2017年11月14日
鰤を求めて・・・
鰤・・・それはSLIDERSで共有している夢です。
ワカシ,イナダ,ワラサ,ブリ・・・その区別は重さの場合や長さの場合があります。
これは地域で差があるだろうし、釣り人か漁師か魚屋か板前か・・・それぞれの立場でも差があると思います。
様々な区別の基準がある中で、自分の中では
40cm以上60cm未満:イナダ
60cm以上80cm未満:ワラサ
と区別しています。
80cmでブリ・・・
例えば『ブリは10キロからだ。』と言う漁師さんもいますが、80cmだと極めて太っていなければ10キロはないでしょう。
そうなると、80cmでも重さで言えばワラサとなってしまいます。
そこを、スライダーズ内では『80cm:ブリ』と定義して、80cmを目標に皆それぞれ切磋琢磨していました。
そして、いつの頃からか申し合わせていたことがあります。
ホーム出艇地でのKF後には最寄りの中華料理店でのラーメン反省会が恒例なのですが、そこに『フカヒレラーメン』なるメニューがあるのです。
¥2,000だかしたような気がしますが・・・
誰かがブリ(80cm以上)を釣った暁には、居合わせたメンバーがお祝いにフカヒレラーメンをご馳走する。
もしソロ出艇の時に釣ってしまった場合には、次回の出艇時に同行したメンバーがご馳走する。
と言ったメンバー間ルールを定めて、フカヒレラーメンを目標に夢見て来ました。
それで、地元海域の青物事情ですが・・・
自分がKFを始めて4年半が立ちますが、これまでカヤックから釣れているイナワラのアベレージは60cm前後です。
55cmの群れに当たることとか、65cmが3匹揃う日とか・・・
当然ワカシも混じりますが。
ただ、80cmとなるとオカッパリでも年間に数匹ではないでしょうか。
それに対して、ヒラマサは・・・オカッパリからメーター超えが比較的コンスタントに釣られてしまう海域です。
つまり、80cmオーバーに遭遇できる確率は、ブリよりもヒラマサの方が可能性を感じる海域です。
しかしヒラマサは、スピード,スタミナでブリに勝る魚です。
それに浅い根周りに多い(それがオカッパリで結果が出る理由!?)から根に潜られるリスクが高いためドラグを滑らせていなすよりも、強引にゴリ巻きが求められる場面が多くなります。
そのため、遭遇率は高くともランディングの難易度はブリの比ではないと思います。
それで僕のこれまでは・・・
昨シーズンまではヒラマサ73cm,ワラサ71cmが自己ベストでした。
それが今シーズンは初夏に74,75cmのワラサを複数匹釣ることが出来ていました。
と同時に、60cm台止まりながら、ヒラマサが混じる比率が極端に多くなったと感じていたシーズンです。
昨年までは底の地形を問わずナブラでワラサ,浅い根周りで単独もしくは少数でチェイスしているのがヒラマサ・・・と別れていた印象ですが、今シーズンは区別ない状況でした。
そのような中で、今シーズンはkayak55.comのフラットフィッシュダービーがあるため僕の中では最優先ターゲットは座布団ヒラメ・・・
青物はナブラが起きた時には追いかけるけど・・・程度の心境にはなってはいました。
それでもワラサ75cmを釣る度に、80cmに対するイメージも沸々と形どられていきました。
前々から思っていたことは、アベレージが60cmのところで70cmまでしか釣ったことない自分が、急に80cmがヒットしてもキャッチは出来ないだろう・・・せめて75cmを1度は経験する,70cmも更に複数匹釣る,それでもアベレージには逆らえないから、60cmが大半を占めるならば、そのサイズだろうが限りなく数を釣って場数を踏む・・・そうでなければ、様々な制限があるカヤックからは、急に今日明日で80cmをキャッチすることは出来ないだろう。
そのように考えながら、いつかフカヒレラーメンに在りつけることを、夢見ていました。
今回は、大型青物に対峙した話題です!
★2017paddling-⑨③★
☆11/13(月)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ
ジギングタックル2セット・・・今日は残すところ半月となってしまったフラットダービーのラストスパートとして、座布団ヒラメを意識しよう。
て、青物じゃないのか~い!!
※本当に自分でも不思議なのですが、確かに前夜までは座布団ヒラメを意識していて、だからこそ前夜のうちにジギングタックル2セットと決めていて・・・それが何故か、朝起きて出艇した頃には青物を意識してしまっていた。
この日は父の誕生日・・・
きっと亡くなったジィちゃんかヒィバァちゃんが、誕生日祝い用に、この日に釣るべき魚へと導いてくれたのだろう。
前記事に書いた通りジグを数個ほど新調したため、ジグケースの整理で前夜は夜更かしをしてしまった。
ジグに限らずルアーは、バリエーションが豊富なほど多様なシチュエーションに対応できる可能性はあるけど、自分の中で使い時とか整理できていなければ、数多く持つ意味が途端に無くなる。
使い易いように、タイプの近いモノから順に並べてジグケースに仕舞っていました。
スターターは・・・
ロングフォールジャークモデルのロッド(=LFJ)にはTBジグ140gピンクグローを選択しました。
フックセッティングはフロント&リアのスロジギ仕様に。
TBジグのコンセプトをメーカーHPから拝借すると・・・
『口を使わない巨大ブリ攻略のために生まれたロングジグ. 鳥羽発の巨ブリ攻略ジグ。』
その効果かどうかわからないですが、実は・・・
前回は青物を15匹も釣ることが出来たわけですが、ワカシ~ワラサまでサイズが入り乱れました。
その中でもワラササイズの釣果は、TBジグに集中していたのです。
ワラサ②&アイナメのトリプルヒットも、TBジグだったように思います。
スロジギ仕様のフックセッティングとした理由は、もう一方のスタンダードモデルのロッド(=SJ)にスライドアクターを用意していたためです。
石垣島の某伝説KFアングラーがカヤックからカジキを釣ったジグも、このスライドアクターらしい。
キャッチフレーズ?は『ヒラマサ、狂喜乱舞!』
これをアシストオンリーのフックセッティングで横に飛ばして使います。
(アシストオンリーで)横に飛ばすのは逃げ惑うベイトを・・・(フロント&リアで)水平フォールは追われて弱って沈むベイトを・・・のイメージで、フックセッティングは選んでいます。
TBジグは、どちらのフックセッティングでも使える印象を受けていましたが、タックル2セット持つならば、それぞれ別々のアプローチにしようと考えて、フックをセットしたわけです。
そして日の出とともに出艇・・・
双子山ポイントを目指しますが、朝のうちは北西の風が吹いている,だけど双子山ポイント付近は潮も速いことがあるから、どちらに流されるだろう・・・どこかで漕ぐのを休んで、艇が流される方向を見極めよう。
沖に進むにつれて徐々に水深が深くなる途中で、水深15mラインで地形変化があった。
北側の砂地エリアとの境目で、実は夏のコチングシーズンに発見して魚探にプロットしておいた根だ。
そこでTBジグのアクションを確かめるように、1ピッチもしくは1/2ピッチのロングジャークをしつつ、艇が流される方向を見極める。
すると思いのほか岸と平行に南に流されるため、更に北寄りに沖に漕いでから腰を据えれば、釣りながら双子山ポイントに流れ着くことができる。
そうして小移動した砂地エリアの水深20mライン・・・根魚は期待できなそうだけど、回遊魚はいるかも。
中層の青物を意識して1ピッチとか2ピッチで速めに上げてみたり、時々はジャカ巻きでジグを目立たせつつ、途中でフォール・・・
ガツン!!
フッキングすると、重量感が伝わって来る。
このトルクは座布団か?!
しかし徐々に横向きの走りが始まる。
どうやら青物らしい。
それにしてもパワフル・・・
過去に釣った75cmの感触を思い起こしてみるけれど、恐らく超えている。
もしかしたら80cmか?!
しかし、青物だろうが首は振るわけで、大きくなるほど振り幅が大きいから明確に首振りを感じるはずだ。
この魚は首振りを感じない。
不思議に思いつつも、今はファイトに集中しよう。
ここは広い砂地エリアだ。
根ズレの心配がないから強引に寄せる必要はない。
ドラグは緩めでフックオフを防ぐことを優先しよう。
こうして落ち着いて考え対処できるのは、冒頭に書いた通り数を釣って来た経験が生きているのだろうと思う。
1年とか2年とか前ならどうだったろうか・・・
徐々に浮いて来て、そろそろ姿が見えるだろう。
澄んだ潮の中にギラッと光った魚体・・・あれ?そうでもないか??
見慣れた70cmオーバークラスに見える。
フックが脇腹に刺さっていた。
口に刺さるよりも当然、走るし重かったわけだ。
落ち着いてネットインしてから、もしかすると自己ベスト更新かとも思いメジャーを当ててみた。

・・・75cm!
自己ベスト・・・タイだった。
しかし・・・口に刺さっていれば80cmを確信できたようなトルク・・・その魚をランディングできた。
もう一度、次は本当に80cmクラスがヒットしたら、どうやら自分にはキャッチできる可能性があるらしい。
根ズレの心配がない浅い砂地なら・・・
日ごろの通り、地形変化には注意してヒットさせるエリアも気をつけよう。
ワラサの血抜きをしている間に、B山に流れ着いた。
魚探が示す水深が徐々に浅くなる・・・今日の風なら、例え大型青物がヒットしても、艇は風に流される方が速いかも。
B山の天辺を過ぎてからジグを落とせば、ヒット後に深い方向に流れることが出来る。
それならば、ファイトにアドバンテージを持てる。
そう考えて、水深が15mから深くなり始めたところで、TBジグ投下!
着底したらジャークを開始する。
水深が25mほどに落ち込んだボトムより10mほど上げたところからフォール・・・そろそろ着底かと思った間合いで
ドガン!!
何かがヒット!!
走りは・・・先ほどのワラサと近いトルク感!
同じサイズが群れているのか・・・
いや・・・首振りを感じる?
もしや、これが口にフッキングしているとすれば、それでこれだけのパワーだとすれば・・・デカい?のか?
魚の走る方向は、B山の天辺方向だ。
マズイ・・・根ズレする!
ここで、ドラグを締めて耐える。
徐々に、本当に徐々にB山から剥がすことが出来た。
ここからは、根ズレの心配はない方向に流される。
フックオフのリスクを避けるためにドラグを緩めた。
そのドラグを緩めた状態ですら、ポンピング後に左手を話すとロッドが寝かされてしまうため、リールのハンドルを巻くことが出来ない。
海底に向かって走り続けるトルクが一瞬でも緩まる都度、瞬時に巻き取りを頑張った。
そしてファイト時間10分ほど・・・?
そろそろ姿が見えるだろう。
80cmは間違いなさそうだ・・・85?90はないか。
が、しかし・・・!
次の瞬間、自分の目を疑った。
デカい・・・
80cmどころではない。
先ほどの75cmが小さく見える。
どうやってランディグすれば・・・
海面に横たわる巨大青物・・・その姿は、浮袋が膨らんでしまった根魚のようだ。
でも、この水深で青物は、浮袋そこまで膨らまないでしょ?
と、言うことは・・・更に悪あがきダッシュを見せる可能性もある。
それまでに掬うか・・・でも頭がこちらを向いていない。
フッキング位置を確認すると、リアフックが口の中に、フロントフックがエラ蓋に刺さっている。
フックオフしなそうで安心したのも束の間・・・また走り出した!
だけど、いま目にしたフッキングの状態を考えると、時間を掛けてもフックオフしないだろう。
余裕を持って、時間を掛けて弱らせるため、ドラグを緩めた。
何度か短い距離を走られた後・・・
ランディングネットを左手で持った。
入るか?
枠も大きいけど、深さが売りのガンナーネット・・・上手に頭からネットの最深部に入れたい。
タイミングを見計らって・・・
・・・獲ったど~!!
どうにかネットイン!!
そして、デカい!!
ネットインしたまま、艇の上に持ち上げることができない!
普段はネットイン直後は左手でネットを持ったまま、右手でクラッチを切ってラインをいくらか出すようにしてる。
魚が暴れることで、ロッドが折れるのを防ぐために。
だけど、どれだけラインを出しても、ロッドが体の前にある限り魚体を引きずり上げるスペースがない。
応急的にラインをカットして、ロッドは右後ろのロッドフォルダーに挿した。
そして艇の上に引きずりあげようとするけど、艇があからさまに傾いた。
・・・身の危険を感じた。(①)
どうにかバランスを取りながら、左舵から艇の上に持って来れた。
頭が左を向いた状況で、ネットの中で横たわっている。
ここから、グリップで掴むにも、ストリンガーで繋ぐにも、ネットの最深部に向いた口が届かない。
ワラサ級なら尻尾を掴んで持ち上げるけど、この魚体は無理だ。
そうしている間にも、時たま暴れる。
ヤバい・・・4本ものフックが向き出しだ。
暴れられて体にフックが刺さったら、ただ事じゃない。
・・・身の危険を感じた。(②)
それで、フックを1本ずつ切り落とした。
これでいつ暴れられても・・・しかし、体が僅かながらでもネットから出てしまうと、重みで右舵(尻尾側)から落ちてしまいそうだ。
息の根を止めるために、アイスピックで脳天を突いた。
どうやら成功したらしい。
それからグリップで掴んで、ストリンガーで繋いで・・・
ここで落ち着いて、写真撮影を。

艇の幅を余裕で超える長さ・・・

とんでもない魚を釣ってしまった。
メーターある?ない?経験の中にない未知のサイズだから、目安がわからない。
それにしても、想像してたように『ワラサとはケタ違い』とまで感じるようなファイトではなかった。
もしかしたら過去の化け物ラインブレイクは、ヒラマサではなく巨大なサメだったのだろうか…
続いて同じポイントでスキッドジグをフォールさせたら・・・ヒット~!ワラサでした。
そこからTBジグに戻すと・・・またデカいのヒット~!
残念ながらこちらは根に潜られてしまいました。
それで、先ほどの大政ヒットルアーをロスト・・・丁寧にとっておけば良かった。
その後、ワカシ~イナダを2匹ほど追加して、沖上がりとした。
漕ぐためにも水の抵抗がスゴイため、後部ラゲッジに持ち上げてみた。
その状態で漕いだけど、後部に10キロ前後のモノが乗っているわけだ。
重心が動く度に、艇のバランスが崩れて怖い思いをしました。
着岸・・・
計測すると・・・

102cm?!?!?!
メーターヒラマサ・・・

75cmが小さく見える。
改めて・・・よく釣れたなぁ・・・今の率直な感想としては、もう釣りたくない。
それくらい恐怖体験でした。
以上!
夜勤中日の眠気の中で書いています。
まとまりない文失礼しました!
★ルアー★
TBジグ140gピンクグロー¥
★獲物1匹ゴミ1個運動★
貯金に甘えました。
2017総数:獲物255匹ゴミ256個
★ベイト(獲物の胃の内容物)★
不明
★肴★

刺身!

ハラスの塩焼き!


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ワカシ,イナダ,ワラサ,ブリ・・・その区別は重さの場合や長さの場合があります。
これは地域で差があるだろうし、釣り人か漁師か魚屋か板前か・・・それぞれの立場でも差があると思います。
様々な区別の基準がある中で、自分の中では
40cm以上60cm未満:イナダ
60cm以上80cm未満:ワラサ
と区別しています。
80cmでブリ・・・
例えば『ブリは10キロからだ。』と言う漁師さんもいますが、80cmだと極めて太っていなければ10キロはないでしょう。
そうなると、80cmでも重さで言えばワラサとなってしまいます。
そこを、スライダーズ内では『80cm:ブリ』と定義して、80cmを目標に皆それぞれ切磋琢磨していました。
そして、いつの頃からか申し合わせていたことがあります。
ホーム出艇地でのKF後には最寄りの中華料理店でのラーメン反省会が恒例なのですが、そこに『フカヒレラーメン』なるメニューがあるのです。
¥2,000だかしたような気がしますが・・・
誰かがブリ(80cm以上)を釣った暁には、居合わせたメンバーがお祝いにフカヒレラーメンをご馳走する。
もしソロ出艇の時に釣ってしまった場合には、次回の出艇時に同行したメンバーがご馳走する。
と言ったメンバー間ルールを定めて、フカヒレラーメンを目標に夢見て来ました。
それで、地元海域の青物事情ですが・・・
自分がKFを始めて4年半が立ちますが、これまでカヤックから釣れているイナワラのアベレージは60cm前後です。
55cmの群れに当たることとか、65cmが3匹揃う日とか・・・
当然ワカシも混じりますが。
ただ、80cmとなるとオカッパリでも年間に数匹ではないでしょうか。
それに対して、ヒラマサは・・・オカッパリからメーター超えが比較的コンスタントに釣られてしまう海域です。
つまり、80cmオーバーに遭遇できる確率は、ブリよりもヒラマサの方が可能性を感じる海域です。
しかしヒラマサは、スピード,スタミナでブリに勝る魚です。
それに浅い根周りに多い(それがオカッパリで結果が出る理由!?)から根に潜られるリスクが高いためドラグを滑らせていなすよりも、強引にゴリ巻きが求められる場面が多くなります。
そのため、遭遇率は高くともランディングの難易度はブリの比ではないと思います。
それで僕のこれまでは・・・
昨シーズンまではヒラマサ73cm,ワラサ71cmが自己ベストでした。
それが今シーズンは初夏に74,75cmのワラサを複数匹釣ることが出来ていました。
と同時に、60cm台止まりながら、ヒラマサが混じる比率が極端に多くなったと感じていたシーズンです。
昨年までは底の地形を問わずナブラでワラサ,浅い根周りで単独もしくは少数でチェイスしているのがヒラマサ・・・と別れていた印象ですが、今シーズンは区別ない状況でした。
そのような中で、今シーズンはkayak55.comのフラットフィッシュダービーがあるため僕の中では最優先ターゲットは座布団ヒラメ・・・
青物はナブラが起きた時には追いかけるけど・・・程度の心境にはなってはいました。
それでもワラサ75cmを釣る度に、80cmに対するイメージも沸々と形どられていきました。
前々から思っていたことは、アベレージが60cmのところで70cmまでしか釣ったことない自分が、急に80cmがヒットしてもキャッチは出来ないだろう・・・せめて75cmを1度は経験する,70cmも更に複数匹釣る,それでもアベレージには逆らえないから、60cmが大半を占めるならば、そのサイズだろうが限りなく数を釣って場数を踏む・・・そうでなければ、様々な制限があるカヤックからは、急に今日明日で80cmをキャッチすることは出来ないだろう。
そのように考えながら、いつかフカヒレラーメンに在りつけることを、夢見ていました。
今回は、大型青物に対峙した話題です!
★2017paddling-⑨③★
☆11/13(月)
☆EP.N
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:SJC-78/150-KR_LFJ,SJC-63/180-KR_SJ
ジギングタックル2セット・・・今日は残すところ半月となってしまったフラットダービーのラストスパートとして、座布団ヒラメを意識しよう。
て、青物じゃないのか~い!!
※本当に自分でも不思議なのですが、確かに前夜までは座布団ヒラメを意識していて、だからこそ前夜のうちにジギングタックル2セットと決めていて・・・それが何故か、朝起きて出艇した頃には青物を意識してしまっていた。
この日は父の誕生日・・・
きっと亡くなったジィちゃんかヒィバァちゃんが、誕生日祝い用に、この日に釣るべき魚へと導いてくれたのだろう。
前記事に書いた通りジグを数個ほど新調したため、ジグケースの整理で前夜は夜更かしをしてしまった。
ジグに限らずルアーは、バリエーションが豊富なほど多様なシチュエーションに対応できる可能性はあるけど、自分の中で使い時とか整理できていなければ、数多く持つ意味が途端に無くなる。
使い易いように、タイプの近いモノから順に並べてジグケースに仕舞っていました。
スターターは・・・
ロングフォールジャークモデルのロッド(=LFJ)にはTBジグ140gピンクグローを選択しました。
フックセッティングはフロント&リアのスロジギ仕様に。
TBジグのコンセプトをメーカーHPから拝借すると・・・
『口を使わない巨大ブリ攻略のために生まれたロングジグ. 鳥羽発の巨ブリ攻略ジグ。』
その効果かどうかわからないですが、実は・・・
前回は青物を15匹も釣ることが出来たわけですが、ワカシ~ワラサまでサイズが入り乱れました。
その中でもワラササイズの釣果は、TBジグに集中していたのです。
ワラサ②&アイナメのトリプルヒットも、TBジグだったように思います。
スロジギ仕様のフックセッティングとした理由は、もう一方のスタンダードモデルのロッド(=SJ)にスライドアクターを用意していたためです。
石垣島の某伝説KFアングラーがカヤックからカジキを釣ったジグも、このスライドアクターらしい。
キャッチフレーズ?は『ヒラマサ、狂喜乱舞!』
これをアシストオンリーのフックセッティングで横に飛ばして使います。
(アシストオンリーで)横に飛ばすのは逃げ惑うベイトを・・・(フロント&リアで)水平フォールは追われて弱って沈むベイトを・・・のイメージで、フックセッティングは選んでいます。
TBジグは、どちらのフックセッティングでも使える印象を受けていましたが、タックル2セット持つならば、それぞれ別々のアプローチにしようと考えて、フックをセットしたわけです。
そして日の出とともに出艇・・・
双子山ポイントを目指しますが、朝のうちは北西の風が吹いている,だけど双子山ポイント付近は潮も速いことがあるから、どちらに流されるだろう・・・どこかで漕ぐのを休んで、艇が流される方向を見極めよう。
沖に進むにつれて徐々に水深が深くなる途中で、水深15mラインで地形変化があった。
北側の砂地エリアとの境目で、実は夏のコチングシーズンに発見して魚探にプロットしておいた根だ。
そこでTBジグのアクションを確かめるように、1ピッチもしくは1/2ピッチのロングジャークをしつつ、艇が流される方向を見極める。
すると思いのほか岸と平行に南に流されるため、更に北寄りに沖に漕いでから腰を据えれば、釣りながら双子山ポイントに流れ着くことができる。
そうして小移動した砂地エリアの水深20mライン・・・根魚は期待できなそうだけど、回遊魚はいるかも。
中層の青物を意識して1ピッチとか2ピッチで速めに上げてみたり、時々はジャカ巻きでジグを目立たせつつ、途中でフォール・・・
ガツン!!
フッキングすると、重量感が伝わって来る。
このトルクは座布団か?!
しかし徐々に横向きの走りが始まる。
どうやら青物らしい。
それにしてもパワフル・・・
過去に釣った75cmの感触を思い起こしてみるけれど、恐らく超えている。
もしかしたら80cmか?!
しかし、青物だろうが首は振るわけで、大きくなるほど振り幅が大きいから明確に首振りを感じるはずだ。
この魚は首振りを感じない。
不思議に思いつつも、今はファイトに集中しよう。
ここは広い砂地エリアだ。
根ズレの心配がないから強引に寄せる必要はない。
ドラグは緩めでフックオフを防ぐことを優先しよう。
こうして落ち着いて考え対処できるのは、冒頭に書いた通り数を釣って来た経験が生きているのだろうと思う。
1年とか2年とか前ならどうだったろうか・・・
徐々に浮いて来て、そろそろ姿が見えるだろう。
澄んだ潮の中にギラッと光った魚体・・・あれ?そうでもないか??
見慣れた70cmオーバークラスに見える。
フックが脇腹に刺さっていた。
口に刺さるよりも当然、走るし重かったわけだ。
落ち着いてネットインしてから、もしかすると自己ベスト更新かとも思いメジャーを当ててみた。

・・・75cm!
自己ベスト・・・タイだった。
しかし・・・口に刺さっていれば80cmを確信できたようなトルク・・・その魚をランディングできた。
もう一度、次は本当に80cmクラスがヒットしたら、どうやら自分にはキャッチできる可能性があるらしい。
根ズレの心配がない浅い砂地なら・・・
日ごろの通り、地形変化には注意してヒットさせるエリアも気をつけよう。
ワラサの血抜きをしている間に、B山に流れ着いた。
魚探が示す水深が徐々に浅くなる・・・今日の風なら、例え大型青物がヒットしても、艇は風に流される方が速いかも。
B山の天辺を過ぎてからジグを落とせば、ヒット後に深い方向に流れることが出来る。
それならば、ファイトにアドバンテージを持てる。
そう考えて、水深が15mから深くなり始めたところで、TBジグ投下!
着底したらジャークを開始する。
水深が25mほどに落ち込んだボトムより10mほど上げたところからフォール・・・そろそろ着底かと思った間合いで
ドガン!!
何かがヒット!!
走りは・・・先ほどのワラサと近いトルク感!
同じサイズが群れているのか・・・
いや・・・首振りを感じる?
もしや、これが口にフッキングしているとすれば、それでこれだけのパワーだとすれば・・・デカい?のか?
魚の走る方向は、B山の天辺方向だ。
マズイ・・・根ズレする!
ここで、ドラグを締めて耐える。
徐々に、本当に徐々にB山から剥がすことが出来た。
ここからは、根ズレの心配はない方向に流される。
フックオフのリスクを避けるためにドラグを緩めた。
そのドラグを緩めた状態ですら、ポンピング後に左手を話すとロッドが寝かされてしまうため、リールのハンドルを巻くことが出来ない。
海底に向かって走り続けるトルクが一瞬でも緩まる都度、瞬時に巻き取りを頑張った。
そしてファイト時間10分ほど・・・?
そろそろ姿が見えるだろう。
80cmは間違いなさそうだ・・・85?90はないか。
が、しかし・・・!
次の瞬間、自分の目を疑った。
デカい・・・
80cmどころではない。
先ほどの75cmが小さく見える。
どうやってランディグすれば・・・
海面に横たわる巨大青物・・・その姿は、浮袋が膨らんでしまった根魚のようだ。
でも、この水深で青物は、浮袋そこまで膨らまないでしょ?
と、言うことは・・・更に悪あがきダッシュを見せる可能性もある。
それまでに掬うか・・・でも頭がこちらを向いていない。
フッキング位置を確認すると、リアフックが口の中に、フロントフックがエラ蓋に刺さっている。
フックオフしなそうで安心したのも束の間・・・また走り出した!
だけど、いま目にしたフッキングの状態を考えると、時間を掛けてもフックオフしないだろう。
余裕を持って、時間を掛けて弱らせるため、ドラグを緩めた。
何度か短い距離を走られた後・・・
ランディングネットを左手で持った。
入るか?
枠も大きいけど、深さが売りのガンナーネット・・・上手に頭からネットの最深部に入れたい。
タイミングを見計らって・・・
・・・獲ったど~!!
どうにかネットイン!!
そして、デカい!!
ネットインしたまま、艇の上に持ち上げることができない!
普段はネットイン直後は左手でネットを持ったまま、右手でクラッチを切ってラインをいくらか出すようにしてる。
魚が暴れることで、ロッドが折れるのを防ぐために。
だけど、どれだけラインを出しても、ロッドが体の前にある限り魚体を引きずり上げるスペースがない。
応急的にラインをカットして、ロッドは右後ろのロッドフォルダーに挿した。
そして艇の上に引きずりあげようとするけど、艇があからさまに傾いた。
・・・身の危険を感じた。(①)
どうにかバランスを取りながら、左舵から艇の上に持って来れた。
頭が左を向いた状況で、ネットの中で横たわっている。
ここから、グリップで掴むにも、ストリンガーで繋ぐにも、ネットの最深部に向いた口が届かない。
ワラサ級なら尻尾を掴んで持ち上げるけど、この魚体は無理だ。
そうしている間にも、時たま暴れる。
ヤバい・・・4本ものフックが向き出しだ。
暴れられて体にフックが刺さったら、ただ事じゃない。
・・・身の危険を感じた。(②)
それで、フックを1本ずつ切り落とした。
これでいつ暴れられても・・・しかし、体が僅かながらでもネットから出てしまうと、重みで右舵(尻尾側)から落ちてしまいそうだ。
息の根を止めるために、アイスピックで脳天を突いた。
どうやら成功したらしい。
それからグリップで掴んで、ストリンガーで繋いで・・・
ここで落ち着いて、写真撮影を。

艇の幅を余裕で超える長さ・・・

とんでもない魚を釣ってしまった。
メーターある?ない?経験の中にない未知のサイズだから、目安がわからない。
それにしても、想像してたように『ワラサとはケタ違い』とまで感じるようなファイトではなかった。
もしかしたら過去の化け物ラインブレイクは、ヒラマサではなく巨大なサメだったのだろうか…
続いて同じポイントでスキッドジグをフォールさせたら・・・ヒット~!ワラサでした。
そこからTBジグに戻すと・・・またデカいのヒット~!
残念ながらこちらは根に潜られてしまいました。
それで、先ほどの大政ヒットルアーをロスト・・・丁寧にとっておけば良かった。
その後、ワカシ~イナダを2匹ほど追加して、沖上がりとした。
漕ぐためにも水の抵抗がスゴイため、後部ラゲッジに持ち上げてみた。
その状態で漕いだけど、後部に10キロ前後のモノが乗っているわけだ。
重心が動く度に、艇のバランスが崩れて怖い思いをしました。
着岸・・・
計測すると・・・

102cm?!?!?!
メーターヒラマサ・・・

75cmが小さく見える。
改めて・・・よく釣れたなぁ・・・今の率直な感想としては、もう釣りたくない。
それくらい恐怖体験でした。
以上!
夜勤中日の眠気の中で書いています。
まとまりない文失礼しました!
★ルアー★
TBジグ140gピンクグロー¥
★獲物1匹ゴミ1個運動★
貯金に甘えました。
2017総数:獲物255匹ゴミ256個
★ベイト(獲物の胃の内容物)★
不明
★肴★

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この記事へのコメント
ナイスフィッシュ!
本当に凄いの釣りましたね!!
食べ切るのにどれ位掛かるんでしょうか?
豊かな海に感謝ですね☆〜(ゝ。∂)
本当に凄いの釣りましたね!!
食べ切るのにどれ位掛かるんでしょうか?
豊かな海に感謝ですね☆〜(ゝ。∂)
Posted by パグラー at 2017年11月14日 20:15
ありがとうございます!(^^)!
毎日味見しつつ寝かせて…明日の夕飯で完食予定です(^○^)
今日まで夜勤のため、ようやく明日は酒が飲める…!
毎日味見しつつ寝かせて…明日の夕飯で完食予定です(^○^)
今日まで夜勤のため、ようやく明日は酒が飲める…!
Posted by いわき2011
at 2017年11月14日 20:21

流石です!
自分は まだまだこんな余裕(考える時間)がありません。。。 強引の一辺倒ですね(笑)
流石は自分の中の師匠です(๑˃̵ᴗ˂̵)
最近タイミングが合いませんが、久々に一緒に浮きたいですなぁ(^o^)
自分は まだまだこんな余裕(考える時間)がありません。。。 強引の一辺倒ですね(笑)
流石は自分の中の師匠です(๑˃̵ᴗ˂̵)
最近タイミングが合いませんが、久々に一緒に浮きたいですなぁ(^o^)
Posted by 老兵
at 2017年11月14日 21:14

師匠だなんて…恐れ多いです(^0^;)
また大勢でワイワイ浮きたいですね(^○^)
また大勢でワイワイ浮きたいですね(^○^)
Posted by いわき2011
at 2017年11月14日 22:57

おめでとうございます(≧∀≦)
いとも簡単に私の鰤を越されてしまいましたね(^_^;)
しかもマサ‼️
先日は声をかけそびれてしまったので、次お会い出来たらいろいろ話を聞かせて下さい(^_^;)
いとも簡単に私の鰤を越されてしまいましたね(^_^;)
しかもマサ‼️
先日は声をかけそびれてしまったので、次お会い出来たらいろいろ話を聞かせて下さい(^_^;)
Posted by モグラ at 2017年11月15日 15:53
ブリ釣られてたんですか?!
またお会いした時は、よろしくです!(^^)!
またお会いした時は、よろしくです!(^^)!
Posted by いわき2011
at 2017年11月15日 15:58

お疲れ様です。w
あの…ラインメールで絶対何か狙っている…と、思ってましたが…これでしたカァ!Σ( ̄□ ̄;)
凄すぎですよ…このサイズってランディングにどれだけ掛かるんですかね…夢のメータオーバー…あぁ…余韻でお酒も進むでしょ?wお見事です。(´・ω・`)ゞ
あの…ラインメールで絶対何か狙っている…と、思ってましたが…これでしたカァ!Σ( ̄□ ̄;)
凄すぎですよ…このサイズってランディングにどれだけ掛かるんですかね…夢のメータオーバー…あぁ…余韻でお酒も進むでしょ?wお見事です。(´・ω・`)ゞ
Posted by Cー49 at 2017年11月16日 12:33
そういえば!『青物いることを信じて…』なんて送ってましたね(゚o゚;
あれは前夜にタックル準備してるタイミングだったと思います。
準備の段階ではヒラメ狙いのはずが…LINEでの言葉からしても、無意識に青物を追っていたのかも(笑
あれは前夜にタックル準備してるタイミングだったと思います。
準備の段階ではヒラメ狙いのはずが…LINEでの言葉からしても、無意識に青物を追っていたのかも(笑
Posted by いわき2011
at 2017年11月16日 13:38

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