2017年12月25日
KF一人旅~湯河原~
※今回の遠征記は4部作で、この記事は3/4です。
1/4,2/4が未読の方は先に読んで下さい。
翌朝はアーリーチェックアウト・・・部屋のキーをフロントの回収ボックスに返却して玄関を出る!
チェックアウト時にもスタッフに別れを言えなかったことが、アーリーチェックアウトの寂しかったところ。
※この宿はドミトリー的な部屋もあるけど、僕は個室が取れた。
それもベッドしかないような狭い部屋だから、値段は3千円台と、品川と言う立地条件を考えても、カプセル並みに格安だった。
そうしてアマダイを求めた連浮に向かった・・・
★2017paddling-⑨⑧★
☆12/21(木)
☆EP.小田原某所
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:Glissando66,FeatherLight63
僕は1回毎のKFを特別なモノにしたい。
だから、何か変化を付けることも好き。
狙いを変えたり、アプローチを変えたり・・・
だけど、この日は違った。
前日の続きがしたかった。
同じくオキアミで、再びアマダイが釣りたい。
この旅が終われば、地元ではアマダイは釣れないのだ。
それに、数が釣れた点では出来過ぎとも言える前日だけど、サイズには満足できなかった。
出来れば40アップを・・・!
この日は準備中に、カートップボートの方が1名・・・駐車スペースの件とか、とても親切に教えて下さった。
旅先で誰かと会話すると思うけど、この親切な初老の方とも、この先もう会えないだろう。
何の義理もない余所者に対して良くしてくれる。
自分が心躍らせて訪れた遠征先の海で、そうした優しい方がいる。
“一期一会”なる言葉の意味・・・今まさに体感しているのだと感じる。
出艇したら、前日の後半を費やした水深50~90mのエリアに向かって釣りをした。
前日は釣るごとにサイズダウンを繰り返したけど、この日は逆だった!
だけど、どうも大幅なサイズアップとはならない。
事前に得た情報だと、アマダイは浅いポイントほど数は釣れるけど小さい、深いポイントほど数は減るけど大きい・・・だった。
それが、どの水深でも(とは言ってもリールの糸巻き量の問題で100m以内で浮いてたけど)釣れ方が変わらなかった。
ここは、敢えて手を付けてない水深40mに・・・
そして見つけた良型!
目標の40アップか?!
とにかく刺身サイズと言っても良さそう!!
ここから更に追加したかったけど、残念ながら海況が。
風はまだ大丈夫だったけど、ショア方向の風で海面がラフになって来た。
半ば満足してる感もあったため、潔く撤退した。
計測したら・・・38.5cm!
40アップはならなかったけど、それはまた、いつか挑戦しなさいとの海からの挑戦状だろうと解釈する。
この日はゲスト無しアマダイのみ5匹でした!
片付けが終わってもまだ10時前・・・
そうだ、厚木に向かおう。
TGベイトのオリジナルカラーを発売しているキャスティング厚木店で、何かジグを物色したかったのだ。
それと・・・前日から車の異音が気になっていた。
このままアクシデントに発展すれば、翌日の帰路に就くことが出来ない。
ついでだから厚木のディーラーに寄ってみよう。
このアウトランダーでも1,2度と、前に乗っていたデリカでは何度も、異音の経験はあった。
今回の心当たりはタイヤ交換・・・
デリカに乗っていた頃に、自分でタイヤ交換した直後に走行中の“コンコン”との異音で街の車屋に駆け込んだことがある。
そしたら、ナットが緩んでいた。
車屋から教わったのは、タイヤ交換して100キロとか走った後に再度、増し締めすることが望ましいらしい。
これは、交換時に締め付けてから、タイヤの座りが落ち着くとナットの締め付けにムラが出来ることがあるみたい。
そのことを覚えていたから、また同じトラブルも疑った。
でも、当時の反省も踏まえて今では定期的な増し締めもしている。
アウトドア派で長距離運転も多いから、車のアクシデントは致命的だから。
だから・・・それに、デリカの時とは音が違う。
それで、ナットの増し締めは試みないままに、ディーラーに向かった。
車を預けて、待ち時間に外出して昼食を。
バーミヤンで鳥南蛮ランチにした。
サイズアップ記念にノンアルで乾杯も。
満腹でディーラーに戻ると、間もなく点検結果を聞かされた。
『ご自分でタイヤ交換されましたか・・・?』
そのフレーズ聞いたことある!
どうもすみませんでした!!(恥)
ただ、増し締めもしていることも話すと、車載されているカヤックを眺めて・・・
『アルミナットだと、錆が発生してナットの座りが変わることもあります。』
とのこと!
カヤック愛好家の皆様・・・タイヤ交換を自分で実施していないとしても、定期的な締め付けチェックが必要かもしれないです。
異音が消滅して快適なドライブが復活しました。
キャスティングではスローナックルのグローピンク(あれだけストックあるのに!)とオリカラ(パープルグローゼブラと言えばいいのかな?)を購入しました。
それから今宵の宿泊地に向かう!
湯河原の『The Ryokan Tokyo Yugawara』です。
湯河原に到着すると、まだチェックインの時刻まで1時間もある。
だから海沿いをドライブすることにした。
湯河原から10分か20分で、カーナビが『静岡県に入りました。』と告げ、熱海に入っていた。
この、小田原~真鶴~熱海にかけての海沿いは、本当に心地よい景色だ。
(地元でも海沿いドライブは出来るけど)
こちらの海沿いは地形的に傾斜があるため、広大な大海原を見下ろすことが出来るのだ。
本当に心地よいドライブ・・・この景色を写真に撮りたかったけど、日ごろから思っている“最も優れたレンズは肉眼”が頭をよぎった。
写真に撮ったところで、今この時の感動は遺せない。
だから、写真に撮る間も惜しんで、自分の瞼に焼き付けるのだ。
それが、昔から思っている自分なりの主義だ。
確か小学校高学年の頃だったか、遠足の時に母から『アンタは写真を撮ることをしないからね。何か撮って来てウチの人にも見せなさいよ。』と言われて、使い捨てカメラを持たされたことがある。
でも・・・その頃から既に僕は『友達と記念撮影するヒマがあったら、その時間も惜しんで友達と戯れていたい。』と考える子供だった。
だから写真の撮り方なんて慣れてなかったし、何を撮ればイイのかわからない。
それで『こんなモノ撮って・・・』と、母に苦笑いされるような意味もない光景しか撮って来なかった気がする。
今でこそ、釣った魚の写真は写り方で見栄えが大きく左右されることを気にして、撮り方を気にしているうちに上達したかもしれないけど、そんなわけで昔から、写真は苦手なのだ。
もし今回の海の景色を見たいと言う人がいるのならば、是非とも自分の足で訪れてみて欲しい。
僕が撮った写真を見るよりも、自分の肉眼で見た方が、きっと感動もあるはずだと思うのです。
そんなこんなで、宿に着いた。
それでも、まだチェックインの時刻じゃない。
駐車場でタックルセッティングを始めた・・・
そう、翌日は遠征の最終日で、朝だけ浮いて帰路に就くつもり。
最終日くらい・・・普段通りの慣れ親しんだジグで挑んでみたい。
あれこれ悩んで、2タックルを準備して、チェックインとなった。
ドミトリーの部屋だ。
ロビーでは白人系の女性客が笑顔で挨拶してくれた。
何語かわからないから、笑顔で応じておいた。
そう、これで良いのだ。
笑顔は万国共通だ。
衣類等の荷物を整理して、温泉に入って(部屋はドミトリーだから格安だけど、風呂は大浴場で温泉かけ流しだった!)それからスタッフに飲食店の情報を教えて頂いて、タクシーで湯河原駅前に向かった。
今回の旅は観光が目的ではない。
だけど、遠い土地に来たのだから、地元では食べられない魚が食べてみたい。
せっかくだから贅沢をしよう・・・このような時にお金をケチったら、何のためにサラリーマンしてるのかわからないではないか。
給料日前で財布が寂しかったから、降ろしてはいけない口座から予定外に降ろしてしまった。
現地で評判が良いらしい『居酒屋にのみや』さんにお邪魔した。
まだ早い時間だったため客は僕だけだった。
そのことが幸いして、カウンター越しに店主が話しかけて下さった。
僕は素直に、地元でも美味しい魚はいるから、食べたことない魚種を味わいたい旨を伝えた。
そしてショーケースの中にヤガラを見つけた。
注文したら、お頭付きで盛り付けてくれた!
それからカワハギの肝和え
蒸しガキ!
生ウニの天ぷら!(ウニを大葉で包んである。)
一人旅先での、一人呑み・・・自由な時間を満喫する僕に、店主はサービス品を出してくれた。
『肴が好きなようだから、これをどうぞ。ナマコのコノワタです。ショッパイから、少しずつカジって食べてみて下さい。』
ナマコとか、ゲテモノ系は実は苦手なのだけど、これは美味しかった!
そしてヒレ酒も!
前にどこかで1度だけ呑んだことがあるけど、その時は美味しいとも感じなかった。
不味くはないけど『ヒレ酒ってこんなものか・・・』程度で、特別に何とも感じなかったのだ。
でも、今回のは美味しかった。
『これがヒレ酒か~!前に呑んだのは、きっとニセモノだ!』と感じるくらいだった。
そうして気分良く呑んでいたけれど、そう言えば・・・アカムツとかキンメとかはないのかな?
それらを求めて、2軒目を探しに出た。
湯河原は意外と静かな街で、店がまず少ない。
たまたま目にした寿司屋に入ってみた。
回らない寿司・・・数千円するかもしれないけど、今日は妥協しない。
店内には他の客はいなかった。
ビールをお願いすると店主は『福島から来たなら、こちらのを!』
オススメとか聞き出そうと会話を続けていると、僕の地元『いわき市平』まで知っている・・・『フラガール』とか知っている・・・いわきも全国区だな・・・
この2日間は浮いている最中に寒さを感じたけど、店主が言うには『湯河原は暖かいところ。この冬は特別に冷える・・・これじゃ私は冬を越せないかもしれないですよ。』と。
名前を忘れたけど、地元では聞いたことなかった貝とか、アオリとか・・・日本酒とか出してもらいながら何貫か握って頂いた。
途中でお土産についてアドバイスを求めてみた。
小田原方面の名産は干物とか蒲鉾とかだから、地元と被るため他のモノを探していたのです。
『明日いわきに帰るのですが、地元でも海産物は手に入るので、他に何かありますか?』
そうしたらミカンを勧めてくれた。
言われてみれば、道中の所々にミカンの直売所を目にした気がする。
そうしてご馳走様をして、宿に戻った。
風呂に入ると外国人2名連れが入浴中だった。
顔立ち的にはカリブ系のように見受けられる方たちだった。
目が合うとニコッと微笑んでくれた。
明日で最終日・・・
この旅も、良いものとなった。
清々しい気持ちで、眠りに就きました。
★獲物1匹ゴミ1個運動★
まとめて最終日に!
2017総数:獲物276匹ゴミ259個
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2017/12/25
2017/12/25
翌朝はアーリーチェックアウト・・・部屋のキーをフロントの回収ボックスに返却して玄関を出る!
チェックアウト時にもスタッフに別れを言えなかったことが、アーリーチェックアウトの寂しかったところ。
※この宿はドミトリー的な部屋もあるけど、僕は個室が取れた。
それもベッドしかないような狭い部屋だから、値段は3千円台と、品川と言う立地条件を考えても、カプセル並みに格安だった。
そうしてアマダイを求めた連浮に向かった・・・
★2017paddling-⑨⑧★
☆12/21(木)
☆EP.小田原某所
☆ウェアリング:ドライ
☆釣り竿:Glissando66,FeatherLight63
僕は1回毎のKFを特別なモノにしたい。
だから、何か変化を付けることも好き。
狙いを変えたり、アプローチを変えたり・・・
だけど、この日は違った。
前日の続きがしたかった。
同じくオキアミで、再びアマダイが釣りたい。
この旅が終われば、地元ではアマダイは釣れないのだ。
それに、数が釣れた点では出来過ぎとも言える前日だけど、サイズには満足できなかった。
出来れば40アップを・・・!
この日は準備中に、カートップボートの方が1名・・・駐車スペースの件とか、とても親切に教えて下さった。
旅先で誰かと会話すると思うけど、この親切な初老の方とも、この先もう会えないだろう。
何の義理もない余所者に対して良くしてくれる。
自分が心躍らせて訪れた遠征先の海で、そうした優しい方がいる。
“一期一会”なる言葉の意味・・・今まさに体感しているのだと感じる。
出艇したら、前日の後半を費やした水深50~90mのエリアに向かって釣りをした。
前日は釣るごとにサイズダウンを繰り返したけど、この日は逆だった!
だけど、どうも大幅なサイズアップとはならない。
事前に得た情報だと、アマダイは浅いポイントほど数は釣れるけど小さい、深いポイントほど数は減るけど大きい・・・だった。
それが、どの水深でも(とは言ってもリールの糸巻き量の問題で100m以内で浮いてたけど)釣れ方が変わらなかった。
ここは、敢えて手を付けてない水深40mに・・・
そして見つけた良型!
目標の40アップか?!
とにかく刺身サイズと言っても良さそう!!
ここから更に追加したかったけど、残念ながら海況が。
風はまだ大丈夫だったけど、ショア方向の風で海面がラフになって来た。
半ば満足してる感もあったため、潔く撤退した。
計測したら・・・38.5cm!
40アップはならなかったけど、それはまた、いつか挑戦しなさいとの海からの挑戦状だろうと解釈する。
この日はゲスト無しアマダイのみ5匹でした!
片付けが終わってもまだ10時前・・・
そうだ、厚木に向かおう。
TGベイトのオリジナルカラーを発売しているキャスティング厚木店で、何かジグを物色したかったのだ。
それと・・・前日から車の異音が気になっていた。
このままアクシデントに発展すれば、翌日の帰路に就くことが出来ない。
ついでだから厚木のディーラーに寄ってみよう。
このアウトランダーでも1,2度と、前に乗っていたデリカでは何度も、異音の経験はあった。
今回の心当たりはタイヤ交換・・・
デリカに乗っていた頃に、自分でタイヤ交換した直後に走行中の“コンコン”との異音で街の車屋に駆け込んだことがある。
そしたら、ナットが緩んでいた。
車屋から教わったのは、タイヤ交換して100キロとか走った後に再度、増し締めすることが望ましいらしい。
これは、交換時に締め付けてから、タイヤの座りが落ち着くとナットの締め付けにムラが出来ることがあるみたい。
そのことを覚えていたから、また同じトラブルも疑った。
でも、当時の反省も踏まえて今では定期的な増し締めもしている。
アウトドア派で長距離運転も多いから、車のアクシデントは致命的だから。
だから・・・それに、デリカの時とは音が違う。
それで、ナットの増し締めは試みないままに、ディーラーに向かった。
車を預けて、待ち時間に外出して昼食を。
バーミヤンで鳥南蛮ランチにした。
サイズアップ記念にノンアルで乾杯も。
満腹でディーラーに戻ると、間もなく点検結果を聞かされた。
『ご自分でタイヤ交換されましたか・・・?』
そのフレーズ聞いたことある!
どうもすみませんでした!!(恥)
ただ、増し締めもしていることも話すと、車載されているカヤックを眺めて・・・
『アルミナットだと、錆が発生してナットの座りが変わることもあります。』
とのこと!
カヤック愛好家の皆様・・・タイヤ交換を自分で実施していないとしても、定期的な締め付けチェックが必要かもしれないです。
異音が消滅して快適なドライブが復活しました。
キャスティングではスローナックルのグローピンク(あれだけストックあるのに!)とオリカラ(パープルグローゼブラと言えばいいのかな?)を購入しました。
それから今宵の宿泊地に向かう!
湯河原の『The Ryokan Tokyo Yugawara』です。
湯河原に到着すると、まだチェックインの時刻まで1時間もある。
だから海沿いをドライブすることにした。
湯河原から10分か20分で、カーナビが『静岡県に入りました。』と告げ、熱海に入っていた。
この、小田原~真鶴~熱海にかけての海沿いは、本当に心地よい景色だ。
(地元でも海沿いドライブは出来るけど)
こちらの海沿いは地形的に傾斜があるため、広大な大海原を見下ろすことが出来るのだ。
本当に心地よいドライブ・・・この景色を写真に撮りたかったけど、日ごろから思っている“最も優れたレンズは肉眼”が頭をよぎった。
写真に撮ったところで、今この時の感動は遺せない。
だから、写真に撮る間も惜しんで、自分の瞼に焼き付けるのだ。
それが、昔から思っている自分なりの主義だ。
確か小学校高学年の頃だったか、遠足の時に母から『アンタは写真を撮ることをしないからね。何か撮って来てウチの人にも見せなさいよ。』と言われて、使い捨てカメラを持たされたことがある。
でも・・・その頃から既に僕は『友達と記念撮影するヒマがあったら、その時間も惜しんで友達と戯れていたい。』と考える子供だった。
だから写真の撮り方なんて慣れてなかったし、何を撮ればイイのかわからない。
それで『こんなモノ撮って・・・』と、母に苦笑いされるような意味もない光景しか撮って来なかった気がする。
今でこそ、釣った魚の写真は写り方で見栄えが大きく左右されることを気にして、撮り方を気にしているうちに上達したかもしれないけど、そんなわけで昔から、写真は苦手なのだ。
もし今回の海の景色を見たいと言う人がいるのならば、是非とも自分の足で訪れてみて欲しい。
僕が撮った写真を見るよりも、自分の肉眼で見た方が、きっと感動もあるはずだと思うのです。
そんなこんなで、宿に着いた。
それでも、まだチェックインの時刻じゃない。
駐車場でタックルセッティングを始めた・・・
そう、翌日は遠征の最終日で、朝だけ浮いて帰路に就くつもり。
最終日くらい・・・普段通りの慣れ親しんだジグで挑んでみたい。
あれこれ悩んで、2タックルを準備して、チェックインとなった。
ドミトリーの部屋だ。
ロビーでは白人系の女性客が笑顔で挨拶してくれた。
何語かわからないから、笑顔で応じておいた。
そう、これで良いのだ。
笑顔は万国共通だ。
衣類等の荷物を整理して、温泉に入って(部屋はドミトリーだから格安だけど、風呂は大浴場で温泉かけ流しだった!)それからスタッフに飲食店の情報を教えて頂いて、タクシーで湯河原駅前に向かった。
今回の旅は観光が目的ではない。
だけど、遠い土地に来たのだから、地元では食べられない魚が食べてみたい。
せっかくだから贅沢をしよう・・・このような時にお金をケチったら、何のためにサラリーマンしてるのかわからないではないか。
給料日前で財布が寂しかったから、降ろしてはいけない口座から予定外に降ろしてしまった。
現地で評判が良いらしい『居酒屋にのみや』さんにお邪魔した。
まだ早い時間だったため客は僕だけだった。
そのことが幸いして、カウンター越しに店主が話しかけて下さった。
僕は素直に、地元でも美味しい魚はいるから、食べたことない魚種を味わいたい旨を伝えた。
そしてショーケースの中にヤガラを見つけた。
注文したら、お頭付きで盛り付けてくれた!
それからカワハギの肝和え
蒸しガキ!
生ウニの天ぷら!(ウニを大葉で包んである。)
一人旅先での、一人呑み・・・自由な時間を満喫する僕に、店主はサービス品を出してくれた。
『肴が好きなようだから、これをどうぞ。ナマコのコノワタです。ショッパイから、少しずつカジって食べてみて下さい。』
ナマコとか、ゲテモノ系は実は苦手なのだけど、これは美味しかった!
そしてヒレ酒も!
前にどこかで1度だけ呑んだことがあるけど、その時は美味しいとも感じなかった。
不味くはないけど『ヒレ酒ってこんなものか・・・』程度で、特別に何とも感じなかったのだ。
でも、今回のは美味しかった。
『これがヒレ酒か~!前に呑んだのは、きっとニセモノだ!』と感じるくらいだった。
そうして気分良く呑んでいたけれど、そう言えば・・・アカムツとかキンメとかはないのかな?
それらを求めて、2軒目を探しに出た。
湯河原は意外と静かな街で、店がまず少ない。
たまたま目にした寿司屋に入ってみた。
回らない寿司・・・数千円するかもしれないけど、今日は妥協しない。
店内には他の客はいなかった。
ビールをお願いすると店主は『福島から来たなら、こちらのを!』
オススメとか聞き出そうと会話を続けていると、僕の地元『いわき市平』まで知っている・・・『フラガール』とか知っている・・・いわきも全国区だな・・・
この2日間は浮いている最中に寒さを感じたけど、店主が言うには『湯河原は暖かいところ。この冬は特別に冷える・・・これじゃ私は冬を越せないかもしれないですよ。』と。
名前を忘れたけど、地元では聞いたことなかった貝とか、アオリとか・・・日本酒とか出してもらいながら何貫か握って頂いた。
途中でお土産についてアドバイスを求めてみた。
小田原方面の名産は干物とか蒲鉾とかだから、地元と被るため他のモノを探していたのです。
『明日いわきに帰るのですが、地元でも海産物は手に入るので、他に何かありますか?』
そうしたらミカンを勧めてくれた。
言われてみれば、道中の所々にミカンの直売所を目にした気がする。
そうしてご馳走様をして、宿に戻った。
風呂に入ると外国人2名連れが入浴中だった。
顔立ち的にはカリブ系のように見受けられる方たちだった。
目が合うとニコッと微笑んでくれた。
明日で最終日・・・
この旅も、良いものとなった。
清々しい気持ちで、眠りに就きました。
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2017総数:獲物276匹ゴミ259個
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