2014年07月24日
化け物ラインブレイク・・・
昨日は体調不良で出艇できずでした。
飲み会翌日で二日酔いもありましたが、ここ数日どうも気怠く・・・夜勤中も調子が悪かったりが続いていました。
夏バテなのか、連日のアクティブな海通いの疲労蓄積なのか・・・
今朝は4:00にアラームをセットしました。
日の出から出艇には間に合わないけど、睡眠時間を考えたのと、早朝だけ雨が降る予報だったのと・・・朝の濃霧も警戒して、無理な早起きは必要ないと判断しました。
4:00に目を覚まして天気予報を再確認すると、最新の更新では早朝だけの雨の時間帯が遅めにスライドしてました。
二度寝をします。
5:00に再び起きて、現地到着は6:00でした。
ヒラマサ期待のポイント“N”は風が出る予報のため、前回テトラ帯でシーバスが釣れた“O”を選択しました。
今回はスピニングのキャスティングタックルはお休みとします。
父に借りたままのベイトロッドでキャスティングを繰り返し、自分で購入するベイトロッドのスペック選びの参考としたかったためです。
後ろにはサビキ用インターラインと、ムーチング用グラスロッドは持つことにしました。
カヤックを降ろして準備の段階から、岸近くで鳥が舞っています。
これは、期待できる!
先日Oから出艇したF氏の情報ではワカシの猛攻だったらしいから、同じ目に遭う可能性はあるけど・・・魚っ気がないよりはいいかな。
そこへ度々お話させて頂いている地元のオッチャンが軽トラで登場します。
『デッカいのいっど~!』
この方は第一声は毎回このセリフな気がします。
『昨日は俺も5,6本あげた!2回は切らっちゃな。スズキもいんのがなぁ・・・スズキに食われっちど、ぶっつーんと、切られっちまぁがんな。』
推測するに、このオッサンが鼻息荒くデッカいのと言ってるのはワカシじゃないのか?
ここで釣れる魚種とアベレージサイズを考えたら、ワラサ獲ってる人なら、シーバスには切られない印象だけどな・・・
『ほれほれ、早くいがねど、魚が底さ沈んじまぁど!』
そんな急かさないでくれ、一日は長いんだから。
が、こののんびりが、若干の後悔となる。
漕ぎ出して沖のテトラを眺めると、鳥は既に休憩し始め、テトラは大量の糞で真っ白に・・・そうか、鳥山は今止みはじめたところだから、これだけの糞をする時間はなかったはず。
昨日あたりもフィーバーだったってことか。
残り少ない鳥山を目指し、少しだけ漕ぐ。
すぐにはGETとならず、ルアーを何個か交換してからのメタルジグ・・・底からのリフトでククンッ・・・FUGU?!デカいからアイナメと思ったよ。
気を取り直して再びメタルジグのリフト&フォール・・・グーンっ!!
ほぉ、これが噂の・・・WAKASHI君かね。
まじか、F氏と同じ道を辿るのか・・・おのれぇ・・・
そして鳥山もなくなり、行く宛てもなく作戦を練り直す。
と言うかロクな作戦も用意せずに始めていた。
鳥山はシャロー帯で立っていたから、底の根魚とかテトラ居着きのシーバスは、まだ食い気が残っているかもしれない。
しかし、それは帰り際でいいやと安易に考え、沖方向に向かってしまう。
単発で残るナブラを手当たり次第に撃ちながら進む。
だが足元までチェイスの魚影はワカシばかり・・・
うん、君たちはバイトせずにお帰りしてよろしい。
一日は長いとの出艇前の余裕は少しだけ萎み出し・・・と、崖下では未だに単発の鳥山が時々だけど起きていることに気が付いて、崖下へ向かう。
時々バコっと水面に顔を出すが、サイズは不明だ、バイトもない。
テトラ帯に移動しようとパドルを握った時・・・サーッと水面をベイトが逃げる。
しかも、シラスサイズでもない大き目のベイトだ。
その後ろを、なんと水面直下を疾走する魚影が見えた!
間違いない、イナワラサイズの青物!
この浅い磯場でベイトを追い回すシチュエーションから、ポイントNと同じくヒラマサの居着きを期待してします。
しばらくキャストを繰り返すが、続くチェイスは確認できず。
テトラ撃ちも空振り・・・
鳥山もないから魚探のプロットを頼りに底の変化が有望なポイントを目指そうか。
まだ宛てが決まらないまま少し漕ぎ出したところで、凪の水面に変化を見つける。
シラスが湧いたかと思い近づくと、どうやらデカい魚だぞ?
水面直下をユラユラ泳いで、小さな引き波のような筋が水面に3,4匹分かな?
チェイスとかではなく、獲物を探して彷徨っている段階だろうか。
魚体は確認できないから、魚種・サイズともにわからないけど、ベイトではないことは明らか。
少し先にキャストして、目の前を高速リトリーブ・・・?!
ユラユラ漂っていた引き波が急に激しく動いたから、スイッチ入ったことを期待したけど、逆に散ってしまったようだ・・・
シラスパターン用に持ち込んでいる70mmプラグだから、ワカシだって咥えるサイズのはず。
何だったんだ?
念のため、静かになった水面に再度キャストして、再度の高速リトリーブ・・・
このプラグ、リップが大きくて、1m以深のレンジを足元までリトリーブできるわけです。
そのレンジのルアーをチェイスして・・・なぜ水面が割れるのだ?!
驚いた瞬間に魚信が!
食った!
反射的に合わせた直後の一瞬の間で、走り出さなかったためにワカシを疑うが、そこからギュイーン!!!!
いくらか緩めだったドラグを締める間もなくロッドが伸される。
某S氏のブログの中の「大物特有のコンマ何秒の静寂」と言う言葉が頭をよぎる。
何か対処を考えるには、今の自分には余りにも時間が足りな過ぎた。
THE・ラインブレイク・・・
PEとリーダーとの結び目は自分は不慣れなので不安もあるが、今回は試運用ベイトタックルのため、フロロライン直結だった。
直結なら、ルアーとの結び目が甘かったとは思えない。
根ズレするほど下に走ったんだったかな?
もう記憶も正確ではない。
真っ直ぐ走られると尻尾が触れてしまうらしい、フォークテールなんとかってのか?
それか、歯?とも思えない切れ口だったよな。
引っ張りのパワーだけで切られたとは思えないけど・・・
もしそうだとしたら、新品20lbラインをパワーのみでブッち切るとは何者か。
そんな化け物と渡り合える自信もないので、きっと結び目が悪かったんだと自分に言い聞かせることとしよう。
言い聞かせるだけだ、それで納得するかしないかは、自分の本能に任せるとしよう。
・・・なんとスケールのデカい海なんだ。
たかだか1,2キロ沖の20mラインに、自分のライバルを見つけてしまった。
今に見ておれ。
くそ、中盤のテトラ撃ちで、欲しいベイトロッドのスペックが決まりかけたのに、これで必要なタックルの構図は振り出しだ。
いや、道具だけじゃない。
自分も甘かった。
成す術なかった・・・と言ってしまえばそこまでだが、あの数秒間の中で何か出来なかったものか。
最近はワラサのランディングにもいくらか慣れて来て『お土産の彩を考えてワラサは1匹でいい。』とかぬかしてしまっていたけど、ワラサをもっと数を釣って、ファイト練習しなければ。
そもそも、こういうなかなかないチャンスで、なぜ不慣れなタックルを使っていたか。
このチャンスを獲れる人間てのは、たまたま出会った“その時”に、タックルから心構えから全ての準備をベストの状態で迎えられる、そんな人間なのだろう。
そしてその、ある意味たまたまな出来事にどう対処できたかで、一流と凡人が分かれる気がする。
脱・凡人のため、どうか母なる海よ、またのチャンスをお恵み下さい(笑)




Posted by いわき2011 at 15:48│Comments(2)
│KF日誌
この記事へのコメント
ラインブレイク残念でした。
私も先日ジグにシーバスフックを使ったら・・・・抜けました。
シーズン中何回か太刀打ちできないヒットがありますが、以前対処できていません。
よくイルカを見かけますがアレがHITしたら・・・・・恐ろしや
私も先日ジグにシーバスフックを使ったら・・・・抜けました。
シーズン中何回か太刀打ちできないヒットがありますが、以前対処できていません。
よくイルカを見かけますがアレがHITしたら・・・・・恐ろしや
Posted by yama at 2014年07月25日 20:30
yamaさん、ホームは茨城でしたっけ?
イルカですか…自分もスナメリかイルカみたいのを1度だけ見ました。
サメはいないですかね?
人を襲うほどでもないサイズなら普通にいるようですけど、それでも釣り針に掛かる可能性はありますからね。
だからサメも疑いましたけど、それなら水面を割るほどのチェイスでは、背鰭が見えるはずですよね?
きっと、青物だかのメーター級とか…そう思って夢を持って再挑戦したいですね!(^^)!
イルカですか…自分もスナメリかイルカみたいのを1度だけ見ました。
サメはいないですかね?
人を襲うほどでもないサイズなら普通にいるようですけど、それでも釣り針に掛かる可能性はありますからね。
だからサメも疑いましたけど、それなら水面を割るほどのチェイスでは、背鰭が見えるはずですよね?
きっと、青物だかのメーター級とか…そう思って夢を持って再挑戦したいですね!(^^)!
Posted by いわき2011
at 2014年07月26日 07:46

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