それでも・・・海で遊ぶ
こんばんは。
東日本大震災&福島原発事故から6年が過ぎました。
この話題で記事を書くことも億劫でもありますが、自分にしか書けない言葉もあるかと思い・・・そしてカヤックフィッシング界に限定されてはしまいますが、読者様方に改めて福島を見て頂けるキッカケを作ることが出来るかもしれないと考え、いま書いています。
6年・・・
正直あの日から今まで、時間の感覚には違和感があります。
6年が長かったのか短かったのか、本当に6年なのか?
今日は、津波犠牲者の同級生の墓参りに行きました。
彼との思い出の記事を・・・
墓石には見慣れた彼の名前とともに“24”と享年が刻まれていました。
いつのまにか僕は30歳になりました。
でも記憶の中の彼は、永遠に24歳です。
そのことを改めて考えてみると・・・24歳の彼は、30歳の僕より大人だったかも。
今の僕の精神年齢でも、違和感なく24歳の彼と酒が呑めるような感覚がある。
と、言うことは・・・
僕は成長していないのだろうか。
彼に恥じないような“20代後半”を過ごせたのだろうか。
震災直後は、仲間を飲み込んだ海が、憎くて憎くて堪らなかった。
それでも・・・人と海とは切っても切れないもので、海に背を向けたままでは復興も進まない。
瓦礫も片付かない海で遊ぶのは不謹慎との考え方も頭にはあったのだけど、それは言い訳のような気もした。
何もかも飲み込んだ海に対して、正面から向き合おうと思った。
昔のように海で遊ぶこと、海に笑い声が戻ること・・・それが本当の復興だと考えるようになった。
そう考えて前を向けたのは半年後で、夏も終わろうとする頃だった。
こうして振り返ってみても、そして何かを考えてみても、何も答えは浮かばない。
それでも、海と向き合って来たことでカヤックフィッシングと出会い・・・
幸いにして読んで下さる方がいるブログを書くことが出来ている。
『常磐もの』との言葉も、KF界に限られた僅かの方ではあるが、覚えて頂くことが出来た。
それで何かの役に立てているとは言えないけど、常磐ものを食べてくれるカヤックアングラーが1人でも増えたら、とても嬉しい。
カヤックアングラーなどと言う人間は、多くは家庭も顧みず毎週末を海で過ごすような方だったりするかと思います。
時々は家族サービスと称して、常磐もの食の旅もいいのではないでしょうか。
一言で復興と言えども、様々な角度からの課題があります。
その中でも僕が特に願うことは、ご存知の通り“常磐もの復活”です。
その願いに対して僅かでも貢献できるとすれば、そもそものブランド名“常磐もの”を宣伝することです。
それくらいしか、僕にはできないのです。
今シーズンの目標・・・“常磐ヒラメ”でフラットフィッシュダービーを獲ること!
頑張りたいと思います。
最後に・・・
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#獲物1匹ゴミ1個運動
の使用をお願い致します!
※#常磐物も過去に使用しましたが、一般的には“物”は平仮名表記で“常磐もの”のようです。
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