いわきKF開幕´!!

いわき2011

2016年04月24日 22:16



こんばんは!
東北湘南人です。



地元いわき市でのカヤックフィッシング・・・
遠浅の地形のためカヤックで漕げる範囲では水深20mまでが主な釣り場です。
そのため海水温が一ケタとなる2~3月はオフシーズン・・・

海水温が10℃に達する4月は開幕するかどうかの瀬戸際!

カヤックで漕げる水深20m以内だと
『海水温10℃がシーズン“ON”&“OFF”の境目』
とか
『磯でのシーバスは4月から釣れるはず!』
と、去年から主張し続けていました。

今シーズンの海水温は冬の下がりも緩く、春の回復も順調でした。
昨シーズンは確か、4/1に10℃到達するも再び落ち込み・・・4月末に再度10℃まで回復したように記憶しています。
今シーズンは3月末に10℃回復し、今週末の開幕を期待していたところに、直前の平日で11.5℃まで上昇していました。
単に上昇するのみでなく、アップダウン激しいわけではない“安定”が伴っていました。
これは好材料です。



荒天で海に出れなかった前週末のうちに、新艇プロフィッシュの進水式は川で済ませ、艤装等の改善点を対応して平日を過ごしました。




では、土日を振り返ってみます。

☆4/23(土)@ポイント“O”
土曜はチョビー氏も出艇予定とのことでした。
日の出に合わせて出艇できるよう申し合わせて・・・
ワクワクして眠れない前夜・・・

日の出が4:50頃のため、4:30には出艇可能な明るさになるでしょう。
3:00起床でコンビニで朝食を済ませ、4:00現地到着!
予定通り4:30出艇としたいところでしたが・・・
何故か新品フラッグがない!

結果、土日の2日間も考えましたが、思い出せず。
紛失です。

とりあえず古いフラッグを使用して出艇は出来ましたが、手間取って5:00を過ぎてから、チョビー氏を追うことになりました。

港の外側それほど遠くない位置で、チョビー氏は縦の釣りをしているように見えます。
追いついて話しかけると、既に(インチクで?)1バラシとのこと!
確かに魚探にも反応が有り、期待できるポイントです。

でも、個人的に気になるのは磯場のシーバス・・・
東に漕ぎ進むことにしました。
最終的な目的地と考えた堤防までは距離があります。
それまでは馴染みのトローリングを・・・笑

水深7m前後のアップダウンある磯場を漕ぎ進むわけですが、そこがまさに『磯でのシーバスは4月から釣れるはず!』と
考えているシチュエーションそのままな地形なのです。

ただ、そこをキャスティングの釣りで探るには、範囲も広すぎてポイントが絞れない。
だから魚の居所探しの意味でも、目的地に向かう途中もトローリングで反応を探します。



パドリングのリズムがジャーキング効果となるのか、この方法では過去にもイイ想いをして来ました。
今回は、昨シーズンの終盤に調達したまま入魂できていないルアーを試しました。
imaの“ダイビングジョー”です。

選んだ理由はフローティングタイプであることと、潜るレンジの深さです。

浅い磯場のトローリングだと、シンキングタイプを使っていると漕ぐ手を止めた時に底に沈んで根掛かりがあります。
とは言えランダム80はシンキングミノーでありながらトローリングの主力ルアーではあるのですが・・・

そしてレンジに関しては、トローリングに使用しているランダム80、リップインベイトよりも潜るルアーが欲しかったのです。
シーバスが浮いている状況なら別ですが、根にタイトに付いていて大きく追って来ない場合・・・少しでも根をかすめるようなレンジに潜らせた方が有利かと思ったからです。

そうして選んだダイビングジョーを曳いて漕ぎます。
それなりの距離を無反応のまま漕ぎ進み・・・目的地までの中間ほどまで進んだ頃・・・

ジーっ!!!!!

この音が、たまらないのです。
そりゃキャスティングと違って“釣った感”は薄い釣れ方だけど、このドラグ音が鳴る瞬間が、トローリングの醍醐味かも(笑)

だけど、ちょっとだけ不安も感じました。
まさか根掛かりじゃないよな?
魚であってくれ・・・
シーバス開幕であってくれ・・・

ロッドを握ると・・・
グン!グン!
やたらヘッドシェイクする65cmのシーバスでした!!

開幕!いわきKF開幕!



スライダーズのグループLINEに開幕宣言し、更に漕ぎ進みます。
今日は、あの先に見える堤防際でキャスティングで釣りたいのだ・・・

が、慣れない新艇でもあり、前日までのウネリが少し残る海況でもあり・・・
長い距離を漕ぐのが疲れて来ました。

途中で折り返します、はい、妥協(笑)
こんなだから、カヤック漕いでも痩せれないのだ。。。
しかも、目的地まで辿り着いてないわけだから、キャスティングの釣りをしていない(笑)



で、折り返してすぐに、水面にピチャピチャと小魚を発見しました。
5~10cmほどの魚に見えましたが、単にピチャピチャと跳ねているだけに見えます。
でも、それを狙っているシーバスいないかな?

トローリングの鉄則は、良さげな雰囲気の上はペース落とさず漕ぎ続け、そのまま通過すること。
で・・・ジーっ!!!

シーバス72cm!!

開幕だけで嬉しいのに・・・2匹目に会えるとは。

気を良くしてチョビー氏の元まで漕ぎ戻ります。
情報交換するとチョビー氏はまだキャッチ無しとのこと。

獲物をクーラーに仕舞うために一時帰港することを告げ、漕ぎ進みます。
すると、中層に魚探反応が。
ベイトボールではなく、ポツポツと何か浮いている様子です。
シーバスだったらいいな・・・と思い、ここも鉄則“漕ぎ続けて通過する”!

ジーっ!!

シーバス73cm!!

もう感無量です。
釣果とか獲物に対して嬉しいのではなく、長く寂しい冬を脱した・・・その事実に感無量です(笑)



クーラーに収納して、再出艇はまだ7:30
この時点で土曜も仕事のF氏から『トローリング以外は反応ない感じ?』
とLINE来たので『今のところは』とか答えた気がするけど・・・
そもそも、トローリングしかしてねーじゃねぇか!(笑)

後半は“釣れた”ではなく“釣った”と言える結果を出したいが・・・
キャスティングもジグも反応ナシ。

でもビッグスプーンとか、冬の間に浮かんだアイディアのチェックは出来たから良かった。
採用できるアイディアと、却下のアイディア、整理が出来ました。

確か9時半とかにはストップフィッシング。
スライダーズ内でも集中力の持続に乏しいことを自覚しているチョビー氏と僕・・・
チョビー氏が(ジグで?)アイナメ2キャッチ出来たことから、もう完全に意識はラーメンに移りました(笑)




ダラダラと片付けて、11:00オープンの(いつもの)ラーメン屋に。
反省会をして、翌日の日曜日こそ更に本番だと誓い、それぞれ帰路に。

夕飯はスズキ定食!
シーズン初物だから、手を加え過ぎず素材の味を活かせる食べ方にしたかった。
刺身、塩焼き、潮汁・・・

初夏のシーバスと言えば脂の量が激しく、必ず内臓脂肪が詰まったメタボなイメージだけど、今回は内臓脂肪が詰まってたのは3匹中1匹だった。
まだ、冬のヤツレ具合からの回復途上のタイミングなのでしょうか。
東京湾とかだと冬の産卵後にバチ抜けで体力回復するパターンを聞くけど、地元地域のシーバスは表立ってバチパターンとか聞かないし、春先の磯場の稚魚ベイトで回復するのではないだろうか、と根拠も無く勝手に思ってます。




さて、満喫した土曜も終わり、開幕シリーズ“day2”を迎えます。

☆4/24(日)
今日はスライダーズ4名フルメンバーが揃いました。
3名までは時々は揃いますが、4名フルメンバーは過去に5回も無いかもしれない。
おぼろげに覚えているのは、4名が揃えば誰かしらに釣果が出るということ。

僕らスライダーズは、単に群れているわけではないのです。
カヤックフィッシング未開の海域での、開拓の同志です。(?笑)

それぞれが、別に特別に凄腕だとかでもない、だけども丁寧に考えて、着実に海のことを覚えて来ました。
特に好きな言葉が“チームで釣る”こと。
それぞれが個性を出せば、別々の発見を得られる。
それぞれの発見を情報共有しながら開拓して来たから、開拓のスピードは4倍になった。
そして海上に4人が揃えば、常にグループLINEで情報交換して、反応がイイ釣り方で合流する。

昨シーズンで培ったチームワークを発揮したい今シーズン・・・その最初のフルメンバー出艇の今日!
空回りしなければいいが!

と言った具合のワクワク感を感じながら、それぞれが海上に散らばります。

一番手で出艇した僕は、まずは前日同様のパターンがハマるか確認すべく、トローリングから。
そして、前日は到達せず妥協した目的地・・・東の堤防までチェックしたい。

反応を見ながら漕ぎ止まってジグも投下する。
僕に続いて出艇して来たチョビー氏が追いつき、作戦会議をする。
やはり東の堤防までチェックしたいとの意見がまとまるが、2人の予想は『今日は恐らくF氏も同じとこまで漕ぎそうだ。』

で、あればF氏が追いつくのを待ってから大移動しよう。
それまでは底の反応を見つつジグやメタル系を。

遠くからF氏とAn氏が並んで漕ぎ向かって来るのが見える。
が、近づいて来たのはAn氏のみ。

F氏はもしかすると『向こう調査は3人に任せた。』との意識があったのでしょうか?
そうだとすれば、それこそが“チームで釣る”の実践な気がする。

ほどなくF氏からLINEが。
インチクでヒラメ!

来た~!
前日はシーバスとアイナメの開幕は確認していたわけだから、次はヒラメが見たかった。

気合い入って、追いついたAn氏と3人で大移動を開始する。
もちろんトローリングしながら。

An氏は僕の斜め前を漕いでいる。
ふとAn氏のロッドを見ると・・・グーン!
あれ、ヒットした曲がり方じゃ?
と思ったらAn氏が気付いてロッドを握る。
したら、僕のプロフィッシュの脇でエラ洗い!
動画撮っておけば良かった~!

そして(ネット忘れのため)グリップランディングでキャッチしたのは・・・ランカーシーバス!!
この時点で獲物に恵まれてなかった僕に譲ってくれる優しさ付き(笑)

さぁこれで、スライダーズ全員が、開幕を迎えたわけです。
時間はまだまだある。
もっと結果出しましょ~!

目的地の東の堤防まで辿り着いたら、僕は堤防をタイトに、An氏は沖防に、チョビー氏は岸沿いシャローに散りました。
昨日のパターンが続いてれば、シャローに向かったチョビー氏が結果を出しそう・・・
でも、An氏が向かった沖防のディープも、期待大・・・
でも、いいんです。
誰かがチェックしてくれて、その答えを得ることが出来れば。
自分1人では全てのポイントは試せないから、手分けして探りましょう。

An氏は反応を得られなかったのか、早々に西に戻る後姿が見えます。
チョビー氏も反応を得られてない様子だし、僕にも何も起こりません。



しばらくしてF氏からアイナメ追加の連絡が。
水深10mラインだそうな。

こちらは、これだけ3人でシーバス探してもAn氏の1匹のみ・・・明らかに前日とは違う。
思い切ってF氏の方面に向かってシーバス以外の獲物に意識を変えてみよう。



大移動すると、水深15mほどでF氏とAn氏が並んでいた。
F氏はワーム使用のテンヤで、An氏はタイラバ?ジグ?

とにかく、縦の釣りです。
で、テンポ良くF氏がまたアイナメをキャッチしたり・・・

風向きからすると、2人の方向に僕が流されるので、F氏がアイナメをヒットさせて地点を、次に僕が通過するようなイメージ。
ここで僕は、いつも密かに思っていることを意識します。
魚は、ヒットして暴れると、胃の内容物を吐くことが多いと思うのです。
だから、いまF氏が釣ったアイナメが何か吐いていれば、その地点の他の魚は、食い気が立つかも。
とか考えてるうちに魚探に反応!
水深15mで、底から5mくらいのとこ。

そこに先日のボートスロジギで使ったスローナックル120gグローピンクを投下!
底から5mシャクルと・・・ドンっ!!

ここまで2人が釣っていたアイナメ等とは違うと感じる重量感・・・
ヒラメ70でした!!

2人に水をあけられて元気なかった僕も、これで口数が増える(笑)
沖のカヤック上で会話しながらの釣り、好きです(笑)

で、ヒラメをストリンガーに繋いでまた落とす・・・と、またドンっ!!
トルクを感じて『さっきのよりデカいと思う!(引き方は)多分ヒラメです!』とか言ってた気がする。
ネットインしたのは、先ほどより小さい63cmでした。
魚ってやっぱ、コンディションで違うのでしょうね。
70より明らかにパワー感じました。

その後は少し沈黙・・・
アイナメもヒラメも見れたし次は『ソイ見たいね~!』なんて3人で話しながら
風で流され魚探が22mを示す地点まで来ました。

やはりこの出艇地は、20mを超えると地形の変化が乏しくなる。
先ほどの15~18mがワクワクする!
そう考えて漕ぎ戻ります。

流されては漕ぎ戻り・・・を繰り返し、An氏は出艇地の港方向に大移動を始めました。
残されたF氏と僕は、それでも15~18m地点が気になる。

会話しながらホント近くでジグを投下する。
F氏は今話題のTGベイトを。
僕は相変わらずスローナックル。

するとF氏のロッドが・・・グニャン!!
ヒラメクラスの重量感を感じさせる湾曲だけど、いくらかドラグを出して走るようなファイト・・・もしやソイか?!
ランディングするF氏・・・『ソイ!よっしゃ~!』

すると僕のフェザーライトもドスンっ!!
同じように重量感&走るファイト!
※もちろん青物とかシーバスで言う域の“走る”ではないけど・・・根魚の中での“走る”

先日のボートスロジギでもソイは短時間に連発した印象だったし・・・
『俺もソイかも!』

ネットインしたのは・・・
クロソイ54cm!
でけ~!!
ランカーラージマウスみたいな体型してる。
カヤックから念願だったクロソイ。
これ、ヒラメ70より普通に嬉しい!!


血抜きしてる間に水深は19mほどに。
『さっきのエリアがアツいよね!』と申し合わせ、漕ぎ戻る!

そしてF氏が・・・
『あ、バレた~!・・・あ、食った~!』でクロソイ追加!
続けざま僕も来た~!
クロソイ45cm!

と言ったラッシュの間に、どのタイミングだか忘れたけどアイナメ50も追加!
そんなこんなでストップフィッシング!



帰り道・・・
ストリンガーで曳く獲物たちが重い。
パラシュートアンカー曳きながら漕ぐようなものでしょうか。

普段は大移動の時は獲物は艇上のシート後方に揚げるのですが、今回はその・・・
ストリンガーが絡んでしまって、重量級6匹(頂き物のシーバス含む)を一括で持ち上げないと、な状態・・・
そんなの無理だ!

このまま漕ぐしかない!
GPS見ると時速3キロ?!
普段の半分じゃねぇか!

2キロほど沖にいたのでしょうか。
1時間弱だか掛かってようやくの帰港でした。
慣れない艇だから腰も痛い・・・




ダラダラ片付けていると・・・
以前このブログにコメントして下さったことのある“been氏”がいらっしゃいました。
『ブログ読んでます!』と言って頂けて嬉しい限りです。
立ち話にも花が咲き、せっかくなので海上でまた会いたいですね。

〆はもちろんスライダーズ4名でラーメン!


で、帰宅して・・・今日は刺身3種盛りを!


明日は“しゃぶしゃぶ”です!

もうホント疲れた!おやすみなさい~




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