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2013年03月05日

生い立ち⑦天変地異

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生い立ち⑦天変地異次の夏は、確かにやって来た。
だけど、前年の夏とは訳が違っていた。
震災を挟んで、地元の海や釣り事情は大きく様変わりした。

震災を機に再び実家に住むことになったが、しばらくは釣りをする気にはなれなかった。
汚染された海で、食べる楽しみがないのに釣る気にもなれなかったし、たくさんの人を飲み込んだ海に憎しみすら覚えた。
釣りはできない。大好きな野球やサッカーもできない。休日の過ごし方が思いつかない。
自分なりに色々なことを考えては、現実逃避してみたり、本当に腐った状態で数か月を過ごした。

少しずつ、腐った自分に歯止めをかけるためにも、元の生活を取り戻そうと努めた。
まず魚を食べないでも楽しめる釣りとは・・・というわけでエリアフィッシングを始めた。
フライに夢中になり、エリア通いを続けているうちに夏が終わろうとしていた。

そのうち、それまで目をそむけていた海に、目を向ける気になってきた。
海岸沿いをドライブした。
津波の爪痕に言葉を失った。
豆アジを釣った最寄りの港は、沖防のテトラポットに自販機が引っかかっていた。

衝撃を受けながらも、その現実を受け止めようと覚悟を決めた自分もいた。
海釣り再開だ。

放射能汚染と向き合わなければならないわけだが、知識はあったから安心だった。
父は、魚のサンプリング結果をPCでチェックしていた。

8/30
豆アジ釣りに出かけた。
その日は簡単には釣れなかった。
ようやく釣れた1匹を、泳がせてみた。
元々ヒラメがいる港なので、イメージの中にはヒラメしかなかった。
足元に豆アジを落として、竿受けにセットし、更に豆アジを釣ろうと後ろを向いて別な竿を取り、向き直ると・・・泳がせの竿が水面に突っ込んでいる!!
竿受けから外してタモ入れするとヒラメではなく、30cmくらいのカンパチだった。
小さな港の奥までカンパチが入って来るということが、当時の自分の想像の中にはなかったので驚いたが、1匹釣れたら他にもいるだろうということで、まずはエサとなる豆アジを調達しなければ。

港の反対側には釣り人が集まっていて、何やら活気があった。
立て続けに竿がしなっていた。
どうやら1本針に沖アミのウキ釣りでアジを狙っていたオジサン方が、カンパチに次々と仕掛けを切られているようだった。
みんながコマセを巻いているなら豆アジも寄っているかもしれないと思い、近くにお邪魔させてもらった。
トリックサビキにブロックアミを引っ掛けて釣りを始めると、すぐに豆アジが掛かった。
数匹まとめて釣りたかったので、ゆっくり巻き上げて来ると・・・ズキュ~ン!!
サビキに掛かった豆アジに、カンパチが食いついたようで、サビキの針が1本だけ切れていた。
もう一度サビキを投入し、当たったらすぐに回収する。
カンパチに強奪されないように数匹の豆アジを集め、磯竿で泳がせを始めた。

そうしてカンパチの連発が始まり、ワカシも1匹混じって、カンパチは8匹だった。
サイズは25~35cmだった。

刺身や塩焼きで食べた。
震災後始めて、自分で釣った海の魚を食べた。

サンプリング結果から回遊魚は大丈夫というのもあったし、汚染された魚を食べたところでの健康への影響度合いと、食べたい物を我慢する残念度合いを天秤にかけたら、自分は、食べたい物は食べることにした。
自分はアンチ喫煙主義。タバコ1箱のお代でビール飲む方が好き。喫煙に比べたらセシウムなど軽いものだ。
アイナメやドンコは、しばらくは我慢だけど。

その後も毎週、カンパチを釣った。
海に通うようになって、震災前後の海の変化もわかってきた。
とにかく、地盤が落ちている。
満潮になると港の市場前まで水が上がって来る。
水深で1mほど深くなっているようだった。
堤防が崩れたり、テトラが流されているところもあったから、港の内側まで潮通しが良くなっているように感じた。
カンパチが釣れるようになったのも、そういったことが影響しているかもしれない。

また、アジも大きかった。豆アジよりも、塩焼きサイズのアジが釣れるようになった。

まだまだ釣りをする人は、震災前に比べたらかなり少ない時期だったから、混雑していないということでは、快適な釣りができた。
海の変わりようを感じながら、釣りを楽しむ生活が戻ってきた。

堤防でのアジ釣り・泳がせ釣りには第一精工の受〇郎シリーズが重宝します!
第一精工 スーパー受二郎240
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