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Posted by naturum at

2015年03月28日

鮫川出艇&諸々インプレ



こんばんは!

今日は朝から畑の手伝いをしまして、昼から自由の身に。
実は数日前から、海快晴で“あること”に気付いていました。

風向が、南西の予報です。
南西の風が吹くと、最寄りのポイント“N”北側が、ベタ凪となるわけです。
北西には弱い出艇地のため冬の間は足が遠のいていましたが、久しぶりにチャンス!
そう考え、迷わずポイント“N”へ~!

堤防の上から海を見渡すと、予想通りのベタ凪・・・干潮のため底の根が美しい・・・
ベタ凪でないと近寄れない浅い磯場も、今日であれば乗り込める。
これが夏であれば、ヒラマサ様を捜索に出掛けるところ・・・
が、この時期はベタ凪の北側ではなく真東の水深10m~の根回りを探らない限り、魚には会えない気がする。
でも真東にはウサギが跳んでいる・・・

それでも運動不足を解消するためにも漕ぎたいと思い、場所を変更し鮫川に向かいました。
鮫川河川敷にカヤック車載して行けば、何か出会いもあるかもしれない。
・・・いた!!
フォールディングカヤック?ゴムボート?
漕ぎ終わった後だったようで、3艇ほど出艇場所に出したまま、テーブルを出してくつろいでいらっしゃいました。

年代的にカヤックフッカツ様と同世代のようにも見えたため、元ICCメンバーの可能性もあると思い、ご挨拶を。
どうやら関東圏の方々だったようですが。
出艇時に手を貸して下さいました、ありがとうございました。



鮫川では、前回の出艇時に魚探を使用したF氏が、水深5mの場所があったと話していました。
三番瀬の干潟のような水深が主であるこの出艇場所で、5mの場所があれば、それは要チェックな地形変化だと考え、今回は魚探を使用しました。
時期的に釣れる可能性は低いかもしれないけど、シーズン前にポイントを把握しておけば役に立つとも考えたためです。
F氏が深いと言っていた付近を漕ぐと、それまで2m以浅だった水深が3,4,5・・・?!
干潮が重なり前回より減水していたにも関わらず、最深で6.2mまで確認出来ました。
水流の関係なのか、その一帯だけエグれているようです。

風でカヤックが流されるため、3~6mのエリアで10投ほどキャストすると、また漕ぎ戻る繰り返し・・・
一流し毎にルアーを交換しながら1時間ほど続けました。
結果は・・・なかなか良いキャスティング練習でした。。。


だけれども、干潮時には中洲のように川底が水面から出る箇所もあり、三番瀬の雰囲気を思い出すようでした。
これは、夏場に海への出艇が不可な場合には、昨シーズン不漁だったカヤックリバーシーバス・・・また挑戦する価値はあると感じました。
昨シーズンは数える程度の回数しか試していないこともありますが、1バイト&チェイスは確認しました。
三番瀬で得た干潟のイメージで再チャレンジすれば、もしかすると楽しいKF発掘かもしれません。




話しは変わり・・・出艇前に某釣具店を訪れました。
地元に新しく進出して来てオープンセール中の、某チェーン店です。
水戸店には何度か訪れて、通販で品薄なルアーを見つけたり、中古コーナーに掘り出し物が有ったりと、それなりに好印象なチェーン店のため楽しみにしていましたが・・・
ルアーに関しては、同じ種類の物を数多く並べすぎていて、バリエーションに乏しい感がありました。
その他の用品は、店の規模が広めなこともあり、一通り揃いそうでしたが。
ただ、1つだけ収穫があったのは、通販で品薄で1個しかストックが無かったShaut!のシヴァが大量に置いてあったこと。
もしかすると生産が追い付いて来ただけかもしれないですが・・・
これは陸っぱりからのキャスティング用的なコンセプトのジグだったと思いますが、地元のKFにも使い勝手が良さそうだと感じ、気に入っています。
今シーズンはジグでの釣果を伸ばすことも、個人的なテーマの1つです。




一緒に写真に写っているのは、帰宅後に宅配で届いていたルアーたち。
ダイワのヒラメハンター、ヒラメスナイパー、ジプシー、Sラッシュ。
磯シーバス等で使い勝手が良さそうと思い、元々ルアーケースに入ってるけど、ストック用に買い足しました。
三番瀬でヒラメハンターでの釣果が有ってから良いイメージを持てていることと、これらのルアーの使い方のイメージが固まって来たから。

ミノー系ばかりで釣っていたデビューシーズンから、昨シーズンはペンシル(トップ系&シンペン含む)で釣ることが増え、他にスピンテールで底を釣るとか・・・いくらかは幅が広がったと感じました。
今シーズンは上にも書いた通りジグと、それからバイブレーションやシンペンで下の層を釣ること、青物に拘り過ぎずシーバス・根魚も釣ること・・・その辺りがテーマです。
シンペンに関しては、昨シーズンは鳥山の中を表層早巻きで使う場合が主な出番でしたが、三番瀬での時のように、下の層を泳がせての釣り方も、とても楽しいと気付きました。
遠征の大きな収穫です。


次の写真は、薄めのウェットスーツです。

昨秋に購入済みでしたが、今日の鮫川で初使用してみました。
ドライスーツでは汗をかきそう・・・と思い始めたこの季節、とても使い心地が良かった。
セパレートタイプで、今回は上のみ使用しました。
※下は変わらずドライ&ブーツとしました。
ウェットの上から半袖のTシャツと、PFDだけです。
日が照っていたこともありますが、日中であれば十分に使えました。
真夏まではウェットで通せそうです。
確か上下それぞれ3,4千だったような・・・記事が薄いこともありますが、サーフィン用のウェットなんかと比べても激安です。
次の冬には、ドライスーツのインナーとして着る方法も試してみようかと思います。


またまた次の写真は・・・野球用のスライディングパンツです。

これはどう使っているかと言うと・・・
ドライスーツの中に履いています。
スライディングパンツは僅かにクッションが入っていますが、この絶妙なクッションだけでも、足腰の疲れを緩和してくれているようです。
以前は浮いているうちに必ず右太もも裏に違和感を感じていましたが、スライディングパンツを使ってからは、その悩みが解消されました。
F氏はスノーボード用のインナープロテクターを使おうかと話していましたが、確かにそれも有効かもしれません。
どちらかでもお持ちの方は、お試し下さい。




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2015年03月23日

三番瀬レポート(補足)&いわきKF開幕準備



こんにちは。
土曜の三番瀬遠征から日曜に帰宅し、体調不良で12時間も寝続けてしまいました。
週末の休日出勤の代休を、今日で申請しておいて助かった…
実は船橋からの帰路途中から頭痛が激しく、夕方に動画編集・ブログ投稿している頃には完全グロッキーでした。

そのため昨日の投稿内容には不満も残ってしまい、補足投稿を思い立ちました。
書きたいことを羅列する形で話題も飛びますが、ご容赦下さい。

まず昨日の記事に添付した静止画3枚は全て1匹目の物ですが、改めて確認して気付いたことがあります。
魚探が表示している水深です。
フックをプライヤーで外す途中の画像では3.4m…フックを外し終わりシーバスを持ち上げた画像では5.4m…
手際が悪く時間が立っていたことや、風で艇が流されるのが速かったことは確かだけど、間違いなく地形の変化がありました。
リリース後に目にした水深が、前記事に書いた通りの3m台でした。
実際にはここで地形の変化に気付くことで、ルアーチェンジを思い立ったわけですが。
結果的に深さで2匹を続けることが出来たことから、地形の変化は有効だと再確認させられました。

釣れなかった時の反省と同じように、釣れた時の考察も、次に生きると思うから、こうして振り返ることは好きです。
そうしてレベルアップに繋がれば嬉しい。
考察が生きて次回で結果が出れば“釣れた”ではなく“釣った”と、堂々と言えると思う。

カヤックフィッシングにおいて、全盛と言える年齢は何歳頃だろう?
漕ぐ体力を考えれば、他の釣りよりは早いタイミングとなりそう。
とは言っても、他のスポーツに比べれば体力的なパフォーマンスよりも技術・知識・経験が物を言うのが釣りだから、自分はまだまだ発展途上と言える。
これが野球やサッカーであれば、残された時間も少ないのだろうけど。
自分は学年で言えばダルビッシュ有や本田圭佑…まさに中心となって活躍する年頃だけど…カヤックフィッシングなら、釣りなら、まだまだ成長し、永く楽しむことが出来る。
一生モノと思える趣味と出会えて、本当に良かったと、このところつくづく実感しています。

話が飛びましたが…だから、常に先を見据えて成長するために、考える。
“トライ&エラー”を実戦で贅沢に繰り返す。
これが、とても楽しい。
釣りに限らず仕事でも好きなことでも、目標に向かって真剣に考え、取り組み、一歩ずつ進むことは、素晴らしい結果を生むだろうけど、実は途中の過程が最も大切な、醍醐味のような気がする。




この画像は1年弱ほど前のもの。
この愛犬“岳(ガク)”が家に住み始めたのが3月末だから、少なくとも4月以降かと思う。
2013夏のKFデビューからイナダを追いかけ、その冬はカヤックを放置した。
2014春の暖かい陽気に刺激され、久しぶりに愛艇を手入れしたのが、この写真だと思う。

この頃から比べても、カヤックフィッシングに取り組む姿勢が大きく変わった。
海水温を知ること…この観点から、2015春のKFに妄想を膨らませることが、日課となってしまっている。
KFデビュー以来で唯一の未経験が、4月です。
いわきの海の魚が目を覚ますタイミング…これを、福島県HPで公表している小名浜の実測海水温をチェックしながら、見極めています。
まず、先月か先々月にカヤックからのアイナメが好調だったタイミングでは11℃でした。
そこから最終的に6℃台まで下がり、釣れないKFに嫌気がさして、三番瀬まで魚信を求めて遠征したわけです。
※エサ釣りでのアイナメ・カレイ等は釣れ続いていたようだし、陸っぱりでのソフトワームでも釣れていたようだから、釣り方を選べば可能だったけど、恐らくゆっくりじっくり丁寧な釣りが望ましい、低活性な状態だったと思う。
流され続けるカヤックから、動かし続けるルアーでの釣りに拘る限りは、10℃未満は厳しいだけのことと思う。

その海水温が、先週頃から急回復し始めて9℃台に達した。
10℃台であれば、ソフトルアーでのアイナメは十分に期待できる。
聞く話だと、本当に楽しいアイナメの時期は、春以降との印象がある。
“釣季”との意味ではアイナメは秋〜冬と言うのが定番だけど、これは産卵で沖から接岸する個体も含めて魚影が濃くなり釣りやすいためだと思う。
産卵を終え、虫エサ等で回復しながら、冬を超える間に脂を蓄える。
春になり小魚を襲う元気が戻る頃には、体力的にも絶好調となり、ファイトでのパワーも秋〜冬に比べて見違える程だと聞きます。
脂が乗って、卵・白子に栄養を取られないため、食味も最高…むしろ“食旬”は、これからだと思う。
醤油に脂が浮くような刺身が食べたい。
“春告魚”とも呼ばれるメバルやウミタナゴが出産し、その稚魚を襲うパターンにハマれば、激しい釣りが出来そう。

そして、もう一つが磯シーバス!
いわきのシーバスは真冬のオフシーズンを経て、磯から開幕し、夏にテトラ・サーフと広がり、秋には河口でも。
…確証はないけど、経験者・漁師さん他諸々の方の話から、このようなイメージを持つようになりました。
そのシーバスが、もうそろそろ可能性あるのではないかと。
去年はGW明けに約半年振りに海で漕いだが、既にシーバスのヒットを得られた。
海水温の過去データを見ると、14℃台でのタイミングだった。
データは小名浜でのものだが、この時の出艇地は更に北の港だったため、14℃未満だったかもしれない。
ちなみに去年は、4月末にも14℃超えを記録している。
今になって去年のデータに似た推移を示している今年も、同じ勾配で上昇し続ければ、4月中に磯シーバスは開幕が期待できる。
※去年は4月の出艇がなかったことから実証出来ていないだけで、何も14℃が境界線だとも限らない。
13℃台とか12℃台でも、釣れるのかもしれない。

その、開幕のタイミングを逃さないためにも、4月からは磯への出艇を繰り返したい。
釣れ出した水温を記録として残せば、来年以降に役に立つ。
シーバスが釣れ出す前でも、アイナメは釣れるだろうから、出艇に気が乗らないことはない。

…シーバス開幕に関して去年の釣果と海水温データを見比べていて、驚きの事実に気付きました。
去年は実は、5月中に陸っぱりでワラサ&シーバス入り乱れでの鳥山爆釣劇に遭遇したが、このタイミングでの海水温も、14℃台だった…
海水温だけで考えるとだけど、青物も4月中の開幕…期待して心の準備をする価値を感じる。

こうして…KFにオフシーズンはない。
来年も2,3月は三番瀬にお邪魔するとして…それまでまた10ヶ月は、いわきKF元気に満喫します!


番外編として…
カヤックを漕ぐ時に、夏はハットタイプを被っているが、冬の間はタオルを巻いて代用していた。
日差しが眩しくないのにハットは邪魔だし、タオルは水飛沫を吸水してくれるから、頭が濡れて冷えることがない。
それで気に入っていたけど…春になり日差しが強まると、額に日焼けの境界線が残るようになってしまいました。
これからはハットかな…

それからランディング時のライン巻き過ぎに関して…
前記事に添付した動画では、撮影のためにリーダー直前まで巻き取り、水面で暴れさせました。
これは実は、ランディングとしては悪い見本ですよね?
巻き取り過ぎはランディングし辛いし、水面で暴れさせることはフックオフの原因になります。
ヘタクソだとバカにされたくないから、FBには上記のような言い訳も添えて投稿しました。

このブログの読者様は大半が釣りの経験者と思われるから、敢えて詳しく、補足させて頂きます。
上から目線で教えるようなスタンスではなく、僕も失敗した経験があるため、同じ後悔をする釣り人が少しでも減ればいいとの思いから。

まず巻き取り長さに関して…
自分はリールを使わない延べ竿での小鮒釣りから覚えてけど、そのような釣りでは、仕掛けは竿1本くらいの長さが目安になるかと思います。
これは、片手で竿を持つ状態で、もう片手の手元に仕掛けの先が来るように…そうすると、とても扱い易くなります。
それを基本として覚えたため、リールを使う釣りを始めてからも、エサ付け・ルアー交換・ランディング・針外し時には、竿1本分の長さを残して巻き取ることが、基本だと思っています。
それが意外と…巻き取り過ぎる人が多いように感じているため、敢えて書かせて頂きました。
ビギナー的な方が読んで下さっていれば、少しでも参考となれば嬉しいです。

※ただし、釣り方・釣り場によっては、この限りではないと思います。
特にカヤックフィッシングでは、巻き取りが少ないとロッドを高く上げてランディングすることになり、ロッドの角度が鋭角になると、折れる原因になります。
水面に近い釣りでは同じことが言えると思いますが、僕も以前、管釣りでルアーロッドを折ってしまったことがあります。
カヤックフィッシングでは他の方も発信している内容ですが、ロッドを持つ手を後ろに大きく引き、ロッドの曲がりが緩くなるようにすれば、折れる心配もなく、また短くラインを巻き取らなくても、ネットまで魚を誘導出来ると思います。

他には、バスフィッシング等で良く見かける、ネットを使わず抜き上げる場合…これは敢えて、短く巻き取るべきと思います。
ロッドで重さを背負って抜き上げる際に、ロッド1本分もラインを残すと、ロッドをそれだけ高く上げることとなり、これまた折れます…

最後に水面で暴れさせると…の件ですが、これは水中と空中では抵抗が違うことが大きいと思います。
空中では魚も首を鋭く触れるし、ルアーも大きく揺られます。
それで、ルアーが飛ばされてしまう瞬間こそ、釣り人が最も避けたいシーンです。
これはルアーの重さでも差が出る気がします。
軽いプラグではバレないのに、ジグだと水中でもバレる…
そう言えばアイナメのエサ釣りでは、良くやらかしました。
ハリスが短く、重りが重い…アイナメからすれば、水面で首を振り、重りの重さでハリを外すことは、簡単なのだと思います。

なんだか教本のようになってしまいましたが、内容は基本的なことで、釣りが上手な方にも読まれていることを思うと、恥ずかしい限りです。

そろそろガクの散歩の時間のため、ここで終わりとします。
明日から仕事…週末の海況をチェックしながら、頑張ります。


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Posted by いわき2011 at 16:33Comments(2)艤装&釣り談義遠征記カヤックシーバス

2015年03月22日

ふなばし三番瀬リベンジ戦!!



行って参りました、三番瀬カヤックシーバスのリベンジ戦!

土曜の早朝4:30に自宅(いわき市)を出発し常磐道を南下~
お土産に、いわき名物“じゃんがら”を買いたいが、早朝に買えるのは友部SAのみ・・・が、考え事をしていたら通り過ぎていました・・・泣

7:30に現地到着し先に到着していたF氏と合流すると、間もなく駐車場が開門しました。
準備を開始するとホエール氏が声を掛けて下さいました!
進水式等で数名が一同に浮くことに。
ニモ2+1が自分の他にも2艇?だか浮いていた気がする。
プロフィッシュとか忍とか・・・バイキング率の高さ・・・笑

ホエール氏ご一行3名?が沖に漕ぎ進む後姿を見送りながら、出艇直後に発見したベイトの群れが気になり、キャスト開始!
恐らく10cm台のボラだと思う。
ランダムトゥイッチャーでも底を叩く浅さ・・・1度だけ明らかに底の感触とは違う魚信がブルッと来たが、ボラに触っただけかもしれない。

ところどころでキャストしながらのF氏とは離れ、まずは沖方向に漕いでみることに。
1.8mほどのシャローフラットが続いたまま、ご一行の声が届くほどの間隔まで近づいた。
ホエール氏に聞いてみると、この時点では3人で計4匹と言っていたと思う。
自分はボラスレ疑惑が1度のみ・・・


後ろ方向の潮目に気づいたため、艇の向きを変えてキャスト、泳ぎを意識して丁寧にリトリーブ・・・何も起こらないか、とルアーをピックアップした瞬間・・・ガバッ!!
艇に飛び込む勢いで、空中にデカい口が!!
一瞬の出来事で、口の中にルアーが吸い込まれたのか見えなかったが、念の為ロッドを水中に下げると、確かに魚信を感じる!

ここでGoProの録画ボタンを押す。
ランディングネットのシャフトに固定する方法で、ネットインの瞬間を撮りたい。
ファイトの画も欲しいので、ネットと同じ方向にロッドを向けてファイトする。

残念ながら、設定ミスなのかコマ送り静止画になっていた・・・
ファイトシーン

ヒットルアーは弾丸ソバット80
弾丸ソバット80

メジャーがないため、艇の幅と比べた画を瞼の裏に焼き付け、着岸後に艇の幅を測ったけど・・・恐らく70ほど。
シーバス70?

遠くからホエール氏の『おめでとうございます!』が聞こえて来た。
ありがとうございます。
どうにか1匹目・・・これで焦りは消えた。
ここからペースをつかみたい。


針外ししてリリースするまでに風に流され、気付けば魚探は水深3mを示していた。
この深さを試してみようか・・・
ここまで使って来た定番的ルアーでは探れないレンジを釣ってみよう。
選んだのは・・・ダイワの“ヒラメハンター90FS” ※90mm=24g

キャスト後に僅かな間を置けば、早めのリトリーブでも3mの底を感じることが出来たほど、良く潜る。

そして、2匹目は動画撮影に成功!目測60cm?



気を良くして着底後に間を置くことを忘れての数投は空振り・・・
底を意識することを思い出すと、またすぐに目測50cmが。

順調にサイズダウンしているが・・・このリズム、楽し過ぎる 笑

が、ここでペースダウン・・・潮止まりなのか、周りのメンバーも大人しく見える。
この間に、午後の上げ潮に備えて食事・・・プカプカしながらのオニギリはウマい。

イイ時間帯を、有望エリアを流されながらキャストに専念したいため、先に風上方向に大きく漕ぎ進む。
1m未満の浅いエリアに到着し、1匹目をGETした弾丸ソバットをキャストしていると、目測40cmの4匹目が。

10cm刻みの、順調なサイズダウン・・・

気を取り直して、そろそろ上げ潮が効きだすか・・・?と集中し直したけど、どういうわけか音沙汰なし。
汐見表での干潮の時間は過ぎても、水深は浅くなり続けている。
???
地形とか風向きとかで、局所的に潮の干満は前後するのだろうか。

ようやく上げ潮を感じた頃に、痛恨のタイムアップ・・・悔しいが、でもリベンジの意味では合格と思いたい。
実際に、楽しかったし!!


この釣りは、どうも魚の活性に左右される部分がとても大きい気がする。
もちろんルアーの選択とかポイントとか、個人の腕による部分でヒット数に差は出るとは思うけど・・・ある程度は、食う時は何でも食うし、食わない時はお手上げ・・・みたいな印象も受ける。
だから、食わせる技術以上に、限られたバイトをいかに拾ってヒットさせて、いかにバラシを少なくキャッチするか・・・の“獲る腕”のようなものの方が、結果に差をつける要因になるのでは?と、実は朝の時点で考え、とにかくバラさないことをテーマに決めて、集中してみました。
結果は、ヒットさせれなかったバイトはLigid70での1度のみ。
ヒットさせてからの、ファイト中のバラシはゼロ・・・やってやったぜ笑

でもこれは、グラスロッドに助けられた感がデカい。
グラスロッドはショートバイトも弾かず、フッキングしちゃう感じ。
他のロッドでのアタリがグン、とかコン、とかだとすると、グラスロッドはヌ~ン、とかグ~ン、とかのイメージ?
拾えなかったバイト1回と言うのも、もう片方のタックルでのこと。
グラスロッドは、4バイト→4ヒット→4キャッチ・・・と満点の活躍をしてくれた。

ロッドに、感謝です。


片付け後はF氏を見送り、自分は予約していたビジネスホテルにチェックイン。
三番瀬の駐車場から15分の距離で、カヤック車載でも安心な平面駐車場が、なんと無料だった。
ららポートでお土産を買い、1人呑みを開始。
日曜の夕方までに帰宅すればいいから、翌日も午前中だけ浮こうか・・・など考えながら、気付けば夜更かししてしまっていて、起きたら疲れが取れていない有様・・・諦めて帰路につきました。
土曜の出艇前から、背中に違和感を感じていたけど、起きたら痛みに変わっていたから、無理は出来なかった。


帰りの常磐道は日差しが強く、自宅の庭で車から降りると、もう春の空気でした。
そろそろ始まるでしょう、磯シーバス。
出艇地の工事で、最も気になる照島周りは無理そうだけど・・・沼ノ内か四倉の磯で、4月中のシーバスGETを目標に、また頑張ります。



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Posted by いわき2011 at 18:14Comments(11)KF日誌遠征記カヤックシーバス

2015年03月15日

カヤックミーティング!〜セブンビーチ結成



こんばんは!

このブログにコメント頂いている数名と、鮫川河川敷に集まりました。


その前に…
釣りバカな2名は早朝から出艇し、約束の時間まで釣りをして過ごしました。
稚鮎等のベイトが川に入り始める季節…産卵後の回復のためにシーバスが川に入ることも考えられる。
それからサクラマスも遡上する頃では…
降海を途中で諦め、冬を下流で過ごしたヤマメも、まだ上流に戻らず残っているかもしれない。
マルタもいれば釣れるかな。

それらの期待は持ちつつも今回は…次週の遠征に向けたテストKFと位置づけました。
新品ルアーの泳ぎと、カヤックからのフライキャストを試しました。
僕のルアーケースの内容はF氏と比べても、青物に隔たっている。
そのため散財を続けているが…今回の新品ルアーは、どれも気に入った。
フライに関しては、カヤックからも意外に振れた。

風向きに関しては工夫した。
カヤックは漕がずに釣りをしていると、カヤックのタイプや乗り方次第で、風向きと垂直になる場合と平行になる場合がある。
僕のニモ2+1はソロ乗りすると、風向きと垂直になる。
風を横から受けることになるが、フライキャスト時には常に左から受けるよう艇の向きを変えた。
すると体の右側で振るフライラインの軌道が、体から離れることになり、ライントラブルを気にせずキャストし易い。

一応はKFでもフライフィッシングは可能だと目処が立った。
三番瀬では風が止んだ時間帯には極端に反応が悪くなるようだが、その時間帯こそ、風に弱いフライフィッシングで遊ぶ時間帯にしてみようと思う。

と言った具合にテスト完遂して、約束の時間を迎えた。
出艇場所に戻り、皆さんとご挨拶。
4艇で漕ぎ出しました。

その様子が動画で投稿されているyoutubeチャンネルを、ここで紹介させて頂きます。
http://youtu.be/NGFahwhESw0
今回のミーティングを呼び掛けて下さったカヤックフッカツ様が、いわきの海を撮り続けています。
海の魅力を伝えたい…想いは僕のこのブログと似ているものだと感じています。

河川敷に戻ると、カヤックフッカツ様のお仲間の方が、スープをご馳走して下さいました。
アウトドアに手慣れた方々であることが伝わって来ます。
冷えた体に、美味しいスープ…
会話は進む。

カヤックフッカツ様の呼び掛けで集まったメンバーで、地元カヌー・カヤックの団体を結成しようとなりました。
団体名は“セブンビーチ”
この団体を結成した意味、団体の役割…考え方の主旨はメンバー間で一致していると思いますが、細かい点では各々で差があると思います。
今後、煮詰めていく必要はあるとして、末永くよろしくお願い致します!

参考までに自分の捉え方は…
色々と考えましたが、自分が賛同した決め手を1点だけ選ぶとしたら…“カヤックフィッシング”を永く安全に、楽しく続けるためです。
経験豊富なメンバーからパドリングスキルを学ぶこと、メンバーの出艇スケジュールを把握し合って監視し合うこと…それらは安全面ではとてもメリットがあります。

ただ、更に重要なことは、遊び場を守ること。
子供の頃に、自転車で通える距離のバス池が、釣り人のマナーを理由に釣り禁止とされたり、野球やサッカーで遊んだ空き地が立ち入り禁止になったり…そうして遊び場を失う経験をしながら、遊び場は自分で探し、作り、守るものだと考えるようになった。
だから、出艇場所が“出艇禁止”とされないためにも、常に気遣って来た。
その目的のために、このセブンビーチが最大限に生きるコミュニティーになって欲しい。

いま地元のKFは発展途上で、これから地域の目に止まり出すタイミングだと思う。
車で言えば、アクセルを踏み込むところ。
加速して、気分が乗って来る頃…
だからこそ、ハンドル操作を誤ってはいけない。
ハンドル操作を誤らなくとも、ナビを間違ってもいけない。
そこに正確性がなければ、アクセルを踏むことは待つべきだとも言える。
ナビを確認しながら、ハンドル操作に気をつけながら、アクセルを安心して思いっ切り踏み込める環境になればいいと思う。

地域に認められる…との言葉がカヤックフッカツ様の言葉として印象に残っていますが、好印象を伴って認知されることは、ツーリングでもサーフィンでもフィッシングでも…海に漕ぎ出す上では重要なアドバンテージになる。
そのためには、メンバー間の協力は惜しまない。

アイディアは次々に浮かんだけれど、具体的な内容は、団体として改めて整理されるだろうから、ここでは割愛します。

自分たちに何ができるかわからないけど、いつか、いわきの海を元気に…!

ペイント

画像は、土曜日に思い立って落書き…
雑だけど、消すことも出来るからいいでしょ。
今までに漕いだ出艇地を並べてあります。
思い出を、艇に刻みます。

補足あれば明日また書くようにします。
今日はもうホロ酔いなので…

おやすみなさい。



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Posted by いわき2011 at 21:05Comments(10)エンジョイ☆カヤッキング

2015年03月06日

酔っぱらいの主張!



こんばんは。
冬眠を忘れたまま春を迎えつつある東北人です。
もう春です。
そろそろビールが美味しい季節です。

20代前半の頃に、よく飲みにお供させて頂いた先輩方の中に2名ほどビール党がいました。
そのビール党先輩2名は、僕に「メニュー取って!」と言いながらも、結局はビールを注文するのが常でした。
いつからか僕は、そのビール党先輩2名から「メニュー取って!」と言われると、黙って勝手にビールを注文するようになっていました。
5年以上だか過ぎた今・・・僕が後輩から同じような扱いを受けるようになりました。
いや、酒はなんだって好きなんですが。
コンビニで安く飲みたい時は300円のワイン・・・冬のアウトドアにはスキットルにウィスキー・・・夜勤前の寒い日中なら焼酎をロックで・・・お気に入りの刺身が美味しい某店では日本酒・・・そして先輩の同級生が営むバーでは各種カクテルと、バーボン!

何が言いたいかと言うと・・・
この酒好きが日勤勤務をするのは、体に良くないですね。。。
残業なければ18:30前には帰宅できます。
夕飯が完成するまでの30分はビールです。
夕飯を食べながらも呑み、風呂上りにも呑み・・・

元々の交替勤務だと、昼の勤務の日は帰宅が22:30頃でした。
もう風呂に入って寝るだけなので、缶ビール1本くらいしか時間がないわけです。
それが今は、もうヒマを持て余してる感じ。
だから週に1回くらいは同僚たちと飲みに出てしまうけど。
他の日は慣れないテレビを見ながら、部屋でウイスキー飲んでる。
交替勤務の時は連続ドラマ観れなかったし、そもそもテレビ見てる時間あったら動きたい質のため、ホント親よりも芸能事情なんかも疎いくらい。

それが、年明けから日勤勤務になってしまいまして・・・今までのように夜勤前の午前中とか、平日の夜勤明けとか、海に行ける時間が見当たらない。
土日しか休めないって・・・もちろん交替勤務は体力的にはキツイけど、僕のような遊び人には、合ってました。
人事関係のウワサでは、4月に交替勤務に戻れそうな気はしてるけど。
で、夜のこの時間にヒマがあると、下らないことでもブログに書きたくなりますね。

以前に、ブログのカテゴリーから外れた話題は書きたくない、との発言をしました。
このブログはカヤックフィッシングブログですが、今回は暇を持て余している現状の捌け口として、そこそこ外れた話題にもお付き合い下さい。
酷く言えば、単なる独り言みたいな文章ですが。



開高健と言う作家がいました。
父が若い頃にお会いしたことがあるようで、ガキの頃から度々思い出話として聞かされていたため、名前は聞き慣れていました。
その開高さんのファンらしい方と知り合うことが最近あり、それをキッカケに父に詳しい話を聞いてみました。
わざわざブログに書くようなことでもないけど、自分のこと以外はすぐに忘れる性格のため、何度も父に聞くのも申し訳ないため、ここに記録として残させて下さい。

父はガキの頃からの釣りバカだったようで・・・実はカナディアンカヌーにも乗っていました。
今となっては庭の片隅で雨に打たれるまま何年も放置されていますが、僕もガキの頃に、何度か漕がせてもらったことがあります。
僕が学生時代に釣りを始めた頃に、ある新聞記事を手に父が上機嫌で話しだしました。
その記事は、僕も陸っぱりからヤマメを釣った事がある、とあるダムが舞台でした。
記事の筆者は、そのダムで陸っぱりからイワナ・ヤマメを釣った思い出を書いていたようでした。
そこに、カヌーでルアーフィッシングをしていた人が、大漁のイワナ・ヤマメをぶら下げて着岸した・・・
と言った記事でした。
それを父は「この当時に〇〇〇までカヌーを運んで釣りをしたようなヤツはいなかった。間違いなくこれは俺だ。」と言います。

人の後ろを歩かないと言うか・・・誰もやってなかったことでも手を出してしまう気性は、父譲りだったのかも。
そんな父なので、まだ田舎までルアーフィッシングなる釣り方が浸透していなかった当時から、ルアーをキャストしていたようです。
まだまだ地元の釣具屋では道具が揃わなかった話を聞いていると、この田舎でカヤックフィッシングを始めた自分と境遇が似ているなと感じます。

そんな父は、とあるルアー会社に連絡してルアーを購入するようになったのだとか。
そこの社長と交流を持つようになり、社長が設立したクラブにも加入したらしい。
するとなんと、そのクラブの名誉会長として繋がることが出来たのが、開高健さん。
クラブの釣り大会で一度だけお会い出来た時の事が、僕が何度も聞かされている思い出話のことでした。

当日は某湖で2名1組でボートに乗り込むことに。
その組み合わせで、社長から言われたのが「開高さんと乗って下さい。」
開高さんの釣りの印象を聞くと父の口から出てくるのは釣り云々ではなく、とにかくブツブツ言いながら釣りをする方だったと。
当時、父は20代前半の若者だったようで、大物と時間を共にすることが出来たことは、とても強烈な思い出だったのだと思います。
その夜は旅館で酒盛りだったようですが、有名なサントリーのCMに出演していた方ですから・・・宴会場にはサントリーのビールやウイスキーが大量に並んでいたとか。

いつもここで、父の思い出話は終わります。

そうして別の思い出話を、酔った父は語り出すわけですが、20代の頃は淡水でのトラウトなんかが多かったのかな?
との印象を受けています。
強行日程で中禅寺湖に通ったとかの話です。
当然ルアーも多かったと思うけど、当時からフライもやっていたのかな?
僕が就職した当時に父からお下がりを受けたまま8年も乗っている愛車には、父が乗っていた当時のステッカーが1種類だけある。
それもフライ関係のステッカーだ。
それから、僕が新しいジャンル釣りに挑戦する時には大概、父はアドバイスしてくれるが、フライを始めた時が最も積極的に教えてくれた気がする。
たぶん父は、自分で意識しているかは別として、フライフィッシングが最も好きなんじゃないかと思う。

僕はフライと言えば、管理釣り場のみ。
でもその時も、使うフライは父が巻いてくれたもの。
マテリアルを買って来て渡すと、イヤな顔せず巻いてくれる。
本人には聞いたことはないけど、最も好きな釣りは?と聞けばフライと答えそうな気がする。
その父に、先ほど新しいフライをリクエストした。
シーバス用のフライ。
三番瀬と、夏のリバーシーバスと、シラスパターンのワカシと遊ぶため。
管釣りでしかフライやったことないからヘタクソだけど、今年は遊び心を出してみようと思いまして。



話は変わります。
このブログも役に立ち、地元のパドルスポーツの愛好者と知り合うことが出来ています。
今度、一緒に漕ぎましょうとなりました。
それはとても嬉しいこと。
自分が大好きな遊びを通じて輪が広がるのであれば、それはいつか、自分の居場所になってくれる。
そう思い描いています。

約束した出艇場所は河川の下流域ですが、そこでも待ち合わせ時間まで釣りをして待てないかと考えてしまうのが・・・釣りバカの性です。
何が釣れるだろう・・・と考えていると、ある光景が蘇りました。
父と僕と弟、それにイトコとイトコの父(父の弟と、その息子)の5人で竿を振った、ある冬の光景。
イトコの父は釣りはしないため、父の竿を借りて付き合ってくれたのだと思う。
とても貴重なメンバーでの釣りだった。
狙う対象魚は、マルタ。
冬のある時期、地元の川の下流域には、50cm前後のマルタが溜まる。
今となっては鵜の被害で数が減ったり、マルタがルアーに擦れたりで、マルタ釣りをする人はいないかもしれないが、当時は頻繁に通った気がする。
恐らく自分は釣りを始めた頃で、父に買ってもらった延べ竿1本しか持っておらず、小鮒やナマズをミミズで釣ることしか出来なかった。
たまに父に誘われた時には、父のルアーロッドを借りて、慣れないルアーをキャストして・・・結び方も慣れないから、キャストの瞬間に弟のルアーを飛ばして怒られたり・・・
今度、久しぶりにマルタを釣ってみたいと思う。



またまた話は変わる。
カヤックトローリングについて。
確かこのブログの説明文にもトローリングと書いていたような・・・
それが、昨シーズンは、覚えている限りではトローリングでGET出来たのはシーバス2匹のみじゃないだろうか。

カヤック仲間のF氏と知り合ったのが、昨シーズンの夏前だった。
始めて一緒に出艇した時には、自分のトローリングと言う釣り方に対して、F氏は半信半疑だったと思う。
出艇場所から出て、目標の離れ島まで漕ぎ出して、まずはF氏はトローリングはしていなかったと思う。
当時の僕はトローリングに好印象を持っていたため、移動の間ももったいないと思い、当然トローリングをする。
お気に入りのリップインベイトで。
すると、ジッジー!!
ドラグが鳴る瞬間が、この釣りの醍醐味?
続けざまに2匹のシーバス。どちらも70cm前後だった。
それを目の当たりにしたF氏も、トローリングを始めて同サイズのシーバスをGET。

たぶん・・・F氏がトローリングを好きになった瞬間だったのかなと思う。

そうして2人で出艇することも増え、一夏が過ぎた。
思い返すと・・・トローリングはF氏の釣りになっていた・・・
どうも、自分は段々トローリングに良い印象を持てなくなり、反面F氏は順調にトローリングで拾う。。。
不思議と、自分が勧めた釣り方を本人はやらなくなり、F氏はすっかり自分のモノとしている・・・悔しい。。。笑

思い返すと、F氏と出会った当時は、夏前をトローリングで過ごそうと思っていた。
前年にカヤックフィッシングを始め、1シーズン目は全てイナワラだったが、半数をトローリングで釣っていた。
魚探も持たずに鳥山を目で追う釣り方。
スポーツのように体力を要する釣り方。
とにかく漕いで漕いで、鳥山を追い回していた。

冬になりカヤックを出さない日が続き・・・再開したのはGWだった。
夏になれば再び、鳥山を追うことになる。。。
そう思うと、漕ぐ体力を戻すために、青物シーズン前まではトローリングをメインでやり通すことにした。
が・・・なんと・・・先ほどのF氏との初同行の日の帰り際だが、なんと沖で鳥山が立ち、がむしゃらパドリングした僕は、ワラサをヒットさせた・・・
ランディングでバラシてしまったが、想定外に、5月の東北にワラサがいた。

もう自分の計画は壊れた。
いるなら、追うでしょ。
そうして、トローリングでも体力増強期間をスルーしたまま、一夏を過ごしてしまった。
というわけで、未だにカヤック初年度のような体力は戻らず、トローリングをやることすら億劫に感じてしまう。
実は、釣れるのだろうけど。

なぜ釣れるのだろう?
恐らくジャークの動き。
ジャークはナゼ釣れるのか?
ベイトボールは、捕食者から逃げる時・・・あ、想像すると、確かにジャークの動きしてる気がする。
このことは、ある時に弟に力説されてから覚えている。
弟はバスもシーバスも、トゥイッチやジャーク等の、とにかくアクションで釣っている印象を受ける。

で、カヤックでのトローリングは、結局ジャークの動きになる。
カヤックデビュー直後のある時に、スーパーボイルの真ん中に飛び込むことが出来た。
ナブラが続く水面にどれだけキャストしても、不思議とバイトは得られない。
諦めてトローリングしながら帰ることにすると・・・ジジー!!
50~55cmサイズのイナダが簡単にヒットする。
でも、キャスティングに戻すと、素通りされる。
なぜ?
考えて、ルアーのアクションを、トローリングをイメージしたものに真似てみることにした。
パドルを右、左、右・・・と漕ぐリズムで、ジャーク、ジャーク、ジャーク・・・1投目からヒットした。
釣りってこんなもん?
ルアーの動かし方1つで、0が100になることもある。

その日から、トローリングにハマったんだった。
漕ぐスピード・リズムで、その日のイナダのご機嫌に合わせる。
今シーズンは、またそんな釣りをやってみようかなと思うようになった。



ダラダラ書いてしまったが・・・
最後に、このところ考えていることがある。
チャリティーイベントをやりたい。
何かの役に立ちたい。
まだまだ夢物語の域に過ぎないけど・・・
いつか、小名浜港の堤防を、にぎやかにしてみたい。

震災の年の夏に、夜通しBBQをしたことがある。
釣り仲間と、釣りはしない友人と、彼らの友達と・・・10人くらい集まったかな。
魚を捌ける人間が自分を含め3人もいたから、次々釣れるアジ・サバを塩焼き、アジのタタキ等で食べまくった。
今では信じられないけど、当時の海には本当に、人がいなかった。
誘ったけど、海が怖いとの理由で参加できない友人もいたくらいだ。

だけど、海に背を向けていたって何も元通りには近づけない。
海がない生活では、元の自分ではない。
海に元気がない小名浜は、小名浜じゃない。
そう思って、何かに負けないように海に向かった、バカみたいな俺と、賛同してくれた仲間たち。

それが、復興に向かって頑張る気持ちを知った、初めての出来事だった。
それまでは、俺も腐っていたから。
大好きな釣りも、野球もサッカーもやめて、ふさぎ込んでたから。

そんな時に、地元に“かりゆし58”が来た。
自分は音楽は嫌いではないし、カラオケにも行くけど、ライブには行ったことがなかった。
たまたま都合が悪くなった友人から前売り券を譲り受け、参戦した。
そこで、被災した福島県を唄った“このまちと”を聴いた。
衝撃だった。
そこに住んでいる当事者たちが不貞腐れているのに、余所から来て、こんなにも応援してくれる人たちがいる。

今では“かりゆし58”の“心に太陽”を口ずさみながら、あの日は憎しみすら覚えた海の上に浮くことが出来る。
一歩ずつ進んでいきたい。

あ、自分は何か、気持ちを入れ替えて前を向くことが出来たんだな、そう思ったら、まだ切り替えられてない人の、手助けをしたいと思うようになった。
ちょっと前までは、自分も落ち込んでいた。
だったら、まだ落ち込んでいる人たちの気持ちは、俺にだってわかる。
俺は前を向けた、だったら他の人たちも、キッカケがあればどうにかなれるんじゃないか、と考えるようになった。



チャリティーイベントとは大それた事を言うけど、妄想は膨らむ。
自分の力では実現は難しいけど、このアイディアを酌んでくれて、実行してくれる人がいたらいい。
その時には、俺は協力を惜しまない。

例えば・・・某チャリティーフィッシングなるイベントからヒントを得たことではあるけど・・・小名浜港内を貸し切って、カヤックフィッシング大会を開催する。ーに
地元のカヤックアングラー人口では大会が成り立たないから、必然的に関東方面のカヤックアングラーにも参加を募ることとなる。
なぜ小名浜港か・・・
西の方の某港では毎年KF大会が開かれているようだが、そもそも漁師さんから煙たがられるカヤック・・・大会を開くために港を貸し切るだけでも相当の苦労があると思う。
それが今の地元なら・・・本格的な漁をしていないのだから、比較的、実現しやすいのでは?
それで、釣った魚は市場(らら・ミュウ?)に卸して現金化し、小名浜の漁協に募金する。

ただ・・・小名浜は商業港だ。
漁をしなくとも、商業船の出入りは激しい。
だったら、サンマリーナを使えないか。
そんなとこまで考えてしまう。

現金化の件では、売らずに自分たちで調理してもいい。
何か客を集める手段を考えて、魚料理を振る舞って代金を募金とする。
“かりゆし58”さん来てくれないかな・・・きっとちゃんとした団体が企画するイベントなら可能性はある気がするけど、個人じゃ難しい。
もし有名アーティストが来たとしたら、沖防をステージとして・・・これは変か?
前売り件を提示して渡し船に乗って、沖防で盛り上がる。
乗船のためのライフジャケットは釣り具店に協賛を募る。
アウトドアをしない一般客も、ライフジャケットを手に入れたのをキッカケに、海に足を運ぶようになるかもしれない。
陸続きの堤防では、チケットを買えなかった客のためにモニターを用意し、その前では地元の飲食店に協賛を募って出店してもらい、売上を募金してもらう。

全ての募金は漁協へ・・・
その発端がKFアングラーのブログだとなれば、地元漁師さんたちのカヤッカーに向ける視線もいくらか優しくなるかもしれない(笑)

こんな夢物語を、酔っぱらった勢いで書いてみました。
そういえば飲んでいたのは、サントリーのウイスキーでした。
なぜか、開高さんのCM風景だけは思い浮かべることが出来る。
俺がガキの頃にも放送されてたのかな?

あ、明日はスノボで早起きだった・・・
やべぇな、もう寝ます、おやすみなさい!


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Posted by いわき2011 at 23:45Comments(7)思うこと

2015年03月01日

遠征レポート:東京湾奥シーバスの、漕ぐ・釣る・食う


こんばんは。
都会のKFに酔いしれた週末を回想しながらの晩酌で酔いが回った、東北人です。

昨日の記事は疲労困憊の夜中に投稿したため、納得できるまでの内容を吐き出し切ることが出来ませんでした。
そこで、落ち着いて振り返ってみました。
※何事も第一印象が最も直観的な感想であるため、前記事と矛盾する表現があれば、その場合は前記事の方が正しい言葉である可能性が高いです。

①東京湾奥のシーバスを食してみました!
釣れたのは実釣時間の中では前半の終盤?頃の時間帯だったかと思います。
そこまで反応を得ることが出来ておらず焦りを感じ始めた頃に、ようやくの1匹でした。
サイズは目測で60cm弱と感じたため、ランディング前からキープサイズを確信です。
※以前の記事でも書いた気がしますが、シーバスは大き過ぎても美味しくないとの情報から、70cm未満くらいをキープサイズと考えています。

ランディングしてみると、まず肌の色はイマイチ・・・本当は銀色に光った方が美味しいイメージですが、いくらか黒ずんでいます。
シーバスの生態は詳しくないため、黒ずむ理由はわかりません。
トラウトで言う“サビ”とは違う理屈かな?
居着きor回遊型とか、泳いでいる泳層でも魚の白黒度合いは変わるようだけど、産卵も絡むコンディションの関係もあるだろうし、複雑だから詳しい方がいれば解説お願いしたいです。

体系は、細い・・・シーバスは昨5月が初GETのため数は少ないですが、今までは夏場のパンパンの個体に見慣れていました。
もう負の印象ばかりです・・・が、序盤の釣れなさ具合から心を不安で埋め尽くされていたため、まずはファーストフィッシュということでキープを決断しました。
決断の直後に(先にランディングしていた)F氏が「どうする?!」と叫びながら(確か実測50cmと言っていた)シーバスを持ち上げています。
※F氏は持ち帰らないため、必要なら自分のためにキープして譲ってくれるとの意味から。

遠目に見たF氏のシーバスも同じく細身のため、2匹目以降はグッドコンディションに限って持ち帰ろうと考え、これを断りました。
が・・・確か色は銀色に光って美しかったような印象を思い出します。
断わったことを少し後悔。。。

着岸時にバケツに酌んだ海水をカヤックに乗せて駐車場まで運び、大量の氷を砕いてシーバスと共に収納します。

3時間の運転で帰宅は22時頃だったため、本日の午後に捌きました。
※1日ほど放置しましたが、正しい処理をすれば当日中より美味しく食せると聞いたことがあります。
今回はランディング後にアイスピックで脳締めし、剪定鋏(センテイバサミ)で首元の血管を切断しました。
以前にも書きましたが、陸っぱりとは違って自由が利かない艇上だから、まずは脳締めで魚の動きを止めてから、血抜きはナイフではなく力まずに済む剪定鋏です。
流れ落ちた血糊を流すために、バケツ代わりの水中メガネで海水をすくいます。
釣り場で遭った方には海中を覗いて魚を探すためだと勘違いされますが、あの水中メガネの役割は、ほぼ血抜き用です笑

着岸時に、いつもと違い帰路が長いことを考えて、腸(ハラワタ)を取り除きます。
そこで、大量の卵に驚きます。
産卵前だったの?!
既に産卵は終わっていると思っていたけど・・・F氏が釣った2匹は腹がペチャンコだと言っていたような気がするから、産卵後のシーバスも多いだろうし、個体差があるのだろうか。



で、捌いた話を始めます。
まず頭を落とし、2枚に卸したところで、違和感を感じます。
身の色が・・・?
背骨を境に背中側が黒っぽく残念な身色ですが、お腹側は真っ白で透明感もある美しい身色です。
画像の上が背中側、下がお腹側です。

この差はなぜ?
血抜きのミス?
※血抜きに失敗すると、毛細血管?に黒く血が残ります。

人間でも、神経であれば損傷の箇所で上(下)半身不随とか右(左)半身不随とかあるけど、血管でも同じなのか?
それなりの頻度で魚を捌いているけど、同じようなことは記憶にない。

そして実食!
・・・普通にウマい。
美味い刺身を食べ慣れている家族が、ウマいと言って食べてくれた。
卵が育っている産卵直前のシーバス・・・初夏の脂が乗った時期に比べたらコンディションは悪い。
それも、海とは言え相当量の淡水が流れ込む東京湾奥のシーバス・・・それが、普通にウマい。
すかさず父が(次の遠征でもクーラーを持って行けと言わんばかりに)「ウマいよ、食べれるよ。」と言う。
さすがに運河の中のシーバスは敬遠するけど、三番瀬のシーバスは・・・美味しかった!
これが時期を選んでベストコンディションのシーバスであれば、更に美味しいのだろう。
某どっちの〇〇ショーにも登場した“常磐もの”と言われる地元のシーバスには叶わないかもしれない(と思いたい)が、東京湾の“江戸前もの”も歴史あるブランドだと思う。


②バスロッド!
今回はタックルは、レギュラーの一員である“復刻グラスロッド”のベイトタックルに、スピニングタックルとしてバスロッドを加えた2セットでした。
復刻グラスロッドは以前も書きましたが、元々は確か父が高卒当時に初任給から3回払いで購入した6ftのスピニングロッドでした。
現代の物価に換算すると10万とかになるのかな・・・?
メーカーも不明・・・フランス製?
一度ガイド破損での修理で、フランスまで空輸で往復したとか言っていたような・・・?
そんな竿がガラクタに紛れていたところを拾い上げ、父がガイドをベイト仕様として巻き直してくれました。
バッドから吸い込まれるように曲がるため、食い込みは抜群!
他のロッドと併用のため出番も限られているけど、確か復刻後の初GETはホウボウで、他にはテトラ撃ちでのシーバスとか、年明けのアイナメ祭りで活躍してくれている。

そしてバスロッドは・・・そう言えば、こちらは自分の初任給で買った物では?!
記憶が曖昧だけど、初任給で買ったロッドは1本であることと、このロッドでの思い出が就職先の富岡町での釣果に限られることから、初任給で買ったロッドに間違いないと思う。
帰って気付いたけど、父の初任給ロッドと自分の初任給ロッドのコラボでした。
※地元でのカヤックリバーシーバスでも同じ組み合わせで漕いだため、実は何度もコラボしていましたが、今さら気づきました。

このバスロッドでの思い出は・・・確か入社2,3年目の頃だったか、体調を崩して交替勤務から2週間だけ日勤に追い出された時に、1週目の月~金と続けて、終業後の夕マズメ短時間でバス40オーバーを5日連続GETしたこと。
体調を崩したことが原因での日勤期間で、運動をドクターストップされていたため、釣りもグレーゾーンではあるけど、時効と言うことで笑
終業後に釣りが出来たのだから、あの病気は初夏の日没が遅い季節だったのかな?
普段はバス釣りはやらない自分だけど、就職での引っ越しで知らない土地での釣りとなり、運転中にポイントを見つけやすいバスを、この頃だけは頻繁に釣っていた気がする。

それから、富岡港でのロックフィッシュ。
ロックフィッシュと言うジャンルとしてはハードかライトかで分かれるけど、このバスロッドはメバリングには硬く、アイナメには柔らかい・・・間を取った30cm弱の根魚が多い富岡港内では、とても使い勝手が良かった。
メバリングとしては重いジグヘッドや、ハードロックには軽いテキサスを使って、アイナメ・ソイ・メバルの他に、初めてのヒラメもコチも、このロッドで釣った。

それと、坂下ダムでのヤマメ・・・桜でも有名なこのダムで、桜の花びらで覆い尽くされた水面にスプーンを投げ、釣れて来るヤマメは桜色に染まっていたり、銀化して輝いていたり・・・新緑の季節と重なって映える光景は、今でも覚えている。
このロッドはヤマメには硬すぎるからバラシも多くて、それでトラウトロッドを買うことに決めた気がする。

今では釣りに通えなくなってしまった双葉郡富岡町での、どれも大切な思い出です。


③干潟⇔リバーシーバス??
地元でのリバーシーバスと言えば、河口付近で暗い時間帯に人気沸騰中のジャンルですが、自分なりに数回チャレンジしたのは日中にカヤックで竿抜けポイントに漕ぎ入ってのリバーシーバスです。
河口とは言え、河口付近のプールにはシャローフラット・・・定番ルアーのラインナップにしても、今回の三番瀬シーバスとの共通点が実は多かった!
もっと早く気付けば良かったと言いたいところだけど、このカヤックリバーシーバスは惨敗続きで苦手イメージしか浮かばない・・・むしろ共通点が多いことに気づくのが、三番瀬から帰ってからで良かったかもしれない。

地元では何匹かのシーバスは釣ったことがあるけど、それは全て外海でのこと。
港のテトラとか、カヤックでの磯場だとか。
それらのシーバスの釣り方が得意だとか詳しいだとかは全く言えないけど、河川とか干潟でのシーバスは更に苦手だ。
昨シーズンはデビューシーズンに続いて青物に翻弄され過ぎていて、シーバスの面白さとか美味しさが身に染みて来たのが秋くらい・・・?
この春からは、もっとシーバスに目を向けたい。

今回に関して思うこともたくさんある。
三番瀬での釣り方が何も分からない状態で乗り込んで、撃沈した。
反省点もたくさんあるけど、行く前は右も左もわからない状態だった。
帰って来ては、課題は少しずつ浮かんで来た。
今回は“体験版”だったと自分に言い聞かせ、次に向けて脳内作戦会議を始める。

例えばルアーケースの中身。
そもそも普段とは全くジャンルの違う釣りのため、ちょうど良い(と思われる)品揃えがしてあるルアーケースはない。
そのため全てのルアーケースから脳内ドラフト会議を開き、2,3個の予備ケースに使える(と思われる)ルアーを選抜しての出艇だった。
結果・・・即席代表チームのような遠征用ルアーケースの中身は、チームワークが噛み合わなかった。
2,3個のルアーケースへの振り分け方がイマイチだった。
近いタイプのルアーを同じケースにまとめるとか、そういう点で使い勝手が悪すぎた。
ルアー交換の度に多少のストレスを感じて、集中力を消費するばかり・・・

それを言い訳にはしたくはないけど・・・釣り方もヘタクソだったな。
アウェーの空気の呑まれていた。
個性がないと言うか、自分の決断が少ないと言うか・・・ルアー選択、リーリングスピード、アクション・・・色々試したようで、実はそれだけだった。
もっと初歩的なことで、どんなベイトを食っていて、それをどう捕食していて・・・とか、具体的なイメージは全く出来ていなかった。
例えがヘタかもしれないけど、トラウトの管釣り的な思考だった。
大自然の中で釣るなら、広義なイメージを持たないと。

自分でも何を言っているのか良くわからなくなって来たけど・・・それくらい、悔しい思いをして色々な考えが頭を巡る、遠征翌日を過ごしました。


④KF人口・・・
KFがメジャーで定着している地域、人気拡大中の地域、マイナーで発展途上な地域・・・
地元いわき市は、まだ数えられる限りしかKF人口がいません。
今回の遠征は初めての、KFメジャー地域での出艇となりました。
そこでBlue Lifeやkayak55の方々と出会うことが出来て、たくさんの興味深いお話もさせて頂きました。
特に気になったこと、既に心配していることではありますが・・・伊豆方面等のKFが定着している地域では、漁業関係者に煙たがられているポイントもあるということ。

このことは、KFデビュー当時から、考えていました。
いつか地元の海にもカヤッカーが増えたら、同じ現象が起きるかもしれない。
そうなれば心からカヤックを楽しむことが出来なくなる。
もし出艇禁止ともなれば、自分の生活の一部とも言える遊びを失う・・・自分の居場所とも言いたい海が、遠くなる。
それは、絶対に避けたい。
阻止しなければならない。
どうすればいいだろう・・・

まず第一段階として現地の漁業関係者に、カヤッカーに対するイイ印象を与えること。
地元でのカヤッカーは未だに乏しい。
自分がデビューした時点では、認識不足も有り自分がパイオニア的な存在になると考えていた。
※厳密には僅か数名の方は既にカヤックを楽しんでいたようだけど。。。

自分の行動が、今後の地元でのカヤッカー全体の印象を左右すると思った。
責任感のようなものを確かに自覚した。
自分が迷惑行為を繰り返せば、自分より遅くデビューするカヤッカーは、初出艇の瞬間から既に“迷惑者”のレッテルを貼られることにある。
それだけは、絶対にあっちゃいけないことだと思った。

“フィッシング”の面を外しても、カヤックはとても素晴らしい遊び。
そのカヤックを漕ぐ人は、誰もが仲間だと思うようなった。
その仲間が1人でも多く、少しでも永く続けられるように、そのことに自分の行いが何か影響を与えるのであれば、それは良い方向に、少しでも努力したいと思った。

デビューシーズンは海水浴場からの出艇が主で、漁業関係者との関わりもないようなものだった。
デビュー2年目の昨シーズンは、ホームとしていた海水浴場が工事で立ち入れなくなったことで、2か所の漁港を使わせて頂くようになった。
どちらの港でも、カヤックは物珍しい好奇の目で注目される。

漁師さんには積極的に挨拶するよう心掛けた。
出艇後は数時間も放置することになる車が、どこなら邪魔にならないか。
漁船の港への出入りが集中する時間帯は決まっているのか。
フラッグの役割と、レーダーリフレクターの話。
少しずつ、親しげに話しかけて下さる漁師さんが増えて来た。
「昨日はスゲェがったど!デッケェのいっがら、いっぺぇ釣ってこぉよ!」そう言って快く見送って下さる漁師さんがいる、この地元の港。
この関係が、ふとしたキッカケで崩れてしまうことを常に意識し、これからも見守って頂きたい。

ただ、いつまでも港からの出艇を続けるのも、考え直す必要があるかもしれない。
どれだけ謙虚に行動していても、もし将来的に地元KFの人口が増えたとして、同じスロープから何人も、何十人も出艇するようなことになれば、どれだけ良好な付き合いをさせてもらっている漁師さんからも、いつかは煙たがられる時が来るような気がする。
元々も出艇場所であった海水浴場は、来年度末で工事が終わる予定だ。
そしたら、そこをメインの出艇場所に戻そうか。
KF人口が増えて来ても、出艇人数が少ない平日には港から、休日は砂浜から・・・とか。

いつか起きることに対しては、起きてから対処を考えても遅い。
自分の遊び場は自分で探し、自分で掃除する。
その意識で「獲物1匹ゴミ1個運動」も勝手に1人で進めている。

これからも末永く、エンジョイ・カヤッキング!



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Posted by いわき2011 at 23:27Comments(12)KF日誌釣り魚料理遠征記カヤックシーバス

2015年03月01日

ふなばし三番瀬カヤックシーバス!



遠征して来ました!
KF仲間のF氏と計画していた関東遠征です。
“ふなばし三番瀬”カヤックシーバス!
東京湾奥!
干潟どシャロー!

KFアングラーであれば誰もが知っているメンバーとの素晴らしい出会いにも恵まれました!

☆2/27(金)
珍しく残業の気配にハラハラするも、どうにか定時退社して18:15自宅に。
前日にカヤック車載済みのため、風呂と夕飯を済ませて19:10出発!
22:10に“ゆとろぎの湯 船橋温泉”に到着すると、10分差で先に到着していたF氏と合流する。
温泉で温まり、施設内の軽食コーナーでビール・・・
実はF氏とアルコールを飲むのは初でした。
2,3杯ほど飲みながら釣り談義・・・
翌日に備えて0時過ぎに解散して就寝することに。
寝付けないのと運転での疲れから、自分はマッサージコーナーにお世話になる。
まだ20代ではあるけど、腰とか痛めてしまうと大変だと思ったから。
マッサージ後に缶ビールを追加で流し込み、ようやく就寝する。
事前の計画段階では車中泊も考えたけど、この施設内には仮眠スペースがあった。
他の客のいびき等で熟睡は出来ないけど、それなりに眠ることは出来た。

☆2/28(土)
出艇場所の駐車場“ふなばし三番瀬海浜公園”は事前の調べだと9:00開門のため、8:30出発でも間に合う。
念のため余裕を持って7:00にアラームをセットしたけど、早く目が覚めてしまった。
6:30に温泉に向かうと先にF氏が浸かっていた。
遠足前の子供が、早朝の温泉に2人で浸かる・・・

早めに現地へ向かうと、既に開門していたため、駐車する。
そこには既に3艇ほどのカヤックが。
相手方から挨拶して下さった。
情報収集の為に会話すると「3日前にランカー出ましたよ、〇〇さんと来た時に。」
・・・え?〇〇さん?あの有名な某ショップの?
※ポイント的にも“〇〇さん”の正体は見え見えだけど、許可を得ていないため念のため“〇〇さん”で通します。

「あ、僕たち〇〇さんと一緒にKFしてるメンバーなんです。」
なんと?!
この時点での3名も恐らく有名な方だけど、名前までは把握できていないため、失礼なことをしたかもしれない。

準備を進めていると・・・その〇〇さん登場!!
続いて同ショップの相方さんも登場!!
この2名の方は顔を覚えていたため、車から降りた瞬間に気づきました。
田舎者としては、有名人にお会いできたことで明らかにテンションアップ・・・!

挨拶してから、ドーリー引いて海に出ます。
9時頃に波打ち際に到着したけど、どうも予報と違って風が弱まらない。
仕方なく出艇を渋ったまま時間が過ぎたが、先ほどの方々との立ち話で有意義な時間を過ごす。
田舎者としては、有名人と2時間も立ち話できたことで明らかにテンションアップ・・・!

11時頃に5艇並んでの出艇!

富士山・ディズニーランド?・スカイツリーを一望しながら、カヤックを浮かべる。
缶コーヒーがウマい(笑)

とかダラダラやってると、スゴイ勢いでカヤックは流される。
水深が浅いと底が見えるので、流されているスピードが実際に確認できて、その勢いになかなかビックリする。

集中力がない自分は、何も反応がないままで同じことを繰り返すのが苦手だ。
そのため、神経質なほどに2,3投でルアー交換を繰り返す。
F氏には「ランダムトゥイッチャーに頼り過ぎました。」とか反省を述べた気がするけど、思い返すと序盤は色々試していた。
それでも反応は得られず・・・干潟と言うところは、本当にポイントが絞れない。
深さの微妙な違いとか、杭とか、頭では分かっていても、実際にそれで釣るパターンを体験するまでは、どうしても集中して取り組むことが出来ない。

釣れない時のパターンで、いつものようにF氏に近寄って話しかけてみる。
すると「2バラシ」との答えが・・・やばい、F氏の方が三番瀬シーバスにお近づきだ、やられる!
近くで様子を伺いながらキャストを繰り返す。
ヒットルアーを聞いたりもしつつ、F氏の手元を観察して、リーリングスピード・アクションを盗み見る(笑)
こういうことが出来るから、釣りは2人いれば釣果は2倍ではなく3倍になる、と思う。

直後、F氏がヒット!
そしてランディング成功・・・三番瀬での初シーバスおめでとうございます!!
とか叫んでいたら、俺のロッドもグニャンした!!
ライトなバスロッドに8LBフロロライン。
青物を心配しなくていいポイントだからこそ選択できたタックルで、楽しいを連呼しながらランディング。
サイズを測定してくれたF氏が60cmと言ってくれたが、それはオマケしてくれたのであって、実際は58,9cmに見えた。

その後は風が止んでベタ凪となり、漕ぐには楽だけど、シーバスも大人しくなる。
潮止まりくらいの時間帯に、艇の脇までのチェイスが見えたのが1度のみ、で終了となってしまった。

とにかく、2人とも釣れたのが、何より良かった。
と思う反面、1匹だけ・・・との悔しい思いも残り、喜びと反省の念が交互に押し寄せる帰路となりました。

地元での普段の釣り方とは要領が違う面が大きかったけど、今回で得られたイメージも生かして、3月中にまたリベンジしたい。

そう言えば、獲物1匹ゴミ1個運動も忘れず実行できた。
プカプカ浮いてたペットボトルを1本ランディングネットで拾い、着岸後にゴミ箱へ。
11月から陸っぱりは除いてKF限定で始めて、累計16匹28個。
ちなみにシーバスは持ち帰りました。
地元は“常磐もの”としてスズキもブランド級に有名なわけで、そこでの美味しいシーバスが食べれる環境で、わざわざ東京湾のシーバスを持ち帰ることもないと思っていたら、父が
「ここらだってスーパーに並んでるスズキは千葉産ばっかだぞ、内房の魚は美味しいぞ。スズキは日持ちすっから店(父の釣り仲間が営む居酒屋)に持ってってやっと喜ぶから、クーラー満タンにして来い。太めで、キレイなの選んでな。」
だとか。
内房と言っても、それは富津とかではないのか?
とも思いつつも、土地ごとの魚の質を知ることも悪いことではないと思い、素直に従うことに。

食べるのは明日だから、感想はまた。

まだまだ書きたいことはあるけれど、疲れているので続きは改めてとします。

〇〇さんと、お仲間の方々、今日は本当にありがとうございました。
また行きます!827!






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Posted by いわき2011 at 01:00Comments(6)KF日誌遠征記カヤックシーバス