヒラメ自らがベイトボールを追い詰める状況が有り得るのでは?とも考えています。
これは、遊漁船で釣るような水深であればベイト群は中層へ逃げることが出来るから、ベイトボールの下にハミ出る個体を待ち伏せて瞬発的に捕食することが多いのではとイメージします。
それがカヤックでの水深では、海底で待ち伏せるのみに限らず、大胆にベイト群に襲い掛かって繰り返し捕食が可能だと思うのです。
そのため、イナワラが不在でもヒラメや他の根魚のみの“狩り”が成り立ち、狂喜乱舞状態となることがあるように考えています。
その状態が発展すると“ヒラメが空を跳ぶ”と言う奇跡の光景となるわけです。
これは僕の知人である地元サーファー複数人から目撃情報を聞いたのですが、サーファーが足が着かない程度の沖で波待ちをしている時にナブラが近づいて来て、フィッシュイーターは青物かシーバスか?と注視していると、青物でもシーバスでもなくヒラメ・・・と言う状況が稀にあるらしいのです。
“座布団が空を跳んでた・・・!”との都市伝説な噂が出回るのですが、目撃者本人それも複数人から直接聞いているわけですから、僕としては“本当なのだろう”と信用しています。
(場所は明記はしないですが、昨冬にはwatameba氏がサーフから座布団を仕留めたようで、実際に実績があるサーフです。)
このことから、ヒラメが海底を離れて海面まで遊泳可能な(海底から海面が近い=浅い)水深であれば、青物が不在でも“狂喜乱舞”は有り得るのだろうと思います。
ここまでは、座布団の出現タイミングの話でした。
“爆”は望めない釣況の日に単発の魚を探して拾う釣りも、技術が試される気がして釣れれば嬉しいのですが、そのような日には座布団はなかなか難しいように感じます。
座布団が出現する可能性が高いのは“好釣の日”だとの結論です。
ここからは、その“好釣な日”に如何にして座布団を釣るのか、の話です。
海面に鳥山やナブラが発生している時や中層にベイトボールが密集している時にジグを沈めることが有効だとは前々から思ってはいましたが、更にジグの種類やアクションに関しても引き続きイメトレを続けていて、どうにか自分の中で整理できてきました。
大きく2パターンに分けて考えているのですが
まずベイトを追い詰める役のイナワラがいて、イナワラの食事に便乗している“オコボレ頂戴パターン”ですが、これは弱って沈むベイトを演出して、イナワラの捕食レンジの下端~海底までフォールさせれば良いと考えています。
そのフォールも・・・特に“ロングフォール”が有効と感じています。
例えばロングフォールジャークを多用していて感じていることですが。
ロッド操作でロングジャーク⇒糸ふけを出してロングフォール・・・となるわけですが。
その過程で、どのタイミングでのバイトが多いか。
それは、ロングフォールの終盤・・・そろそろ糸ふけが無くなりテンションがかかる頃、次のジャーク動作に移ろうとする頃にヒラメのバイトが集中しているように感じています。
それも、シャクリ上げて来てからの中層(海底から5m以上)でのロングフォールの“終点”にバイトが多いのです。
これは、単に海底からの距離が近いからフォールの終盤にバイトしているわけではないと言うことです。
海底からの距離が近ければ襲い掛かりやすいとの理由だけであれば、中層までシャクリ上げなくとも海底付近でバイトがあるはずです。
『中層でのフォール終盤』よりも『海底でのジャーク序盤』の方が、海底からの距離は近いわけです。
念のため確認ですが“オコボレ頂戴パターン”でのヒラメに限って感じていることです。
同じパターンでもアイナメとかは糸ふけを出した直後=フォール序盤とかのバイトが多い気がするし、別なパターンであればヒラメも着底と同時でのバイトとか多いし・・・
で、イメージとしては、イナワラに追い回されてるベイトボールを海底から見上げてキョロキョロしていたとして、そこに弱ったベイトがヒラヒラと落ち始める・・・するとアイナメに負けじと我先に海底を離れて中層までエサを迎えに行く!みたいな捕食行動かと思っています。
それで、中層まで迎えに行くダッシュが無駄足にならないよう、確実に弱ったエサだけを見極めるためにも、滞空時間が長いロングフォールに反応しているのでは?と考えます。
もしくは、長い滞空時間の間に捕食するか否かの判断をしているのかな?とも思います。
ただ、ここまで書いて来て疑問なことは、スローピッチな誘い方を多用するチョビー氏が座布団を釣る時のパターンです。
そのことを思い浮かべると、実はここまでの考察が無駄だった・・・との可能性も否定できません(泣)
研究は続く・・・
続いて、もう一方のパターン“イナワラ不在での狩りパターン”です。
これは、海底から見上げる先にベイト群はいるのに、海底で待っていてもベイトが弱って落ちて来ることが期待できない状況です。
そこで、ベイト群の中から弱ってはいないけど下にハミ出てしまった単体をポツポツと捕食するのか、ヒラメたち自ら中層に出向いて追い回すのか、2択になると思います。
ハミ出てしまった単体を狙い撃ちするヒラメには、どのようなアクションが効くのかイメージが固まらないのですが、結局はベイト群とは別に目立たせればイイわけで、ジグを動かせば自然と目につくからヒラメの標的にしてくれるのではと思います。
ヒラメ自ら中層で追い回す場合は・・・これはジャークでジグが横向きに滑走した場合とかが効くような気がします。
それはスライドアクターやナマラジグで糸ふけが出ている時です。
ロッドアクションだけ見ていればロングフォールジャークと変わらないのですが、スライドアクターは糸ふけが出ている間にフォールではなく滑走しているのです。(らしいです。)
他には、チョビー氏のようなスローピッチなアクションも効くのでは?と考えています。
それも、いちいちフォールを混じえずにスローピッチでチョコチョコ上げ続けるような動きとか。
まとめると・・・
座布団が出現するパターンと言うのは、ベイトが追われて逃げ惑い、ヒラメも捕食に夢中な狂喜乱舞状態の状況下が多い気がする!
狂喜乱舞状態のヒラメにバイトさせるには、ロングフォールジャーク主体&時々スローピッチジャークが有効かもしれない!
と言った、お話でした。
これは自分なりの勝手なイメージのため、間違いだらけな可能性は否めません。
が、ジグ素人なりにも年間100漕ぎを目標に掲げて場数(回数)だけは踏んでいるつもりです。
その過程で何かを
①感じて
②考えて
③答えを出す・・・と言った工程を文章にしたわけです。
②考えて・・・の点では、ジギングに対する乏しい知識の中で間違いもあると思います。
でも①感じて・・・の点では、これは地元海域での出艇回数だけで言えば誰よりも漕いでいるわけですから、感じ方や捉え方にズレはあったとしても現場で収集した“参考資料”の豊富さでは自信があります。
更には③答えを出す・・・の点では、この段階ではもう“どのような釣りをするか”と言った個人の自由の域ですから、つまり僕の勝手です(笑)
それが正解かどうかは、また繰り返し現場に出向くしかないと思います。
現場至上主義?
年間100漕ぎ&フラットフィッシュダービー獲得に向けて、引き続き浮き続けたいと思います!

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Posted by いわき2011 at 13:48│Comments(0)
│艤装&釣り談義
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