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2017年11月16日

【追記】メーターヒラマサを振り返る。

前記事の通りヒラマサ102cmをキャッチ出来ました。



感じたこととか・・・まだ書き足りない部分があるため、補足記事を投稿してみたいと思います。

まずはタックルデータから
☆Kayak:Profish45(VikingKayakJapan)=愛称:デリカ丸
☆Rod:SJC-78/150-KR_LFJ(Abu Garcia)
☆Reel:SALTY STAGE REVO LJ-3(Abu Garcia)
☆Line:フロロ20LB=50m(下巻き:PE2号=150m)
☆Lure:ソルティガTBジグ140gピンクグロー(DAIWA)


本題・・・

釣り上げてみての感想としては、浅い根周りで成す術なくラインブレイクした過去の数回と比べたら、ファイト中の印象は全くの別モノだった。
この海域ではオカッパリからの方が狙い易いくらいの浅い根周りにヒラマサがいるけれど、そこでヒットさせるとファーストランを止めることが出来ずに根に擦られてブレイクしてしまう。

過去に水深5mほどのエリアで73cmまでは釣ったことがあるけれど、ドラグを限界まで締めてゴリ巻きする必要があった。
その時の感覚だと『同じエリアでメーター級を掛けたら、恐らく獲れないだろう。』と思っていた。
いや、今でもそう思ってる。
(だからこそ、102cmを釣り上げた今でも、オカッパリのメーターヒラマサアングラーには尊敬の念を捨てられない。)

理由は、オカッパリや船と違い全身の体重を預けて踏ん張ることが出来ないカヤックだから、どうしても上体だけで耐えられるパワーには限界がある。
せめて水深10mとかあれば違うけど、極めて浅い根の上だと、ドラグを滑らせて“いなす”余裕が持てないから。
だからゴリ巻きすることになる。
でも、カヤックだと安定を維持するには掛けられるドラグ値にも限度がある。
バーチカルな釣りで真下に引き込まれるならまだしも、浅いエリアだとキャスティングで掛けて横に走られることにもなるから。
そうなると、タックルのパワーとかライン強度とかをどれだけヘビーにしたところで、カヤックの安定を維持するためにドラグを限界まで締め込むことはできない。
ドラグが緩いままならば、ラインを太くした意味が・・・となってしまう。



対して、沖の水深20mとかでヒットさせれば、ドラグの調整でいなすことも出来るし、勝算はあると思っていた。
それでも、沖で掛けた魚でも過去に何度か逃げられてはいる。
(獲れなかった魚の大半は浅い根周りで潜られてのブレイクだから、沖で純粋にパワー負けしてのブレイクは数える程度だけど。)
えげつないドラグ音にビビってファーストランを無理に止めようとドラグを締め過ぎてしまいブレイクとか・・・
でもラインは200mとかは巻いているのであって、落ち着いて走らせて、ファーストランが止まってから巻き取ればいいと自分に言い聞かせるようになり、そしたら次は余裕を持ちすぎてドラグ緩め過ぎて根に潜られたり・・・また逆に潜られるのを恐れてドラグを締めたらショック吸収できずにフックオフが増えたり。
そのような失敗を繰り返して、海底の地形を常にイメージするようになり、根に潜られそうならどうにか止められるギリギリまでドラグを締めたり、潜られない限りはフックオフも防止するために緩めて時間を掛けたり・・・そうした対処が自然と出来るようになっていました。

だから、今シーズンは75cmのワラサ級なら楽しむ余裕も出来ていたし、先日のサメかもしれない破壊力抜群の疾走にも落ち着きを保つことは出来た。

そうした面から、そろそろ80cm級の青物ならばキャッチできるだろうと感じていた。
だけど、僕にはなかなかヒットしなかった。
仲間からは時たま『デカいのに切られた!』との報告が聞こえて来たけど、僕の場合は時たまあるラインブレイクは根ズレによるもの。
明らかに『デカかった・・・』と思えるブレイクは、本当に先日のサメらしい魚が久々で、その前後でも本当にデカい魚との遭遇には恵まれてなかった。

だから、貴重なチャンスをモノにできたことは素直に嬉しい。

だけれど・・・冒頭にも書いた通り、浅い根周りでのヒラマサとは本当に別モノだった。
浅いエリアだと横にしか走れないから、余計にスピードに乗って疾走されてしまうのだろう。
締めたドラグも瞬く間に引き出されて、過去にはファーストランで50mとか100mとか出されたこともある。
でも今回は、下巻きのPEが見えて来なかった。
フロロ20LBを50mのロングリーダー?とする特殊なラインシステムにしてるけど、そのフロロ50mで事足りてしまったのだ。

もちろん下に引き込むトルクは凄まじかった。
だけど、横向きに走る距離は僅かだった。
それでも、序盤は根に向かうファーストランを止めるために締め込んだドラグを、確実に出し続けた。
そのパワーは間違いなくデカい魚だと確信するのに十分だった。
両手でポンピングして、左手をリールハンドルに移す間にも、右手だけではロッドを伸されてしまった。
だから過去に浅い根周りで73cmを釣った時を思い出し、ロッドは右手,脇の下,左太ももで支えて、左手はリールを巻き続けることも試してみた。
相手の走りが緩んだ僅かな間だけは巻き取ることが出来たけど、ほとんどドラグが滑ったままハンドルだけが周り続けた。
こうした“ゴリ巻き”はスピニングの方が向いていると感じる。
スピニングなら、ドラグが滑り続ける間もベールを回し続けることが出来るから。
ベールの回転以上にドラグが滑っている場合が多いけど、それでも僅かにでも巻き取り量の方が勝っている瞬間は、巻き取ることが出来ている。
これはオカッパリのヒラマサアングラーが用いる巻き方らしい。
だれに聞いたのかも忘れたけど。



・・・そうして、僅かずつでも浮いてくる相手と、乳酸が溜まり続ける僕の上体・・・相手が一瞬でも上を向いてテンションが緩んだ時・・・チャンスとばかりに巻き取ることを続けたけど、それでも、何度かは“休むチャンス”と感じて片腕ずつ力を抜いたりしてしまった。
そうしないと体が持たなかった。

例えばマグロとか、今回のヒラマサとは比べ物にならないような対象魚を相手にしているアングラーもいる。
彼らからすれば“メーターヒラマサごとき”と言われてしまうかもしれないけど、でも、こちらはカヤックなのだ。
下半身の踏ん張りが使えないのだ。
人間の体の中で最も容量が大きい筋肉は太ももだ。
との太ももが全く役に立たない体勢でのファイトを強いられているのだ。
他のスポーツ・・・釣りも含めてだけど、普通は体全体を使える人が上手だと言われる。
でもカヤックからのキャストやファイトは、腕力が主体となってしまう。
更に腕力を最大限に力むためにバランスを保つ役割として、次に必要なのが体幹だと思う。

僕はガタイの割に腕力はないけれど、腹筋と背筋には自信がある。
だから、比較的バランスは体幹で保ちながら、上体の力でロッドを支え続けた。

“釣りはスポーツ”と言うけれど、その言葉にしっくり感じない方もいるだろう。
僕もその中の1人だ。
否定はしない。
スポーツの1種ではあるとは思う。
だけど・・・“カヤックフィッシングはスポーツだ”と言われれば、とてもしっくり来る気がする。

スライダーズのフィジカル担当・・・いやこれは自称なので、他称だとチョビー氏の言葉をお借りして“体力バカ”な自分だけど、それでも、実は、恥ずかしながら・・・
今回のヒラマサとのファイトで右肩が痛みました。
ファイト時間およそ10分間のほとんどで、肩よりも高い位置に手首を持ち上げる動作を繰り返したから。
これがオカッパリとか船であれば、ロッドは下向きから腰の高さまでのポンピングでも対処できると思う。
でもカヤックは腰の高さに海面があるから、どうしても海面と平行の位置から更に上にポンピングする必要があった。

昨日の夜勤明けと、今日の夜勤前・・・海況が悪くて良かった。
カヤックを漕ぐのには、ちょっと躊躇するくらいの痛みが、今朝まで右肩に残っていました。
明日の夜勤明けには、カムバック予定ですが。



さて、着岸してからのことを書きます。

着岸後に改めて写真を撮ろうとしたら、背中に何か刺さっていることに気付きました。
『PHONE 〇〇〇・・・(数字)』
フォーン?電話?この数字は電話番号?
そうか、リリースタグか。
始めて見た。

早速電話してみました。
J『はい。ジャパンゲームフィッシングアソシエーションです。』
U『あの・・・タグ付いた魚を釣ったんですけど。』
J『ご連絡ありがとうございます。魚種と、タグ番号を教えて下さい。』
U『ヒラマサで、番号は〇〇〇・・・』
J『ただいま検索してみます。続いて大きさと、釣り上げた場所を教えて下さい。』
U『102cmです。場所は福島県いわき市です。』
J『いわき市沖ですね?差し支えなければ船の名前を・・・』
U『シーカヤック・・・です。』
J『これはずいぶん大きなのをカヤックから釣りましたね!それで・・・ごめんなさい、検索しましたがリリース時のデータが報告を受けていないようで、でもタグを配ったアングラーは記録管理されてますから、ご本人に問い合わせて報告を頂いて、U様には改めて、ご連絡頂いたお礼を含めて記念品と、同時にリリース時のデータを郵送させて頂きます。本日は本当に、おめでとうございました。』

と、言う具合でした。
協会HPで確認したら、記念品はバンダナのようです。
嬉しい・・・

そして車から80cmクーラーを降ろして、仕舞おうとしましたが・・・斜めでも入らない。
仕方なく尻尾を切り落として格納できた。
その尻尾は、焼いてガクに食べさせました。
【追記】メーターヒラマサを振り返る。

それから、解体はどうしよう・・・
自宅の台所のまな板では間違いなく難しい。
屋外の流し台に大物用まな板があるけど・・・でも骨を断つだけでも大変そうだ。

で、初めて自分の魚を持って魚屋に行くことに。
この魚屋は家族ともども馴染みの魚屋で、魚屋の隣のコンビニに寄っているとカヤックに気付いて話しかけてくれる方です。
そうして普段は『U君!今日は何釣って来た?クーラー見せてみろ!』
『お~これはいいソイだわ。』とか
『マゴチか~これは捌くの面倒なヤツだな~』とか
『アイナメか。今は脂乗ってて時期だべ?』とか
何かと魚のウンチクを教えてくれるため、とても勉強になります。

そして日ごろから
『そのうち魚持って来てみろ!捌き方教えてやっから!』
と言われていたため、良い機会だと思い持参してみました。

到着すると、他のお客様向けの刺身を用意しているところだった。
『時間大丈夫か?これだけやっちまうから待っててな。』
と言われたため、作業を見学して待っていた。
僕も釣ってくるような30cmに満たないアジだけど、色が素晴らしい。
『これは脂が乗ってると、こういう色なんですか?』

『そうなんだよ、これは青森のアジなんだけど、最近どういうわけか北のアジがイイんだよ。北のアジがイイなんてことなかったんだけどなぁ。海が変わって来てんだよなぁ。U君よ、ヒラマサなんてよ、昔から釣れたか?ここ最近増えてんだろ?昔は俺らのとこになんて、ブリしか入って来なかったけどなぁ。今は市場にもヒラマサ入ってんだよなぁ。海がオカシイよなぁ。』
と言うウンチクから始まり、僕のヒラマサを捌き始めると、解説付きで捌き方を教えてくれた。
『ハラワタ抜いておいたんだな、血抜きも大事だけどよ、このハラワタ抜くってのが、イチバン大事なんだ。どれどれ、いや、硬いな~!こんな魚、捌いたことねぇぞ。普通は魚屋に入って来る魚は、3日とか4日の魚だからな。これはイキが良すぎる。肉も厚いし、魚じゃなくて肉を切ってるみてぇだ。これ、今日は食うなよ?大体にして釣り人ってのは、食べるの早過ぎんだよ。旨味が出るのは3日4日してからだかんな。空気に触れちゃったとこだけ色が変わるから、その表面だけ削ぎ落して食えば、1週間くらい食えるから。』
とか色々と教えてくれながら、頭まで細かく切り分けてくれた。

そして・・・
3日目に食べた刺身は絶品だった。
【追記】メーターヒラマサを振り返る。

魚屋さんに『これだけ脂が入った魚なら、頭がイチバン旨い!』とオススメされた(ブリ大根風)ヒラマサ大根も絶品で、その煮汁で食べたラーメンも美味だった。
【追記】メーターヒラマサを振り返る。

今朝は起きたら畑の手伝いをして、ヒラマサ大根の残りと、頭の一部の塩焼きを肴に、午前中からビール!
【追記】メーターヒラマサを振り返る。
【追記】メーターヒラマサを振り返る。

そうして、夜勤前まで昼寝をしたいと思います。

書きたいこと書ききれたか微妙ですが・・・おやすみなさい!



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