ポイント“N”
こんばんは~!このところ週末アングラーに徹している“元・デリカの人”です(?)
宿直明けで正午からの出艇・・・今シーズン初の“ポイントN”で漕いで来ました!
僕は地元の海で出艇する場合には“N”と“O”の2択です。
どちらもそれぞれ良さがあるのですが、自宅から最寄りの“N”は風に弱いため、北西の風が吹く冬場は敬遠しています。
春先の開幕も、より南に位置する“O”が先であるため、去年も今くらいの時期から“N”に通い始めたと思います。
さて、最寄りの港というわけで普段から父も通う堤防だし、僕もオカッパリでも通う釣り場でもあります。
そのため常連のオッチャンたちやルアーマンの中には顔馴染みの方も多いのです。
久し振りの“ホーム”出艇地・・・ご無沙汰な顔ぶれに挨拶しました。
が・・・皆さんどこか余所余所しい・・・
そうです、車とカヤックを同時に乗り換えたから、皆さん僕に対して半信半疑で会話していた様子です。
※3月頃の記事をお読み頂いた方はご存知かと思いますが・・・
30万キロ走行したデリカから乗り換え&デリカ売却の現金でカヤックもプロフィッシュに乗り換えました。
デリカの偉大さを思い知らされました。
そしてスロープで準備を開始すると・・・
『デリカに乗ってた人だよね?これ、乗り換えたの?オヤジが乗ってた車だべ?オヤジは新車を買ったのか?』
僕を覚えていてくれた人がいた!!
でもやっぱり“デリカの人”との印象で覚えてくれていたようで、やはりデリカは目立っていたのでしょうね。
これからは新艇プロフィッシュのカラーリングで覚えて頂き“3色カヤックの人!”と言って頂けるよう、足しげく“ホーム”に通いたいと思います。
とにもかくにも、久しぶりの“N”の新鮮さに心は踊り、準備中から会話も弾みます。
今日はAn氏との出艇でした。
スロープで準備していると、入れ替わりでSUPの方々が4名も上がってこられました。
この出艇地では昨シーズンも1名の方が頻繁にSUPを出しておられました。
その方とは顔馴染みとなり、港関係者ともパイプがあるようなので、とても頼りに思っています。
漁師さん達が我々カヤッカーをどう思っているのかを、時々教えて頂けるからです。
・今のところ邪魔とか悪いようには思っていない。
・風が強い日に出艇する姿を見かけると、漁師も心配して気にかけている。
等々を教えて頂いている。
今回の4名の方の中には、その方はいらっしゃらなかった。
この夏も元気にSUPを楽しむ姿にお会いできるだろうか。
準備完了して漕ぎ出すと、時計は11:40頃でした。
港の出口まで漕いで気付いた・・・車にランディングネット忘れた!
後から漕いで来たAn氏に事情を説明して・・・片付け中のSUP4名に不思議そうな顔で見られ・・・車からランディングネットを取り出し・・・
再出艇は11:50!
たかが10分でも、出艇時の10分て焦りますよね。
実際に釣りを開始してしまえば、中盤には平気でボケ~っと30分とか無駄にするくせに。
さてさて港の外に出ると、An氏は南東方向に漕ぎ進んでいる。
今日は南風だから、風が強まっても戻れるよう風上から流すのだな、と・・・自分と似たプランなのだろうと考える。
まずはAn氏の元に追いつこうと(移動中お約束のトローリングをしながら)パワーパドリング!
プロフィッシュにも慣れて来たのか、心地よく漕げる。
魚探の水深は8m前後を示している。
ちょうど根と砂地の境目だろうか。
これより右に逸れると水深は5,4,3,2・・・と浅くなり、生い茂る海藻が見えるほどに浅くなり、ついには波がブレイクするため、右に大きく逸れることは危険だ。
逆に左に逸れると水深は9,10,11,12・・・と深くなり、根掛かりもしない砂地となる。
それらの境目が、この出艇地のメインポイントでしょうか。
水深8mラインを漕ぎながらも、所々で若干だけ浅い根が映る。
その上には居着き系フィシュイーターが陣取っているかもしれない。
トローリングだと、魚探に好ポイントもしくは好反応が映し出された地点から漕ぎ続ければ、ルアーは遅れてそのポイントを通過することになる。
『お、根が映った。そしたら漕ぎ続けて・・・5,4,3,2,1・・・あれ、まだ?来い!食え!』
ジジーッ!
ほらほらほら!いたじゃん!
シーバス?イナワラ?
根の上だからシーバスかな?
それにしても、重量感とトルクが十分な割に走らないな・・・
・・・ヒラメ?!
52cmのヒラメでした。
ダイビングジョー絶賛活躍中であります。
ストリンガーに通して、An氏を見ると漕ぐ手を止めてロッドを上下させている。
タイラバ好きなAn氏だが、あの動きは珍しくジグか?
とりあえず合流しようと、また漕ぎ始める。
すると、また根が映る。
今度のは5mと極端に盛り上がった根だ。
ここにも着いてるか?
『5,4,3,2,1・・・』
ジジーッ!
今度はイメージ通りのタイミング!!
先ほどのヒラメと違いドラグが出る。
艇の下でも横に泳ぐから、シーバスをイメージしてのランディング・・・
・・・またヒラメ?!
いくらか大きい。
60以上?
グリップで持ち上げて、剪定鋏でエラを切って大量出血・・・血抜き成功!
と・・・バタバタ!ボッチャン!!
なんてこった!
既に大量出血しているので、回復は出来ないだろう・・・とても申し訳ないことをしてしまった。
命を奪うからには美味しく頂くのが礼儀と思うから、とても悔やまれる。
そこにAn氏が合流する。
いくらか会話した後に、An氏は大きく南に漕ぎ出した。
僕は大移動するほどの気力もなかったため、水深8~10mの駆け上がりを流すこととする。
フェザーライトでお馴染みのスローナックルを落とす。
北側に流されて砂底に辿り着いたら、グリッサンドでスピンガルフを投げよう。
この出艇地は、砂底にスピンテールを這わせてのコチングが、個人的には楽しい。
その釣り方だとヒラメやホウボウが混じるし、過去にはカヤックからの初マダイも、その釣り方での嬉しい来客だった。
だけど、南風は確かに横顔に吹き付けているのだけど、なかなか北側に流されない。
遅れて気付いたのだけど、潮が逆向きに強烈に効いているようだ。
80gジグも横向きに落ちる。
業を煮やしてスピンガルフを投入したけど、まだ根が終わっていなかったようだ、根掛かり頻発でとうとう大好きな『チャートバックパール』をロストしてしまった。
帰宅すれば予備が大量にストックされてるから許せるけど。
(スピンガルフのモデルチェンジによりチャートバックパールは廃盤となってしまったため、ネット上で買い漁ったのです。)
※ルアーのロストは、財布事情とか自分だけの問題ではなく、海底にゴミを捨てたと同じことです、良い子の皆さんは極力ロストは防ぐよう努めましょう。
ふと気付くと時間だけが過ぎていた。
このままでは、先週末と同様にトローリングがメインの釣果で終わってしまう。
トローリングだと“釣った感”より“釣れた感”が濃く残るから、どうにかジグで結果を出したい。
An氏は南の国から漕ぎ帰って来た。
南の国(とは言っても点のように僅かには視認できる距離)にいる間も国際LINEで情報交換はしていたが、アイナメ数匹とムラソイが釣れたらしい。
ムラソイのみ、ソイ好きな僕へのお裾分けとして持ち帰って来てくれた。
近付いて会話すると、そろそろ終わろうと考えているようだ。
それなら僕も同じタイミングで終わろうかな、でも1匹でもジグで釣ってから終わりたいな。
ここまで使って来たジグはスローナックル、MMジグ、TGベイト・・・
※全てDAIWAでした。シーバスルアーはimaが好きですが。
この状況を打開する次の駒は・・・
オーシャンスプーンジグ!
先週デビュー戦の第1投でアイナメを導いてくれた期待の新星です。
60gのズングリムックリ形状のジグスプーンです。
ジグに、スプーンのヒラヒラアクションを加えたいけど、薄いスプーンでは底取り出来ない・・・そんな僕のジレンマを叶えてくれたルアーです。
先週はアカキンを入魂したけど・・・
今日はヒラメがトローリングに連発したわけだから、イワシが入っているのかも。
これまでの3種のジグに反応がなかったことから、カラーも消去法で考えて・・・イワシもイメージ出来るナチュラルカラーを!
その第1投下・・・底取りまでのカウントダウン秒数をインプットしてから再度、気になる地形変化に投下・・・
と、まだ水深の半分もフォールさせていない秒数で糸ふけが。
中層で咥えたものと判断し、巻きアワセ!
空振り?!
え、今のバイトじゃないの?
そのまま底取りして1シャクリ目!向こうアワセでフッキング!
やはり途中の糸ふけはバイトだったのだ。
再度のフォールで底まで追って吸い込んだのだろう。
この魚がなかなかの重量感で、ヒラメをイメージする。
ドラグも出る。
平べったい魚体をイメージしてランディングに移ると・・・
ア・イ・ナ・メ?!
デカい!
測定すると53cmでした。
それほど騒ぐことでもないけど、参考までに思い返すと、自己新だと思う。
※ボートスロジギの時の最大は測定してないから、わからない。
その後は近い地点に漕ぎ戻って2匹目!
これは小さなアイナメだったけど、腹にフッキングしてしまい、回復が難しいと判断してキープしました。
煮魚に。
直後にAn氏の後姿を見ると、ロッドが弧を描いている!
ロッドの叩かれ具合からするとアベレージサイズのヒラメをイメージするけど・・・
ランディングしたのはアイナメ!
これまたナイスサイズの47cm!
聞けば、南の国でリリースして来たアイナメたちも40オーバーだったとかで、今日はアイナメのサイズには恵まれた日でした。
満足したし、明日に備えて準備もしたいし、小さなウサギも跳び始めたし、ストップフィッシング
風で流されて来てたから、港に近付いていて帰りは楽だった。
帰りにAn氏の申し出でパドルを交換して漕がせて頂いたけど・・・An氏のパドルめっちゃ軽い!
こりゃ南の国まで漕いでしまうのも納得だ。
やはり値段相応にパドルの使い心地も差が出るのですね・・・
港の入り口ではエサ釣り師が堤防の上から話しかけて来た。
いつも見かける方だ。
『ここは釣れるから“O”行ってないで、いつでもここから出しなよ!』
・・・これは嬉しいですね。
港関係者や、場合によってはオカッパリ釣り師から煙たがられても不思議ではない港からの出艇ですが、こう言って頂けるのは有り難いです。
片付けをしているとAn氏の同僚の方が。
An氏の陰謀でカヤックの世界に引き込まれそうになっている方のようでした。
カフェオレご馳走さまでした。
【獲物1匹ゴミ1個運動】
帰ってから気付いたのですが、忘れていました。
繰り越しとします。
【肴】
①ヒラメ・アイナメを各1筋ずつ刺身
②母が買って来ていたタコを加えた3種カルパッチョ
③アイナメのアラの味噌汁
夕飯後に妹が帰宅したため希望を聞くと“アイナメの刺身”をオーダーされた。
冷蔵庫のバットから1筋を取り出し、刺身に切り分け・・・An氏のアイナメ、身が透き通っていてコンディション抜群だ。
デカいから1筋分を全て刺身では食いきれないだろう。
少し残すと、それを妹はバター焼きにしていた。
旨そう・・・明日は何か、加熱調理しようかな。
さて明日は、久々にツープラを出動させて先輩T氏との出艇です。
昨シーズンはタンデムでのリバーカヤックシーバスで、T氏には何度か楽しんで頂けました。
ご自分のみで漕ぐのは初めてですので、また新鮮な楽しさがあることでしょう。
それよりも、客人に釣って頂くのがガイド役の勤めです。
頑張ります。
ではでは、今日も“常磐もの”に、ご馳走さまでした!
おやすみなさい。
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