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Posted by naturum at

2017年11月19日

マグロを求めて・・・!

タイトルに惹かれて遠征等を期待して覗いてくれた方はごめんなさい!
※やってることは普段と変わらない釣りです。

月曜にメーターヒラマサを釣ってから、次の出艇は金曜となりました。
夜勤明けで昼からの出艇の予定だけど、ここ数回は早朝に釣果が集中していた気がする。
日中はどうなのだろう?
そしたら夜勤前の木曜の日中・・・弟からLINEが。

『Nでマグロかもしれない巨大魚がジャンプしてる・・・!』

EP.Nでは昨年だか一昨年だかにも、ほんの1日か2日だけど、マグロ騒動があった。
堤防の目の前をキハダが泳いで行ったとか、ストリンガーで堤防から垂らしていたイナダにマグロが食いついたとか・・・

他人から流れて来た話は、どこまで信用して良いモノかわからない。
だからヒラマサの可能性はあるけど、1年のうちの一瞬だけなら、潮とかベイトの加減で岸に寄って来る可能性もあるのかもしれない。

そして更に、僕が昨冬に数回だけ乗ったことがある釣り船“とも丸”の釣果情報をチェックしていたら、至近の1週間くらいの間に
『マグロと思われる魚がヒットしましたが、30分の格闘の末ラインブレイクでした。』
との情報が2度も載っていたのです。

とも丸は隣の茨城県ですが、県境の平潟港です。
いわき市も“同海域”と言えるでしょう。
流石に釣り船での数キロ沖のポイントに対して“岸から見える範囲”では、また話が違うとは思いますが。

兎にも角にも、そのタイミングで身内である弟の目撃情報・・・他人の話よりも信頼性がある。
本当にマグロかも・・・
マグロだったら・・・
明日の出艇が楽しみ過ぎる!!

とか考えながら木曜の夜勤に向かいました。
職場の駐車場に着いて当日の釣り船情報をチェックしていると・・・とも丸と同じ平潟港の“長考丸”で・・・マグロが釣られていました!
8キロらしいけど、これがまた大き過ぎず小さ過ぎず・・・僕らの普段のタックルでも対応出来るかもしれない絶妙なサイズだと思う。

ドキドキとワクワクが止まらない夜勤となりました。

夜勤が終わり気合い入れて準備・・・
11:45頃の出艇となりました。


★2017paddling-⑨④★
☆11/17(金)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ



双子山ポイントに向かったけど、沖に出ると予報以上に風が強い。
凪の予報ではなかったから多少の風は覚悟していたけど、それにしても想定より吹いている。
これ以上に強まるようなら撤退も判断する必要がありそうだ。
東風だから海面がラフになるのが怖い。

そう考えてジグを落とすと、これまた想定と違う向きにジグが落ちる。
この強い風よりも影響が大きいくらい潮が効いている。

実は・・・翌18日に釣り船に乗る予定があるため、予備のストックがないジグはロストしたくない。
前回のヒラマサヒットジグ“TBジグ140g”は・・・当日中にロストして即補充済みだが、再びのロストは避けたいから封印だ。

でも・・・マグロの可能性を感じることなど1年に1日か2日・・・更にそこでタイミング良く出艇できることなど、人生の中で何度あるだろう・・・ジグ1個のロストを恐れている場合か?
気持ちが向いたらTBジグも投入しようか。

今となっては序盤はどのジグを使ったか覚えてないけど、確かスキッドジグは使った気がする。
このジグは昨シーズンから持ってはいて、だけど結果が出ないから自分の中での評価がダダ落ちだった。
でも前々回だか入魂できたから、この期に一気に釣れるイメージを定着させたい。

クレイドルフォールで着底させて、タダ巻きの高速巻き上げで回収して再フォール・・・の繰り返し。
これでフォールも巻き上げもバイトチャンス・・・らしい。

そして風に吹かれながらノーバイトのまま時間が過ぎた。

この悪い流れを打破しなくては・・・
TBジグだ!
120gなら予備ストックあるのだけど、この風&潮だと、重い方が良さそうだ。
頼むから根掛かりしないでくれよ・・・!
今回もフロント&リアのフックセッティングで水平フォールを意識した。

そして難なく釣れた!
ワカシだけど。

TBジグ流石だ。

が・・・直後・・・根掛かりロスト~!!

そして風が強まる。

心が折れ・・・そもそも海況も撤退を判断すべき域に達した。

撤退だ!!

沖での実釣は45分ほどでした。
その短時間で最も失ってはいけないTBジグ140gをロスト・・・
気持ちは晴れないけど、それでも明日の釣り船に向けてタックル準備しないと。

翌日に続く・・・


★獲物1匹ゴミ1個運動★
写真ないけどコーヒー缶1個だけ拾った。
2017総数:獲物256匹ゴミ257個


★釣り船★
☆11/18(土)
☆釣り船:とも丸
☆釣り竿:Glissando66,FeatherLight63,SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ



今回は・・・12/2(土)のジギング大会に向けた練習のつもり。
※平潟港の釣り船ほとんど(全て?)が参加する大会!
だから当日お世話になる第三隆栄丸に乗りたかった。
第三隆栄丸は乗ったことがないため、船の設備とかわからないし、当日ぶっつけ本番はイヤだと思って乗ることにしたのです。

だけど・・・前日19時に確認したら強風予報のため出船しない・・・

でも乗るつもりで準備しちゃったし・・・急いで他の船に電話したら、とも丸が出るらしい。
『強風で早上がりの心配もあるけど、それでも良ければ・・・』

そうして、6時出船・・・!
今回は、どむオ氏とその友人・・・僕を含めて3名だ。
他のお客さんも含めて10名いないくらいの乗船だったかな?

沖に向かう途中で船長からのアナウンスが。
『沖のポイントまで行こうと思いましたが、風が強いのでやめます。ここらで何か釣れるか、やってみましょう。太刀魚も着くポイントなので、やってみて下さい。』

マグロは・・・諦めるしかないのか。

だけど水深は30m強?(恐らく今回の本命ポイントは水深50mほどの地点だったのかな?)
ここでも可能性はあるだろう。

第1投!
120~150gがメインになるだろうけど、第1投だけは誰よりも早い着底のためにオンジジグ220gを!
着底!・・・根掛かり!!・・・ロスト・・・

何と言う幕開けだ・・・

続いてTBジグ120gとか、スローナックル140gとか・・・何種類かを試してから、フェザーライトに持ち替えてTGベイトを!!

オリカラのグローベリー・・・これもロストした。
泣きたい。

こうして序盤は僕にワカシ①,別な方がジグでワカシのダブルヒット①のみ・・・
この釣況はヤバくないか?

そうこうしているうちに、どむオ氏は船酔いでダウン・・・

テンヤの方が30cmほどだかのマゾイを釣ったり、ワカシダブルの方が太刀魚を釣ったくらい。

中盤からは、ワカシダブル&太刀魚の方がポツポツとワカシ~イナダを釣り続けた。

僕は、ジグのチェンジを繰り返しつつワカシをポツポツ・・・
ジグのローテも、本来は釣れる中で『このジグに替えた方がいいかも!』と感じて交換するのが理想だけど、釣れてない中で何もヒントも得られず・・・数撃ちゃ当る方式で次々とジグ交換&アクション変化を繰り返した。
魚探に反応は映るようだから、魚はいる。
何かスイッチが入ればペースをつかめるはずだ。

そうして、結果的にはスキッドジグが効いた。
サイズもイナダに入れ替わり、他の方たちよりも早いタイミングで僕は徐々にペースをつかみ始めた。

スキッドジグを海底から高速回収する途中でヒットするパターンから始まり、時間とともにヒットパターンは変化した。
タダ巻きでの回収には変わらないけどスローリトリーブに反応が良くなったり、タダ巻きからのストップとか再フォール直後とか、とにかくタダ巻きの最中に追って来ているのだろうとイメージ出来た。

ペースをつかみかけた頃に、ポイント移動が多くなった。
潮が速いようで、魚探の反応の真上にステイできないようだ。
冬に太刀魚狙いで乗船した時に、この船長が
『俺は反応の真上に丁寧に着けるから、出来るだけ真下に落として欲しいんだよね。あと、足の速い青物の群れに着ける時には、群れが抜ける前にすぐに落として欲しい。だからジグは重いのが欲しい時がある。』
みたいなことを言っていたのを思い出した。

今回もイナダの群れに丁寧に着けてくれてるのか?
そう思ったから、ペースをつかみ始めていたスキッドジグ100gから、同じスキッドジグの150gにチェンジした。

そしたら偶々そのタイミングで・・・
小移動途中でアナウンスが。
『落とす準備しといてね~!』
やはり足の速い反応を追っている!?

エンジン音から減速に気付いた時・・・
『はい今!やって!』

他のメンバーが立ち上がる前に、僕はスキッドジグを投下した!
そして着底前にヒット~!
いくらか型の良いイナダでした。
(せめてワラサ欲しいのだけど!)

こうして飽きない程度に追加できた時間帯・・・

“シャクルと釣れない!”
これが途中までの印象だった。

それが、僕のペースが落ちた頃に、どむオ氏の友人に初ヒット,続いて連発ラッシュで船長に叩き起こされたグロッキーどむオ氏のハイピッチにもヒット・・・パターンが変化した?!

変化を感じ取って1ピッチのロングフォールジャークに変えると・・・再び連発~!

パターンて大事だ・・・だから面白い。

それから、終始『べた底やってね~!』
とアナウンスしていた船長が終盤に
『底から20mの辺りちょっとやってみて~!』
と言ったのが聞こえた。

皆20m巻き上げてシャクッたのだろうけど、僕は直感的に
『そんな急にワカシが泳層変わるものか?別の魚じゃ?』
と思った。
(実は鯛を期待した。)

それで、フェザーライトに持ち替えてTGベイトを!
フォール途中でラインがふけた。
何かヒット~!

見えて来たのはサバ!なかなか良い型!

サバだけ入れ食いの時には煙たがってしまうけど、こうもイナダしかいないとオカズ的にサバがとても嬉しい。
周りがイナダラッシュで沸いている中で、急いでサバのハラワタを抜いた。
これで氷漬けすれば生鯖が食べられる!



そうこうして結局はワカシ⑤イナダ⑨サバ①の計15匹だった。
序盤の絶望的な釣況からすれば、どうにかこうにか楽しめたけど、それでも根魚とか混じらなかったのが残念だ。
鍋にしたかったのに・・・


次回・・・実は今回は予報的にダメかと思い、保険として次週11/24(金)も予約済みなのです。
栃木のゴリ氏と2名で、とも丸に乗船です。

次こそはマグロ(と言わずせめて根魚・・・)求めて頑張ります!!



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Posted by いわき2011 at 19:07Comments(0)KF日誌釣り魚料理動力船

2017年11月16日

【追記】メーターヒラマサを振り返る。

前記事の通りヒラマサ102cmをキャッチ出来ました。



感じたこととか・・・まだ書き足りない部分があるため、補足記事を投稿してみたいと思います。

まずはタックルデータから
☆Kayak:Profish45(VikingKayakJapan)=愛称:デリカ丸
☆Rod:SJC-78/150-KR_LFJ(Abu Garcia)
☆Reel:SALTY STAGE REVO LJ-3(Abu Garcia)
☆Line:フロロ20LB=50m(下巻き:PE2号=150m)
☆Lure:ソルティガTBジグ140gピンクグロー(DAIWA)


本題・・・

釣り上げてみての感想としては、浅い根周りで成す術なくラインブレイクした過去の数回と比べたら、ファイト中の印象は全くの別モノだった。
この海域ではオカッパリからの方が狙い易いくらいの浅い根周りにヒラマサがいるけれど、そこでヒットさせるとファーストランを止めることが出来ずに根に擦られてブレイクしてしまう。

過去に水深5mほどのエリアで73cmまでは釣ったことがあるけれど、ドラグを限界まで締めてゴリ巻きする必要があった。
その時の感覚だと『同じエリアでメーター級を掛けたら、恐らく獲れないだろう。』と思っていた。
いや、今でもそう思ってる。
(だからこそ、102cmを釣り上げた今でも、オカッパリのメーターヒラマサアングラーには尊敬の念を捨てられない。)

理由は、オカッパリや船と違い全身の体重を預けて踏ん張ることが出来ないカヤックだから、どうしても上体だけで耐えられるパワーには限界がある。
せめて水深10mとかあれば違うけど、極めて浅い根の上だと、ドラグを滑らせて“いなす”余裕が持てないから。
だからゴリ巻きすることになる。
でも、カヤックだと安定を維持するには掛けられるドラグ値にも限度がある。
バーチカルな釣りで真下に引き込まれるならまだしも、浅いエリアだとキャスティングで掛けて横に走られることにもなるから。
そうなると、タックルのパワーとかライン強度とかをどれだけヘビーにしたところで、カヤックの安定を維持するためにドラグを限界まで締め込むことはできない。
ドラグが緩いままならば、ラインを太くした意味が・・・となってしまう。



対して、沖の水深20mとかでヒットさせれば、ドラグの調整でいなすことも出来るし、勝算はあると思っていた。
それでも、沖で掛けた魚でも過去に何度か逃げられてはいる。
(獲れなかった魚の大半は浅い根周りで潜られてのブレイクだから、沖で純粋にパワー負けしてのブレイクは数える程度だけど。)
えげつないドラグ音にビビってファーストランを無理に止めようとドラグを締め過ぎてしまいブレイクとか・・・
でもラインは200mとかは巻いているのであって、落ち着いて走らせて、ファーストランが止まってから巻き取ればいいと自分に言い聞かせるようになり、そしたら次は余裕を持ちすぎてドラグ緩め過ぎて根に潜られたり・・・また逆に潜られるのを恐れてドラグを締めたらショック吸収できずにフックオフが増えたり。
そのような失敗を繰り返して、海底の地形を常にイメージするようになり、根に潜られそうならどうにか止められるギリギリまでドラグを締めたり、潜られない限りはフックオフも防止するために緩めて時間を掛けたり・・・そうした対処が自然と出来るようになっていました。

だから、今シーズンは75cmのワラサ級なら楽しむ余裕も出来ていたし、先日のサメかもしれない破壊力抜群の疾走にも落ち着きを保つことは出来た。

そうした面から、そろそろ80cm級の青物ならばキャッチできるだろうと感じていた。
だけど、僕にはなかなかヒットしなかった。
仲間からは時たま『デカいのに切られた!』との報告が聞こえて来たけど、僕の場合は時たまあるラインブレイクは根ズレによるもの。
明らかに『デカかった・・・』と思えるブレイクは、本当に先日のサメらしい魚が久々で、その前後でも本当にデカい魚との遭遇には恵まれてなかった。

だから、貴重なチャンスをモノにできたことは素直に嬉しい。

だけれど・・・冒頭にも書いた通り、浅い根周りでのヒラマサとは本当に別モノだった。
浅いエリアだと横にしか走れないから、余計にスピードに乗って疾走されてしまうのだろう。
締めたドラグも瞬く間に引き出されて、過去にはファーストランで50mとか100mとか出されたこともある。
でも今回は、下巻きのPEが見えて来なかった。
フロロ20LBを50mのロングリーダー?とする特殊なラインシステムにしてるけど、そのフロロ50mで事足りてしまったのだ。

もちろん下に引き込むトルクは凄まじかった。
だけど、横向きに走る距離は僅かだった。
それでも、序盤は根に向かうファーストランを止めるために締め込んだドラグを、確実に出し続けた。
そのパワーは間違いなくデカい魚だと確信するのに十分だった。
両手でポンピングして、左手をリールハンドルに移す間にも、右手だけではロッドを伸されてしまった。
だから過去に浅い根周りで73cmを釣った時を思い出し、ロッドは右手,脇の下,左太ももで支えて、左手はリールを巻き続けることも試してみた。
相手の走りが緩んだ僅かな間だけは巻き取ることが出来たけど、ほとんどドラグが滑ったままハンドルだけが周り続けた。
こうした“ゴリ巻き”はスピニングの方が向いていると感じる。
スピニングなら、ドラグが滑り続ける間もベールを回し続けることが出来るから。
ベールの回転以上にドラグが滑っている場合が多いけど、それでも僅かにでも巻き取り量の方が勝っている瞬間は、巻き取ることが出来ている。
これはオカッパリのヒラマサアングラーが用いる巻き方らしい。
だれに聞いたのかも忘れたけど。



・・・そうして、僅かずつでも浮いてくる相手と、乳酸が溜まり続ける僕の上体・・・相手が一瞬でも上を向いてテンションが緩んだ時・・・チャンスとばかりに巻き取ることを続けたけど、それでも、何度かは“休むチャンス”と感じて片腕ずつ力を抜いたりしてしまった。
そうしないと体が持たなかった。

例えばマグロとか、今回のヒラマサとは比べ物にならないような対象魚を相手にしているアングラーもいる。
彼らからすれば“メーターヒラマサごとき”と言われてしまうかもしれないけど、でも、こちらはカヤックなのだ。
下半身の踏ん張りが使えないのだ。
人間の体の中で最も容量が大きい筋肉は太ももだ。
との太ももが全く役に立たない体勢でのファイトを強いられているのだ。
他のスポーツ・・・釣りも含めてだけど、普通は体全体を使える人が上手だと言われる。
でもカヤックからのキャストやファイトは、腕力が主体となってしまう。
更に腕力を最大限に力むためにバランスを保つ役割として、次に必要なのが体幹だと思う。

僕はガタイの割に腕力はないけれど、腹筋と背筋には自信がある。
だから、比較的バランスは体幹で保ちながら、上体の力でロッドを支え続けた。

“釣りはスポーツ”と言うけれど、その言葉にしっくり感じない方もいるだろう。
僕もその中の1人だ。
否定はしない。
スポーツの1種ではあるとは思う。
だけど・・・“カヤックフィッシングはスポーツだ”と言われれば、とてもしっくり来る気がする。

スライダーズのフィジカル担当・・・いやこれは自称なので、他称だとチョビー氏の言葉をお借りして“体力バカ”な自分だけど、それでも、実は、恥ずかしながら・・・
今回のヒラマサとのファイトで右肩が痛みました。
ファイト時間およそ10分間のほとんどで、肩よりも高い位置に手首を持ち上げる動作を繰り返したから。
これがオカッパリとか船であれば、ロッドは下向きから腰の高さまでのポンピングでも対処できると思う。
でもカヤックは腰の高さに海面があるから、どうしても海面と平行の位置から更に上にポンピングする必要があった。

昨日の夜勤明けと、今日の夜勤前・・・海況が悪くて良かった。
カヤックを漕ぐのには、ちょっと躊躇するくらいの痛みが、今朝まで右肩に残っていました。
明日の夜勤明けには、カムバック予定ですが。



さて、着岸してからのことを書きます。

着岸後に改めて写真を撮ろうとしたら、背中に何か刺さっていることに気付きました。
『PHONE 〇〇〇・・・(数字)』
フォーン?電話?この数字は電話番号?
そうか、リリースタグか。
始めて見た。

早速電話してみました。
J『はい。ジャパンゲームフィッシングアソシエーションです。』
U『あの・・・タグ付いた魚を釣ったんですけど。』
J『ご連絡ありがとうございます。魚種と、タグ番号を教えて下さい。』
U『ヒラマサで、番号は〇〇〇・・・』
J『ただいま検索してみます。続いて大きさと、釣り上げた場所を教えて下さい。』
U『102cmです。場所は福島県いわき市です。』
J『いわき市沖ですね?差し支えなければ船の名前を・・・』
U『シーカヤック・・・です。』
J『これはずいぶん大きなのをカヤックから釣りましたね!それで・・・ごめんなさい、検索しましたがリリース時のデータが報告を受けていないようで、でもタグを配ったアングラーは記録管理されてますから、ご本人に問い合わせて報告を頂いて、U様には改めて、ご連絡頂いたお礼を含めて記念品と、同時にリリース時のデータを郵送させて頂きます。本日は本当に、おめでとうございました。』

と、言う具合でした。
協会HPで確認したら、記念品はバンダナのようです。
嬉しい・・・

そして車から80cmクーラーを降ろして、仕舞おうとしましたが・・・斜めでも入らない。
仕方なく尻尾を切り落として格納できた。
その尻尾は、焼いてガクに食べさせました。


それから、解体はどうしよう・・・
自宅の台所のまな板では間違いなく難しい。
屋外の流し台に大物用まな板があるけど・・・でも骨を断つだけでも大変そうだ。

で、初めて自分の魚を持って魚屋に行くことに。
この魚屋は家族ともども馴染みの魚屋で、魚屋の隣のコンビニに寄っているとカヤックに気付いて話しかけてくれる方です。
そうして普段は『U君!今日は何釣って来た?クーラー見せてみろ!』
『お~これはいいソイだわ。』とか
『マゴチか~これは捌くの面倒なヤツだな~』とか
『アイナメか。今は脂乗ってて時期だべ?』とか
何かと魚のウンチクを教えてくれるため、とても勉強になります。

そして日ごろから
『そのうち魚持って来てみろ!捌き方教えてやっから!』
と言われていたため、良い機会だと思い持参してみました。

到着すると、他のお客様向けの刺身を用意しているところだった。
『時間大丈夫か?これだけやっちまうから待っててな。』
と言われたため、作業を見学して待っていた。
僕も釣ってくるような30cmに満たないアジだけど、色が素晴らしい。
『これは脂が乗ってると、こういう色なんですか?』

『そうなんだよ、これは青森のアジなんだけど、最近どういうわけか北のアジがイイんだよ。北のアジがイイなんてことなかったんだけどなぁ。海が変わって来てんだよなぁ。U君よ、ヒラマサなんてよ、昔から釣れたか?ここ最近増えてんだろ?昔は俺らのとこになんて、ブリしか入って来なかったけどなぁ。今は市場にもヒラマサ入ってんだよなぁ。海がオカシイよなぁ。』
と言うウンチクから始まり、僕のヒラマサを捌き始めると、解説付きで捌き方を教えてくれた。
『ハラワタ抜いておいたんだな、血抜きも大事だけどよ、このハラワタ抜くってのが、イチバン大事なんだ。どれどれ、いや、硬いな~!こんな魚、捌いたことねぇぞ。普通は魚屋に入って来る魚は、3日とか4日の魚だからな。これはイキが良すぎる。肉も厚いし、魚じゃなくて肉を切ってるみてぇだ。これ、今日は食うなよ?大体にして釣り人ってのは、食べるの早過ぎんだよ。旨味が出るのは3日4日してからだかんな。空気に触れちゃったとこだけ色が変わるから、その表面だけ削ぎ落して食えば、1週間くらい食えるから。』
とか色々と教えてくれながら、頭まで細かく切り分けてくれた。

そして・・・
3日目に食べた刺身は絶品だった。


魚屋さんに『これだけ脂が入った魚なら、頭がイチバン旨い!』とオススメされた(ブリ大根風)ヒラマサ大根も絶品で、その煮汁で食べたラーメンも美味だった。


今朝は起きたら畑の手伝いをして、ヒラマサ大根の残りと、頭の一部の塩焼きを肴に、午前中からビール!



そうして、夜勤前まで昼寝をしたいと思います。

書きたいこと書ききれたか微妙ですが・・・おやすみなさい!



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Posted by いわき2011 at 13:02Comments(0)回想@思い出釣り魚料理

2017年11月14日

鰤を求めて・・・

鰤・・・それはSLIDERSで共有している夢です。

ワカシ,イナダ,ワラサ,ブリ・・・その区別は重さの場合や長さの場合があります。
これは地域で差があるだろうし、釣り人か漁師か魚屋か板前か・・・それぞれの立場でも差があると思います。

様々な区別の基準がある中で、自分の中では
40cm以上60cm未満:イナダ
60cm以上80cm未満:ワラサ
と区別しています。

80cmでブリ・・・
例えば『ブリは10キロからだ。』と言う漁師さんもいますが、80cmだと極めて太っていなければ10キロはないでしょう。
そうなると、80cmでも重さで言えばワラサとなってしまいます。

そこを、スライダーズ内では『80cm:ブリ』と定義して、80cmを目標に皆それぞれ切磋琢磨していました。
そして、いつの頃からか申し合わせていたことがあります。
ホーム出艇地でのKF後には最寄りの中華料理店でのラーメン反省会が恒例なのですが、そこに『フカヒレラーメン』なるメニューがあるのです。
¥2,000だかしたような気がしますが・・・
誰かがブリ(80cm以上)を釣った暁には、居合わせたメンバーがお祝いにフカヒレラーメンをご馳走する。
もしソロ出艇の時に釣ってしまった場合には、次回の出艇時に同行したメンバーがご馳走する。

と言ったメンバー間ルールを定めて、フカヒレラーメンを目標に夢見て来ました。

それで、地元海域の青物事情ですが・・・
自分がKFを始めて4年半が立ちますが、これまでカヤックから釣れているイナワラのアベレージは60cm前後です。
55cmの群れに当たることとか、65cmが3匹揃う日とか・・・
当然ワカシも混じりますが。
ただ、80cmとなるとオカッパリでも年間に数匹ではないでしょうか。

それに対して、ヒラマサは・・・オカッパリからメーター超えが比較的コンスタントに釣られてしまう海域です。
つまり、80cmオーバーに遭遇できる確率は、ブリよりもヒラマサの方が可能性を感じる海域です。

しかしヒラマサは、スピード,スタミナでブリに勝る魚です。
それに浅い根周りに多い(それがオカッパリで結果が出る理由!?)から根に潜られるリスクが高いためドラグを滑らせていなすよりも、強引にゴリ巻きが求められる場面が多くなります。
そのため、遭遇率は高くともランディングの難易度はブリの比ではないと思います。

それで僕のこれまでは・・・
昨シーズンまではヒラマサ73cm,ワラサ71cmが自己ベストでした。
それが今シーズンは初夏に74,75cmのワラサを複数匹釣ることが出来ていました。
と同時に、60cm台止まりながら、ヒラマサが混じる比率が極端に多くなったと感じていたシーズンです。

昨年までは底の地形を問わずナブラでワラサ,浅い根周りで単独もしくは少数でチェイスしているのがヒラマサ・・・と別れていた印象ですが、今シーズンは区別ない状況でした。



そのような中で、今シーズンはkayak55.comのフラットフィッシュダービーがあるため僕の中では最優先ターゲットは座布団ヒラメ・・・
青物はナブラが起きた時には追いかけるけど・・・程度の心境にはなってはいました。

それでもワラサ75cmを釣る度に、80cmに対するイメージも沸々と形どられていきました。
前々から思っていたことは、アベレージが60cmのところで70cmまでしか釣ったことない自分が、急に80cmがヒットしてもキャッチは出来ないだろう・・・せめて75cmを1度は経験する,70cmも更に複数匹釣る,それでもアベレージには逆らえないから、60cmが大半を占めるならば、そのサイズだろうが限りなく数を釣って場数を踏む・・・そうでなければ、様々な制限があるカヤックからは、急に今日明日で80cmをキャッチすることは出来ないだろう。

そのように考えながら、いつかフカヒレラーメンに在りつけることを、夢見ていました。



今回は、大型青物に対峙した話題です!


★2017paddling-⑨③★
☆11/13(月)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ


ジギングタックル2セット・・・今日は残すところ半月となってしまったフラットダービーのラストスパートとして、座布団ヒラメを意識しよう。

て、青物じゃないのか~い!!
※本当に自分でも不思議なのですが、確かに前夜までは座布団ヒラメを意識していて、だからこそ前夜のうちにジギングタックル2セットと決めていて・・・それが何故か、朝起きて出艇した頃には青物を意識してしまっていた。

この日は父の誕生日・・・
きっと亡くなったジィちゃんかヒィバァちゃんが、誕生日祝い用に、この日に釣るべき魚へと導いてくれたのだろう。



前記事に書いた通りジグを数個ほど新調したため、ジグケースの整理で前夜は夜更かしをしてしまった。
ジグに限らずルアーは、バリエーションが豊富なほど多様なシチュエーションに対応できる可能性はあるけど、自分の中で使い時とか整理できていなければ、数多く持つ意味が途端に無くなる。
使い易いように、タイプの近いモノから順に並べてジグケースに仕舞っていました。

スターターは・・・
ロングフォールジャークモデルのロッド(=LFJ)にはTBジグ140gピンクグローを選択しました。
フックセッティングはフロント&リアのスロジギ仕様に。

TBジグのコンセプトをメーカーHPから拝借すると・・・
『口を使わない巨大ブリ攻略のために生まれたロングジグ. 鳥羽発の巨ブリ攻略ジグ。』

その効果かどうかわからないですが、実は・・・
前回は青物を15匹も釣ることが出来たわけですが、ワカシ~ワラサまでサイズが入り乱れました。
その中でもワラササイズの釣果は、TBジグに集中していたのです。
ワラサ②&アイナメのトリプルヒットも、TBジグだったように思います。

スロジギ仕様のフックセッティングとした理由は、もう一方のスタンダードモデルのロッド(=SJ)にスライドアクターを用意していたためです。
石垣島の某伝説KFアングラーがカヤックからカジキを釣ったジグも、このスライドアクターらしい。
キャッチフレーズ?は『ヒラマサ、狂喜乱舞!』
これをアシストオンリーのフックセッティングで横に飛ばして使います。

(アシストオンリーで)横に飛ばすのは逃げ惑うベイトを・・・(フロント&リアで)水平フォールは追われて弱って沈むベイトを・・・のイメージで、フックセッティングは選んでいます。

TBジグは、どちらのフックセッティングでも使える印象を受けていましたが、タックル2セット持つならば、それぞれ別々のアプローチにしようと考えて、フックをセットしたわけです。



そして日の出とともに出艇・・・
双子山ポイントを目指しますが、朝のうちは北西の風が吹いている,だけど双子山ポイント付近は潮も速いことがあるから、どちらに流されるだろう・・・どこかで漕ぐのを休んで、艇が流される方向を見極めよう。
沖に進むにつれて徐々に水深が深くなる途中で、水深15mラインで地形変化があった。
北側の砂地エリアとの境目で、実は夏のコチングシーズンに発見して魚探にプロットしておいた根だ。

そこでTBジグのアクションを確かめるように、1ピッチもしくは1/2ピッチのロングジャークをしつつ、艇が流される方向を見極める。
すると思いのほか岸と平行に南に流されるため、更に北寄りに沖に漕いでから腰を据えれば、釣りながら双子山ポイントに流れ着くことができる。

そうして小移動した砂地エリアの水深20mライン・・・根魚は期待できなそうだけど、回遊魚はいるかも。
中層の青物を意識して1ピッチとか2ピッチで速めに上げてみたり、時々はジャカ巻きでジグを目立たせつつ、途中でフォール・・・

ガツン!!

フッキングすると、重量感が伝わって来る。
このトルクは座布団か?!
しかし徐々に横向きの走りが始まる。
どうやら青物らしい。
それにしてもパワフル・・・
過去に釣った75cmの感触を思い起こしてみるけれど、恐らく超えている。
もしかしたら80cmか?!

しかし、青物だろうが首は振るわけで、大きくなるほど振り幅が大きいから明確に首振りを感じるはずだ。
この魚は首振りを感じない。

不思議に思いつつも、今はファイトに集中しよう。

ここは広い砂地エリアだ。
根ズレの心配がないから強引に寄せる必要はない。
ドラグは緩めでフックオフを防ぐことを優先しよう。

こうして落ち着いて考え対処できるのは、冒頭に書いた通り数を釣って来た経験が生きているのだろうと思う。
1年とか2年とか前ならどうだったろうか・・・

徐々に浮いて来て、そろそろ姿が見えるだろう。
澄んだ潮の中にギラッと光った魚体・・・あれ?そうでもないか??
見慣れた70cmオーバークラスに見える。

フックが脇腹に刺さっていた。
口に刺さるよりも当然、走るし重かったわけだ。

落ち着いてネットインしてから、もしかすると自己ベスト更新かとも思いメジャーを当ててみた。



・・・75cm!
自己ベスト・・・タイだった。

しかし・・・口に刺さっていれば80cmを確信できたようなトルク・・・その魚をランディングできた。
もう一度、次は本当に80cmクラスがヒットしたら、どうやら自分にはキャッチできる可能性があるらしい。

根ズレの心配がない浅い砂地なら・・・
日ごろの通り、地形変化には注意してヒットさせるエリアも気をつけよう。

ワラサの血抜きをしている間に、B山に流れ着いた。
魚探が示す水深が徐々に浅くなる・・・今日の風なら、例え大型青物がヒットしても、艇は風に流される方が速いかも。
B山の天辺を過ぎてからジグを落とせば、ヒット後に深い方向に流れることが出来る。
それならば、ファイトにアドバンテージを持てる。

そう考えて、水深が15mから深くなり始めたところで、TBジグ投下!
着底したらジャークを開始する。
水深が25mほどに落ち込んだボトムより10mほど上げたところからフォール・・・そろそろ着底かと思った間合いで

ドガン!!

何かがヒット!!

走りは・・・先ほどのワラサと近いトルク感!
同じサイズが群れているのか・・・

いや・・・首振りを感じる?
もしや、これが口にフッキングしているとすれば、それでこれだけのパワーだとすれば・・・デカい?のか?
魚の走る方向は、B山の天辺方向だ。

マズイ・・・根ズレする!
ここで、ドラグを締めて耐える。
徐々に、本当に徐々にB山から剥がすことが出来た。

ここからは、根ズレの心配はない方向に流される。
フックオフのリスクを避けるためにドラグを緩めた。

そのドラグを緩めた状態ですら、ポンピング後に左手を話すとロッドが寝かされてしまうため、リールのハンドルを巻くことが出来ない。
海底に向かって走り続けるトルクが一瞬でも緩まる都度、瞬時に巻き取りを頑張った。

そしてファイト時間10分ほど・・・?
そろそろ姿が見えるだろう。

80cmは間違いなさそうだ・・・85?90はないか。

が、しかし・・・!
次の瞬間、自分の目を疑った。

デカい・・・

80cmどころではない。
先ほどの75cmが小さく見える。

どうやってランディグすれば・・・
海面に横たわる巨大青物・・・その姿は、浮袋が膨らんでしまった根魚のようだ。
でも、この水深で青物は、浮袋そこまで膨らまないでしょ?

と、言うことは・・・更に悪あがきダッシュを見せる可能性もある。
それまでに掬うか・・・でも頭がこちらを向いていない。

フッキング位置を確認すると、リアフックが口の中に、フロントフックがエラ蓋に刺さっている。
フックオフしなそうで安心したのも束の間・・・また走り出した!

だけど、いま目にしたフッキングの状態を考えると、時間を掛けてもフックオフしないだろう。
余裕を持って、時間を掛けて弱らせるため、ドラグを緩めた。

何度か短い距離を走られた後・・・
ランディングネットを左手で持った。

入るか?

枠も大きいけど、深さが売りのガンナーネット・・・上手に頭からネットの最深部に入れたい。
タイミングを見計らって・・・

・・・獲ったど~!!

どうにかネットイン!!
そして、デカい!!
ネットインしたまま、艇の上に持ち上げることができない!

普段はネットイン直後は左手でネットを持ったまま、右手でクラッチを切ってラインをいくらか出すようにしてる。
魚が暴れることで、ロッドが折れるのを防ぐために。

だけど、どれだけラインを出しても、ロッドが体の前にある限り魚体を引きずり上げるスペースがない。
応急的にラインをカットして、ロッドは右後ろのロッドフォルダーに挿した。

そして艇の上に引きずりあげようとするけど、艇があからさまに傾いた。
・・・身の危険を感じた。(①)

どうにかバランスを取りながら、左舵から艇の上に持って来れた。
頭が左を向いた状況で、ネットの中で横たわっている。

ここから、グリップで掴むにも、ストリンガーで繋ぐにも、ネットの最深部に向いた口が届かない。
ワラサ級なら尻尾を掴んで持ち上げるけど、この魚体は無理だ。

そうしている間にも、時たま暴れる。
ヤバい・・・4本ものフックが向き出しだ。
暴れられて体にフックが刺さったら、ただ事じゃない。
・・・身の危険を感じた。(②)

それで、フックを1本ずつ切り落とした。

これでいつ暴れられても・・・しかし、体が僅かながらでもネットから出てしまうと、重みで右舵(尻尾側)から落ちてしまいそうだ。
息の根を止めるために、アイスピックで脳天を突いた。
どうやら成功したらしい。

それからグリップで掴んで、ストリンガーで繋いで・・・

ここで落ち着いて、写真撮影を。

艇の幅を余裕で超える長さ・・・


とんでもない魚を釣ってしまった。
メーターある?ない?経験の中にない未知のサイズだから、目安がわからない。

それにしても、想像してたように『ワラサとはケタ違い』とまで感じるようなファイトではなかった。
もしかしたら過去の化け物ラインブレイクは、ヒラマサではなく巨大なサメだったのだろうか…



続いて同じポイントでスキッドジグをフォールさせたら・・・ヒット~!ワラサでした。

そこからTBジグに戻すと・・・またデカいのヒット~!
残念ながらこちらは根に潜られてしまいました。
それで、先ほどの大政ヒットルアーをロスト・・・丁寧にとっておけば良かった。

その後、ワカシ~イナダを2匹ほど追加して、沖上がりとした。
漕ぐためにも水の抵抗がスゴイため、後部ラゲッジに持ち上げてみた。
その状態で漕いだけど、後部に10キロ前後のモノが乗っているわけだ。
重心が動く度に、艇のバランスが崩れて怖い思いをしました。

着岸・・・
計測すると・・・

102cm?!?!?!

メーターヒラマサ・・・


75cmが小さく見える。

改めて・・・よく釣れたなぁ・・・今の率直な感想としては、もう釣りたくない。
それくらい恐怖体験でした。

以上!
夜勤中日の眠気の中で書いています。

まとまりない文失礼しました!



★ルアー★
TBジグ140gピンクグロー¥


★獲物1匹ゴミ1個運動★
貯金に甘えました。
2017総数:獲物255匹ゴミ256個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★
不明


★肴★

刺身!


ハラスの塩焼き!





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Posted by いわき2011 at 19:29Comments(8)KF日誌釣り魚料理好釣果(5~9匹)

2017年11月10日

シャウト!

★2017paddling-⑨②★
☆11/10(金)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:FeatherLight63,SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ



ナチュログ・・・秋の投稿キャンペーン!グランプリ発表!!
【秋のシーバスレポ2017】部門で準グランプリを頂きました!
クーポン¥1,000分・・・有効利用したいと思います。

http://news.naturum.ne.jp/e3003877.html



さて今日も!
日の出と同時に出艇!

過去2回は短時間限定との条件もありフェザーライトのみでTGベイト縛りでした。
今回はジギング2タックルを加えてバーチカルプランです。

前回のヒラメの胃から15cm大のイワシが出て来たことから、大きなベイトを捕食していればジグに反応がいいかも・・・と考え、イージーに釣れることを期待します。
ヒラメを意識してシルエットの大きなジグを使いたい。

それと、実はジグを数種類ほど新調しました。
このところロングジグ系にも興味を持ったため、Shout!の左右非対称カラー:レッドゴールドピンクゼブラ(RGPZ)を中心に選び・・・ショーテル,ランス,ステイ,ワイズを。
それから、スローナックル&MMジグで愛用しているカラー:グローピンクで他のジグは無いか探したところ、同じダイワのTBジグを見つけました。
これらを試したい。

確か前回は僕が早上がりした後にチョビー氏が青物の大群に遭遇したらしい。
今回も似た展開になれば、新調ジグを試すのには最適だ。



珍しくA山をスルーでB山に。
断崖絶壁ピンポイントのA山に対して、緩やかな斜面で期待できるエリアが広く続くB山・・・今朝のように風で艇が流される時には、B山の方が落ち着いて流せる。

まずはTGベイトを巻いたけど、何もないまま1流し目が終わる。
バイトはないけど、魚探には反応が映る。
これ、もしかしたら青物か・・・?
そう考えて、2流し目からはジギングロッドに持ち替えた。

そして怒涛のラッシュが始まった・・・!
まずはTBジグ!

このジグはフックセッティングを次第で違う使い方が出来そうとイメージして買いました。
アシストオンリーのセッティングで横に飛ばしてたら中層でヒットしました。

ここから40弱~60強のイナワラ,ヒラマサが続きました。
このところウチの食卓では魚を豊富に食べたため、今日は青物&ヒラメは自己記録級でない限りリリースすることに決めていました。

結論を言うとラッシュタイムの間はパターンなどどうでもいい状態で、ジグを交換しては入魂・・・を繰り返しました。

ショーテルとランスはフロント&リアにフックをセッティングして水平フォールを意識して使いました。
ショーテルはクレイドルフォールが良かった。
ランスは水切れ良く飛んでから、キレイな水平フォールを。
ステイとワイズはアシストフックのみで跳ね上げを意識しました。

そこから使い慣れているスライドアクターでも追加できた。
最後に、口火を切ったTBジグを今度はフロント&リアのセッティングで水平フォールさせてみました。
ここでヒラメを意識したのですが、イナワラでした。

魚探が大人しくなったタイミングではTGベイトを挟めば反応が続きました。


結果はイナワラ(ヒラマサ含む)が15匹!
アイナメが2匹!

圧巻はワラサ2匹&アイナメのトリプルヒット!


他にもダブルヒットが2,3度ありました。
TGベイトのスローリトリーブでもイナワラのダブルがあった。
このところ不調のA山でもヒラマサのダブルが。

もう絶好調で、予報通り昼まで浮ければ、更にどれだけ追加できることだろう。
が、しかし・・・昨夜の午前様帰りでアルコールと睡眠不足が祟りました。
船酔いしてしまったのです。
もう辛くて辛くて・・・諦めて9時頃に早上がりして、着岸したら嘔吐しました。

年に1度の機会に、体調を理由に早上がりとは・・・無念でした。

でも、ジグの入魂が順調に進んで清々しい1日でした。
12/2のジギング大会と、その練習と位置付けた11/18の、2回の動力船釣行の・・・その練習と考えていた今回のバーチカルな1浮き・・・有意義に過ごせました。

また次回!



★ルアー★



★獲物1匹ゴミ1個運動★

気分が良かったから拾い貯めした。
2017総数:獲物250匹ゴミ256個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★
アイナメ:甲殻類


★肴★
アイナメ2匹のみキープして、たまたま実家を訪れた弟家族に提供しました。




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Posted by いわき2011 at 23:30Comments(2)KF日誌“爆”認定(10匹~)

2017年11月09日

TG縛りは続く!

★2017paddling-⑨①★
☆11/8(水)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:FeatherLight63


この日は夜勤前の日中に用事が・・・だから浮かないと思ってた。
7時には沖上がりしないといけないから、日の出と同時に開始しても実釣1時間が目一杯だ。
実釣1時間のために早起き,準備&片付け・・・流石に気が向かない。

だけど、水曜だからチョビー氏がいる。
1人では気持ちが向かなかったけど、2人だと思うと・・・真鯛を求める気持ちは高鳴った。

日の出は6時頃・・・暗いうちに準備を完了させて空を眺めながら待機した。
東に開けた海だから、晴れていれば日の出の30分前に明るくなる。
だけど、この日は厚い雲が邪魔をした。
明るくなるのが遅れて出艇は5:45頃だったろうか。

全力パドリングで双子山ポイントにTGベイトを落としたのは6:05だったと思う。
今日もフェザーライトのみでTG縛り!
途中の水深10~15mのエリアも魚探に反応が映ったため手短にチェックしたけど、反応がないため一級ポイントに専念することとした。

A山で何もないまま、都合の良いことに艇が流れる先はB山方向だ。
風向きは違うのだけど、潮が強烈に効いているのかも。

B山のスリッドを超えたところで、手前側の斜面の方が反応が映ったように感じたため、漕ぎ戻った。
TGベイトをグローピンクから(通称)ミドグローに替えた。
そして着底と同時に重くなる。
根掛かりかと思い緩めてから徐々にテンションを掛けたら、僅かに『グン・・・』

?!?!?!

魚だと察知して、そのままテンションを張ると・・・再び『グン!』
ここでフッキング!
重い・・・先日の真鯛のような重さだけど、叩かないし走らない。
ヒラメか??

・・・ヒラメでした。

真鯛欲しさにTGベイトを多用する釣行が続いているけど、実はフラットダービーの記録更新に対しても焦ってるところでした。
このヒラメは更新サイズではなかったけど、良型ヒラメが釣れる時は数日続くようなイメージがあるから、次回はシルエットの大きなジグで座布団を求めてみよう思います。

血抜きしている間にB山を離れてしまったため、再びA山の手前まで漕ぎ戻った。
そして有望スポットにTGベイトをフォール中・・・ヒット~!!

ドラグを出すけど、青物ほど走らない。
そして首を振る感触がある。

これは真鯛か?!

だけど先日のように自信を持って真鯛だと言えるまでの確信は得られない。
U『叩く感じする!真鯛かも!でも・・・真鯛にしてはドラグ出す・・・わからない!』
チ『下に持っていく感じ?ヒラマサじゃん?』

いずれにしても良型の魚には違いない。
バラさないよう慎重に対処したいけど、こうもドラグを出されると根ズレが怖い。
艇が流されている方向にチョビー氏がいるから、水深を聞いてみる。

U『そこ何m?!』
チ『20mくらい!』
U『ここと変わらないか。まだ平坦が続くなら、余裕を持ってドラグ緩めで大事にいこう。』


チョビー氏の側が浅い根になっていれば、ドラグ締めて強引にいくつもりだった。

U『そろそろバテタみたい。このくらいでバテタなら、まだ真鯛の可能性も・・・あ~またドラグ出される!・・・このスタミナは本当にヒラマサかも。』

浮いて来たのは・・・ヒラマサでした!

ヒラマサとしては自己ベストタイの73cmでした。
(ワラサは75cm)

それにしてもヒラマサだと気付くのが遅れたファイトだった。
普段の水深10mほどより深かったために、横に走る分が少なかっただろう。
首振りを感じたのは、このところ青物はワカシ~イナダサイズしか釣ってなかったから、余計に首振りを明確に感じたのだと思う。
※慣れていれば青物は首振りの大きさでサイズがわかる。

その後は再度1流しだけしたら、リミットの7:00に。
15分ほど流して5分ほど漕ぎ戻って20分・・・それを3セットほどで実釣45分だった。
それでも結果が出たのが嬉しい。

TGベイトは真鯛&ロックフィッシュには効くけど、ヒラメ&青物は他のジグの方が・・・と思っていたところの釣果だったため、TGベイトの評価が更に高いものとなった。
(それでも残り3週間はヒラメ狙いのジグでやりたい!)

沖でヒラマサのハラワタを処理して7:05チョビー氏に別れを告げた。

全力パドリング・・・暗いうちに出払った漁船が戻って来たら邪魔をしてしまうから、後方ばかり気にしていたら、堤防の上のルアーマンに気付くのが遅れた。
いつもはオカッパリアングラーがいるとキャスト範囲内を避けるよう(完全には避け切れていないかもしれないけど)迂回するのだけど、もう目の前まで来てしまった。

堤防を見上げ大声で
『目の前、申し訳ないです!』

しかし・・・
『そう言うなら、もっと遠く通ればいいんじゃないの?マナーなってないと思うよ。』

・・・怒られてしまった。

そもそも立ち入り禁止の堤防だから、正直なところムッとした。
だけど、目の前を通ることがマナーとしてどうか考えたら、確かに自分の方に非がある。
素直に謝った。

普段は迂回するけど、たまたま目の前を通ってしまった。
そして、顔見知りも多い出艇地であるにも関わらず、たまたま知らないアングラーだった。
たまたまが重なって怒りを買ってしまった。

後から思い返してみても、恥ずかしい行為だった。
出来れば無かったことにしたい。
だから書きたくないとも思った。

でも、良い面だけを書いていても、ただの釣果自慢にしかならない。
他のKFアングラーが読んでくれて、同じ失敗を犯す人が僅かでも減ることを考えて、書いてみました。

怒られた時には、相手の言い方もあった(そもそも波が煩くて大声になるから、相手の気持ち以上に怒気を伴って聞こえてしまったのかも。)し正直言うと直後は自分も心の中ではカッとなっていた。
だけど、自分の非は認めるべきだし、冷静になって振り返れば、今となってはもっと丁寧に謝罪すれば良かったとも思う。

いつの間にか他人に迷惑を掛ける場合もあるだろうし、今回も注意を受けなければ深く反省することも無かったと思う。
良い機会だと捉えて、今後も気を付けたいと思う。








★ルアー★
TGベイト60gミドグローオンリー!


★獲物1匹ゴミ1個運動★
時間もなく・・・貯金分に甘えて拾わなかった!
2017総数:獲物233匹ゴミ234個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★
ヒラメ:15cm大のイワシ2,3匹


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2017年11月06日

TGベイト様

★2017paddling-⑨0★
☆11/5(日)
☆EP.O
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:FeatherLight63



2017年90漕ぎ目!
ここまで来たのか・・・節目だ。
目出度い!

と、いうわけで今日も真鯛は釣れるのか?!

弟夫婦&姪っ子たちが夕飯を食べに来るそうで・・・確か弟は真鯛の刺身が好物だったと思う。
前振りは揃った。

と、いうわけで今日も真鯛は釣れるのか?!
(しつこい)

予報は風が7時の2m台から8時には5m台となる。
オフショア方向の風のため波っ気が押さえられることだけは嬉しいけど、沖上がりのタイミングを間違えると向かい風での鈍行パドリングを強いられることになる。

早朝1~2時間の短時間勝負になるとみて寝坊は許されない。
いつもより30分ほど余裕を持って現地入りした。
既に準備を開始していたのは・・・お久しぶりのF氏!

そう、この日は僕としては貴重な日曜日の出艇となった。
久し振りにスライダーズが4名も揃った。

An氏送別KF以来の人数だろうか?
その後2名が加入したため、いつかは7名フルメンバーで浮いてみたい。



お互い『早いですね!』と言い合っていたが、間髪入れず全員集合となった。
各々が手際良く準備を進めて、波打ち際に4艇を並べたまま明るくなるまで立ち話となった。

チ『やべ!ストリンガー車の中だ!』
U『いやだから、それ取りに戻らない方がいいって。忘れ物あるくらいの方が釣れるんだよ。準備万端だと殺気が魚に伝わって釣れないからね。笑』
チ『いやいやストリンガー持つし!いや持たない方が釣れるか・・・もし釣れたらU氏のストリンガーに繋がせてね。お前が持つなって言ったんだからな。』
U『それは面倒だから・・・やっぱストリンガーは持った方がいいよ!うん、そうしよう!』


それぞれが違うアプローチながら、それでも真鯛は意識しているようだった。
F氏は普段通りのジギング&インチクのデッドスローリトリーブを試すようだ。
チョビー氏は前回ランディングで真鯛に逃走されたスロースクイッド!
どむオ氏は“タイラバ”オンリー!

そして僕は・・・絶好調“TGベイト”オンリー!
過去3浮きで4匹の真鯛を射止めている実績は中毒性を発揮している。
TGベイト別注カラー3色にグローピンクを加えた4色のローテーションで挑む。
タックルはフェザーライトのみ。
フェザーライトで使用する用に揃えてあるライトジグ(~80g)ケースのみを艇に積んだ。
どうしてもTGに飽きてしまったらMMジグとかコノハとかを使うかもしれない。

が、このTGオンリー宣言に対するチョビー氏の『カッコイイな!』の一言で、僕のハートには火が付いた。
そうだ、この海で真鯛が連日釣れたことなど、これまでになかった。
本当に東北の乗っ込みは秋なのか、それとも海水温が適温に落ち着いて活性が調子づいただけなのか、もしくは越冬前の荒食いなのか・・・
理由はともかくタイミング的に“真鯛が釣れる時”であることは間違いない。
この貴重な機会に、他の魚種を忘れて真鯛を最優先に狙う・・・その価値はあると思う。



辺りが明るくなり4人で出艇・・・
途中の浅いエリアで魚探に反応が映り僕とチョビー氏はフォール中に感触を感じるが、フッキングしない。
ワカシでもなくアジの可能性もある。

早々と見切って水深15mほどのエリアに。
風に流されながらひたすらに巻き続けた。

釣り方のバリエーションが豊富に選べる準備をしてしまうと、そもそも『次はどのルアーにチェンジしようか・・・』との部分から考えてしまうけど、今回は“TGベイト”に限られている。
そのため思考の容量に余裕が生まれて、カラーローテーションとリトリーブスピードの変化を丁寧に試すことが出来た。

スターターは『真鯛に敬意を示すために』DCグリーンGグリーンベリー(ミドミドとする。)を使用したけど、日の出直後に雲がかかっていたことから、手持ち4色の中では対極のグローピンクに替えてみたり、そこから3DグリーンGグローベリー(ミドグロー)を経由してMGグリーンGオレンジベリー(オレンジ)にローテする前に・・・
『いやいやオレンジは真鯛を諦めて根魚に意識がシフトした感が出てしまう。』
とか考えて再度ミドミド,グローピンク,ミドグローの3色ローテを繰り返したけど、何も反応がない。

序盤ではチョビー氏がイナダとヒラメを釣ったけど、他3名はダメダメだ。

それで遂に僕はオレンジにローテした。
アイナメでも何でも釣れてくれ・・・



どむオ氏がクロソイを釣った直後・・・ようやく何かがヒットした!
ググググッ・・・と徐々に食い込んだアタリで根魚をイメージしたけど、重いだけで首振りの感触がない・・・イナダ(40cm)のダブルでした!



そこから、再び沈黙の時間が・・・魚探に映る海底の雰囲気(地形,底質とか)や日照具合を見て考えながら、カラーローテーションは続いた。
巻き巻きもデッドスローから高速リトリーブまで・・・時にはスローピッチとかジャカジャカ巻きでアクションを加えてみたり。

デッドスローとジャカジャカ巻きの時には、海底から追って来るような反応が映る時がある。
根魚やワカシが反応して追っているのだろうか。



それにしても、そろそろ風が吹く頃ではないだろうか。

残された時間は僅か・・・このままイナダ2匹で終わるのだろうか。

離れて浮いていたF氏&チョビー氏を遠目に見ると並んで岸方向に向かっているように見える。
やはりメンバーそれぞれ同じ考えだ。
風が吹く前に岸に寄っておこう。

と、ここでチョビー氏から着信が。
F氏はイナダ③とメバルらしい。
全員がボウズ逃れは出来たことにホッとした。

これで、残りは撤退可能な距離感で悪あがきをしよう。
この時期はシャローにアイナメがいるだろう。

水深が浅いためリール5~10回転したら着底を繰り返した。
浅いなりにも有望な地形変化の地点を見つけたため、風に流されながらも頻繁に漕ぎ戻ることを繰り返して、同じエリアをキープする。
そしたらチョビー氏が漕ぎ寄って来た。
遠くのF氏も風で僕の方向に流されて来そうだ。

チョビー氏の近くで巻き巻きしていたら・・・
コツッ・・・当った~!
再度着底・・・巻き巻き・・・グググッ・・・ヒット~!!!

良型アイナメをイメージしていたため、感触的に『小さい!』と叫んでしまったけど・・・
尺メバルでした!


その後はF氏も合流して会話しながら浮き続ける。
相変わらず風が強まらない。
ある程度は吹いているけど、撤退を判断するほど強まらない。
今回は『風が吹くまで』と考えていたため終わりの時刻を明確にイメージしてなかった。
(夜勤前っていつも何時に片付けてたっけ・・・)
時間の計算が面倒だから、終わるタイミングは所用があるチョビー氏に委ねた。

チョビー氏は本当は終わってなきゃいけない時刻のはずだけど、お伺いを立てたら
『あと10分!』と返答が。
F氏も同じタイミングで上がることに。

3人で艇がぶつかりそうな距離感で会話しながら悪あがき・・・
U『最後に俺が釣るわ。』
チ『いや、俺が釣るし!』
U『あ、いま2人とも殺気出ちゃったから釣れないわ。』
チ『じゃFさんが釣れるかもですね。笑』

・・・

U『あ~!当ったけど乗らない~!』

チ『残り2分!』

・・・

チ『はい終わり!帰ろう!』

・・・

(フェザーライト曲がる。)
U『よっしゃ~!』
F『(アワセちゃいけないTGただ巻きなのに)アワセたね!』
U『しっかり入ったのわかったのでガシッとアワセてやりました!』




最後の最後の、嬉しい悪あがき成功でした。



久し振りの団体出艇は、やっぱり楽しかったな~!
(当初予定の真鯛が見当たらなかったことなど、誰しも忘れていた。)
また次回!

メバル30cm,アイナメ39cmでした。





★ルアー★



★獲物1匹ゴミ1個運動★

2017総数:獲物231匹ゴミ234個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★
アイナメが、極小の・・・プランクトン級のイカを吐いた。


★肴★





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Posted by いわき2011 at 12:56Comments(0)KF日誌釣り魚料理

2017年11月02日

ダブルスコア?

★2017paddling-⑧⑨★
☆11/2(木)
☆EP.O
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:Glissando66,FeatherLight63,SJC-63/180-KR_SJ


“ただ巻きでマダイが釣れる”と評判の“TGベイト60gミドキン”

その別注カラー③色をローテーションして、今日はマダイに挑もう。

※別注カラーに関しては過去ログを




4:00にアラームを止めて予報をチェックすると、夜中の風が6,7時くらいまで残りそう。
15分ほどグズッてから着替えて玄関を出た。

寒・・・くない?
昨夜のアルコールが残っているのだろうか?
それだとマズイけど・・・いや、そんな夜更かししてないよな。

まだ暗い6号バイパスを南下する。
車のサーモメーターは12℃を示していた。
単純に前日より暖かかったのだ。

前日は6℃だったから倍だ。
釣果も同じように倍の10匹・・・釣れないかな~
本当に10匹釣れたら今日のブログタイトルは“ダブルスコア”とでもしておこう。
(タイトル考えるの意外と面倒です。)



現地に着くと風が弱い。
本当は余裕を持って準備して、風待ちして出ようと思ってたけど、これは準備でき次第出れるかも。

結局6:00日の出の頃に出艇できました。


“日の出を撮ると釣れないジンクス”とか言ってた頃もあったなぁ・・・F氏が言い出したんだっけか?
本当に釣れなかったら・・・いや、気になるけど気にしない。
ダブルスコア釣るんだ。

前日の別れ際にチョビー氏が
『葉っぱかけておくから!明日マジ頑張ってね!座布団ヒラメ期待してるよ!』
と言ってたことが頭の裏側すなわち脳裏にこびり付いて剥がれないため、泳がせ釣りもしたいと考えて豆アジポイントに寄ってみた。
釣れない。
イワシポイントも魚探に何も映らない。

潔くTGゲーム(何そのネーミング・・・笑)を開始しよう。
ソイ爆ポイント方面に漕いで、TGベイト巻き巻き・・・
先発は“3Dグリーングローベリー”カラーを選択した。
まだ光量が少ないから。

着底から巻き巻き・・・コツコツ・・・グググッ!

・・・コツコツ・・・グググッ!!

・・・コツコツ・・・グググッ!!!

・・・コツコツ・・・グググッ!!!!


イナダ④連~!
写真は1匹目のモノです。
釣れたイナダのサイズもヒットジグもフッキングの仕方も同一の4匹・・・2匹目以降は写真を撮る意義を感じられませんでした。
(イナダに失礼!)

それにしてもスローな巻き巻きで啄むようなバイト・・・青物らしからぬ釣れ方です。

そこからバイトが遠のき・・・
先日マダイ釣果があったエリアに移動しました。

そろそろ太陽も高くなったためグローカラーを見切っても良いことと、マダイの気配を感じないためアイナメに照準を修正する意味でも、そろそろ“MGグリーンGオレンジベリー”カラーにローテしようか・・・

迷いながらもグローそのまま巻き巻き続けてたら・・・
コツコツ・・・コツーン!!

マダイ~!!
チャリコだけど・・・今日も釣れました!

その後オレンジに替えたけど反応がない時間帯が続いてしまった。

どうしよう・・・
アイナメに意識を向けて考える。
そろそろアイナメは乗っ込み?
産卵床を確保して意外に浅い根の上に陣取ってる?

水深5mの根の上・・・
アイナメいた~!!

・・・が、小さかったため写真も撮らずリリース!



更に時間が経過して、集中力も切れて来た。
出艇直後にアジの確保に失敗したジグサビキ・・・このまま使わないのも勿体ないな。

巻き巻きに飽きて来たこともあり、ジグサビキ&MMジグ60gでシャクってみる。
更に工夫を加えて・・・底を1mほど切ったらリールを巻かず、同じレンジを繰り返しシャクってみる。
産卵前後のアイナメは特にだろうけど、その他の根魚も上から落ちて来るエサを奪い合うために縄張り意識は高いらしい。
そこに繰り返し執拗に落下急接近(フォール)→急上昇(シャクリ)→再接近・・・を繰り返すジグは、縄張りに侵入してくる敵とみなして攻撃(口撃?)してくるがためにフッキングしてしまう・・・とのメソッド?がある・・・らしい。

そうして続けていたら・・・
ホントに来た~!!

それも婚姻色のオス!
縄張り侵入メソッド成功!!

気を良くして続けたら・・・
何か動きのおかしな魚がヒット~!!
途中で軽くなったり変な感じ・・・まさか・・・

イナダの④匹ヒットでした~!!!!
ジグサビキ2本と、ジグにダブルヒット・・・

姿が見えた時に既にサビキ1本は切れていて(途中で軽くなった時かな?)続いて2本目のサビキが切れた。
最終的にジグの片方はフックオフして、キャッチは1匹・・・なんじゃこりゃ!(笑)



再びTGオレンジに戻して巻き巻きに専念すると・・・
まさか、まさかの・・・!

2匹目のチャリコ!
流石に小さいからリリースしました。

ここまで9匹・・・
節目の10匹目を釣ったら終わりにしようか!

ほどなく・・・

イナダはリリースを続けてたけど、この1匹だけジグ丸呑み出血多量だったため、キープしました。
小さいイナダでも、冬を前にして脂が乗って来てるだろうから、食べても良さそう。

これにて、ダブルスコア達成でした!!





★ルアー★



★獲物1匹ゴミ1個運動★

2017総数:獲物227匹ゴミ227個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★



★肴★
真鯛定食!











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2017年11月01日

マダイ様

★2017paddling-⑧⑧★
☆11/1(水)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:Glissando66,FeatherLight63,SJC-78/150-KR_LFJ


今日はチョビー氏と!
僕的には今日は確実に浮きたかったため、予報が微妙な地元を避けて三番瀬に遠征しようか・・・とか直前まで悩みました。
が、久々EP.Nからの出艇が出来ました。

まだ暗い出艇地でチョビー氏と待ち合わせ。

会話しながらも出艇直前までタックルの選択に悩む・・・
グリッサンド,フェザーライト,ジギングタックル(ロングフォールジャークモデル&スロージャークモデル)の計4本の中から2,3本を選んで持ち込むのが常です。
前回TGベイトでのマダイ(チャリコだけど)釣果から、自分の中でのTGベイトただ巻きに対する評価が確固たるものとなりました。
そのためTGベイト用にフェザーライトは欠かせない。
他3本のうちどれを省こうか悩みました・・・

秋のEP.Nと言えば昨秋のバーチカルジギング爆が忘れられない・・・


2016/10/26



ジギングタックル2本を持ってバーチカルなジギングに専念したい気持ちが湧きます。
ジグをローテーションさせて使うのも楽しい。

だけど、グリッサンドも捨てがたい・・・
ナブラ撃ちもしたいのと、ジグをキャストして広く探ることもしてみたい。
フェザーライト,グリッサンド,ロングフォールジャークの3本とした。
この時期はナブラが見られなくとも青物が中層に散らばっていることもある印象だから。
※このイメージを出艇前から持っていたのに、結果的にジグをキャストしてハメたのはチョビー氏だった!(ヤラレタ・・・)



で、双子山ポイントに向かう途中いくらか魚探に反応がある。トローリングしていると・・・

ワカシでした。
幸先良くワカシが釣れるパターン・・・最近のEP.Oに似ている。

ワカシをリリースして、先に漕ぎ進んでいるチョビー氏の背中を追う。
相変わらず反応が映る。

双子山ポイントに到着すると、チョビー氏はB山付近で縦の釣りをしているように見える。
僕はA山の斜面ピンポイントにジグを落とすけど・・・
そもそも途中で映っていたはずの反応が、この一級ポイントで何故か映らない。

100~150gの数種類のジグを1ピッチとか1/2ピッチで試したけど、釣れる気配がないから早々にフェザーライトに持ち替えた。
TGベイト・・・先発は実績十分のグローピンク!
このポイントではソイを数匹釣ったことがある。

・・・今日はソイは不在のようだ(汗)

どうしても沖に来る途中のエリアのベイト反応が気になる。
シャローに戻ろうか・・・

迷っていたらいつの間にかチョビー氏の近くにいた。
情報交換を・・・

U『どう?』
チ『4バラシ!マダイをバラシタ・・・』
U『マジか?!何で?』
チ『スロースクイッドのスローなタダ巻き。中層でヒットする。』
U『それ他の3匹もマダイだったかも?!』


・・・

U『よし!TGベイトをミドキンにチェンジする!マダイに敬意を示そう。』
チ『何の経緯だよ笑』
U『だって他の根魚はグローの方が釣れてるから、ミドキン使う理由はマダイしかないから。マダイ様に夢中です・・・という意味の敬意!』


着底・・・巻き巻き・・・
水深20mほどのボトムからリール10巻きくらいで・・・

U『当った!』

再フォール!

着底・・・巻き巻き・・・
グン!!!

U『来た~!!・・・この重量感はマダイか?!でも叩かないな・・・ヒラメ?座布団?でもマダイな気がするけど・・・まだわからない。』
チ『俺もそんな感じだったよ!それマダイでしょ!』
U『・・・お?叩く叩く!これマダイだ!(過去に釣ったマダイの感触と照らし合わせて・・・)これイイ型かも!』


浮いて来たのは・・・

マダイ~!!
前回のTGベイト初マダイ(グローピンク)に続いて、噂のミドキンでも初マダイ達成~!!
嬉しすぎる!!

そして、これを境にマダイらしいバイトが消えたのでした・・・チョビー氏が取り逃がしたマダイを頂いてしまいました。
その後はTGを続けて・・・

ワカシ!

アイナメ!

TGに反応が無くなったためA山に戻りナマラジグSTで

またワカシ!



再びB山付近のチョビー氏の元へ戻り会話しながら浮いていたら、チョビー氏がイナダを釣った。
そこそこサイズの青物もいるのか?
先ほどから一瞬のナブラを数回見てるけど、ワカシではないボイル音ではあった。

ここでスライドアクターを投下!
1ピッチで上げて来るとドン!
フッキング!そこそこの重量感!
と、喜んだのも束の間・・・フッ・・・

ラインがスパッと切れていました。
まさかの歯物??タチウオ?サワラ?
わからないけど、ラインブレイクするようなテンションはかけてなかったから、何かしらラインに触ったのだろう。



それから、予報だとそろそろ風が出る時間だけど・・・結果して僕らの体力が尽きるまで風は吹かずにもってくれた。

そして終わり際・・・
無風状態に閃いた僕は、最後に三度A山に向かった。

これまで100~150gのジグでワカシ1匹しか釣れていないA山・・・
この無風の時間帯なら、軽いジグでもボトムまで到達できるのでは?

フェザーライトにMMジグ60gを逆付けして水平フォールさせてみた。
(TGベイトにマダイが釣れたこと&チョビー氏がジグで青物を連発していることから、今日はベイトとなる小魚がいるととなる考えてフラッシング重視の“PHベイトナブラ”カラーをチョイス!普段はグローピンク多用だけど。)
水深23mに着底・・・ドスン!!!

重い・・・
僅かに底から剥がすことは出来たが、いくらかドラグを出してから、動かない。
青物ではない。
この重量感は・・・座布団だ!

しかしカヤックはA山の頂上(水深12m)方向に流れている。
このままでは根ズレする・・・!
早めに10mほど浮かさないと・・・!

ドラグを締め込みポンピングしたけど、徐々にしか浮いて来ない。
そして魚探の示す水深が急に浅くなる・・・

ダメか・・・

ゴリ・・・ゴゴッ・・・スパ・・・

痛恨のラインブレイク・・・

座布団と言えどもフラットな地形のエリアでヒットしたならば、落ち着いて対処すればまず獲れない魚ではない。
よりによってA山で掛けてしまうとは・・・

過ぎたことを言っても仕方ない。
また明日、頑張ります。



着岸後に計測したら

全長61cm,尾又長55cmでした。



★ルアー★



★獲物1匹ゴミ1個運動★

前回の不足分も!
2017総数:獲物217匹ゴミ217個


★ベイト(獲物の胃の内容物)★
カタクチとか、イシモチみたいな幼魚とか


★肴★

今日は・・・しゃぶしゃぶ!!
明日は鯛めし&刺身かな。




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Posted by いわき2011 at 18:06Comments(0)KF日誌好釣果(5~9匹)