喝!!リリースのスキル?

いわき2011

2014年09月05日 22:13



釣果報告ではないですが、憤りを感じる場面に遭遇したので投稿します。

その前に連休中の様子を・・・いずれも強風で海には出艇できず、リバーシーバスがメインとなりました。

夜勤明けの翌日は日中でもシーバスが好調らしいS川でカヤック出艇!
事前の情報収集で出艇場所として睨んでいた河口付近の場所は工事で利用できず・・・バイパスの橋の辺りから出艇しました。
橋桁→葦地帯→テトラ帯→水門・・・とストラクチャーを攻めることにも飽きて、投げ釣り師たち(鯉?スズキのエサ釣り?)の前と工事中エリアを遠巻きに迂回して河口まで漕ぎ進みます。

河口側のシャローエリアでは休憩も兼ねてカヤックを降りてキャストしたり・・・後半戦を開始してシャローエリアでキャストを繰り返していると・・・コツン・・・底擦ったかな?・・・違う!!
目の前までシーバスがチェイスして来てた!!

もう少しで初のカヤックリバーシーバス釣果となるところだったが・・・
その後は対岸側を上流に向かって漕ぎ進みます。
ウェーディング中の方に話しかけながら後ろ側を通過する。
杭が並ぶエリアではボイルも見かけたが、ノーバイト・・・

そんなS川の初カヤックでした。
確かにシーバスはいるから、コンディションと攻め方の技術次第では可能性を感じる釣り場でした。



で、本題となる本日の話題を。
相変わらず出艇できない海況に見切りを付け、溜まっていた用事を済ましてから、友人と遊ぶ。

解散後に夕飯までの僅かな時間でN川の河口に降り立つ。
慣れて来たベイトキャスティング練習も兼ねているが、新品ルアーが河口の鋭い流れの中でどう泳げるのかを確かめたかった。
そのため釣果は度外視でチェックしたいルアー優先のローテーションを。
遠くに見えるアングラーたちにフッコサイズの釣果が見える。
と、隣のアングラーがスズキサイズをヒット!!
(この方が今回の憤りの矛先となります・・・)

自然とキャスト出来ていたから完全な素人さんではないだろうが、大物を釣り慣れていないのか・・・腰が引けたファイト体勢でロッドも寝かされている。
河口付近のため海砂の砂浜だからズリ上げることも可能だけど・・・駆け上がりを上がり切った浅いエリア、最もバラシが怖いエリアでモタツイテいる。
もっと弱らせたいなら駆け上がりの下の深いエリアで時間かければいいし、駆け上がりから上げ切ったら一気に砂浜にズリ上げた方がいいと思うけど・・・
カヤックばかりで陸っぱりルアーの経験に乏しい僕でも、そのくらいは考えるけど。

結果的にはグリップでキャッチして、砂浜の上に置いた。
ここからが目を覆いたくなるような行動の開始・・・
乾いた砂の上に横たわらせた魚体にメジャーを当てた後、丁寧に記念撮影をして・・・10分くらい立ったぞ。
いやいや、あなた持ち帰るのか?
まさかリリースしないよな?
リリースするつもりなら、もう蘇生しないと思うけどな。

案の定、リリースされた魚体は下流側の俺の目の前まで浮いて来た。。。

おいおいおい!!!

リリースするなら迅速かつ丁寧に扱って元気にお帰り頂くのが常識だろうが!!!
それもリリース前提がほどんどのリバーシーバスのアングラーだろ?
元気にリリースする術を身に付けていないなら、キャッチ&リリースの釣りは引退することだな。

と、口から出かかったけど、今日のところは話しかけずに場を離れたけど。。。

このところ地元ではリバーシーバスがブームを迎えている。
流行りの釣りは、そもそも人口が多くなるのと、にわかファンの割合も多いのと、付き合い程度で訪れた初心者もいるのとで・・・今日のような残念な釣り人も多くなる気がする。
それが元で自分は、流行りの釣りとか、大勢が集まる釣り場は敬遠してしまう傾向にある。

例えば、バス釣りがいい例だ。
自分がガキの頃にブームを迎えて、にわかファンが一斉に釣り場に集結した。
その結果、マナーとか常識とか知らない珍客も多かったから、バス釣り全体に負のイメージが付きまとうようになったと感じている。
自分はバス釣りはあまりやらないが、バス自体が嫌いなわけではない。
他のジャンルのアングラーとか、釣りをやらない方とかに、負のイメージの視線を注がれながら釣りをすることが、心地よく感じられないから、バス釣りには足が向かなくなった。

このことから学べることは・・・ブームの序盤にあるカヤックフィッシングは、今このタイミングだからこそ、マナーや常識を真面目に考える必要があると思う。
関東方面では既に多くの方に認識されジャンルとして成り立っているようだが、自分の地元では、開拓の段階・・・
ここは、釣り場の開拓よりも、マナーの徹底が大事とも思う。
自分を含めた他数人(確認の限りで同じ海域では5人)の地元でのカヤックアングラーは、良くも悪くも地元でのカヤックフィッシングのパイオニア的な存在となる。
今の自分たちのマナーが、カヤック以外の釣り人や港の方々には、カヤックアングラーのマナーとして認識される。
数年後にカヤックフィッシングが地元に根付いた頃に、どのようなイメージで地元の方々に認識されているか・・・
それは紛れもなく、いま現在の自分たちの行い次第だ。
そのことを肝に銘じて、後に続くカヤックフィッシングの後輩たちのためにも、責任ある行動を。

番外編として、ウェーディングでの服装の話を。
ウェーディング・・・ウェーダーを着る方法は、湖でのトラウトとか、それなりの歴史を持っていると思う。
近年は干潟でのシーバスとか、サーフでのソルトルアーにも定番化していて、地元のリバーシーバスでもほとんどの方がウェーダーを着用している。

自分は生意気ながら、このことに異議を唱える!!

湖のトラウトや干潟でのシーバスには、適しているとは思うが・・・

サーフとか、リバーシーバスでも河口付近の波が到達するエリア・・・足元をすくわれたら、ウェーダー着用中だとどうなると思いますか?
胸からウェーダーの中に浸水した状態で、波に揉まれたら、泳げないでしょうね。
浸水しなくとも、ウェーダーの中に溜まった空気で下半身が浮き、最悪は顔が上げられず呼吸できないでしょうね。

フローティングベストも、カヤック用とか釣り以外のマリンスポーツ用は特に、胸側の浮力が強くされています。
これは顔が楽に水面に出せて呼吸できるようにですよね。
最近では釣り用のベストもそのような設定の商品が多いようだけど。

そのフローティングベストをせっかく着用していても、下半身がウェーダーでは、命が危ないよ。
ウェーダーは、溺れないこと、足元をすくわれないことを前提と出来る釣り場でのみ有効だと思うけどな。

※フローティングベストの股紐を通していない方が多いけど、それはもう論外だ。
海に落ちてみたこと、泳いでみたことがないのだろう。
自分はカヤックを始めるに当たって何度か自ら海に飛び込んでみたが、カヤックからの高さでの着水でも、一瞬でも水面に手が届かなくなるくらいは沈みます。
カヤックPFDはフィット感があってそもそも股紐はないけれど、フィッシング用フローティングベストで股紐なしで高い堤防から落ちたら・・・スポってベストと離ればなれになるよ。
そんなんだったら、もともと着なければいいのに。
動き辛いだけだよ。
こんなにも過激に批判的に書くのは・・・先日、地元の堤防から落ちた釣り人がいたからでもあります。
もともと立ち入り禁止の看板は置いてあって、波も被る場所に、波が立つ日に渡った結果。
警察が来て厳重に立ち入り禁止が再徹底されて、イメージ的にもこうやって、他に釣り人にも迷惑がかかる。
ホント、海とかナメテル人間は大嫌いだよ。

若干、脱線しました・・・話を戻します。

今の時代、釣り業界に限らず、ウェアリングは進歩している。
釣り以外の水に濡れる遊び、カヤックやサーフィンなんかのウェアリングを参考にすべき。

自分は例えばサーフでの釣りには、カヤック同様の服装にしてる。
夏ならばパドリングタイツにパドリングパンツ。
パドリングパンツと言っても、フィッシングギアとして売っていたものだ。
速乾性で海パンにも使えそう。
速乾性のウェア類が進歩しているこのご時世、もう“濡れないように”ではなく“濡れても動けるように”と考える時代が来ていると思う。

仮に冬にウェーディングするにも、波が及ぶエリアであればドライスーツとか、寒さが厳しい時期でなければウェットスーツとか・・・だってサーファーは冬でも海に入ってるんだ。
ウェアリングを考えれば、冬でも“濡れる”ことは避けなくともいいことだと思う。

このウェアリングのススメ的な話のついでに、5年後にはサーフではウェーダー派が過半数を下回っている予想を提言して、終わりとします。

明日から仕事だ、仕事に合わせて海況が回復するとは・・・おやすみなさい。











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