いわきの海に漕ぎ出す前に
こんばんは!
今日は釣果報告ではない話題!
ふと感じるところがあったので、自分の考えを書いてみようと思います。
先日のこと。
ツープラに乗艇して頂いた客人が、出艇の前日に釣り具やに出向いた時の話をしてくれました。
客人『明日カヤックに乗せてもらうんです。』
店主『ウチのお客さんの中にも、いわきでカヤックフィッシングのブログ書いてる人の記事を見て、カヤックに興味を持ってる方がいるんですよ。』
客人『あ、そのブログの人ですね、明日、乗せてくれるのは。』
と言った会話・・・
このことと、他も含めてだけど・・・幸いなことに僕の記事を読んで下さる方の中には地元の方もいらっしゃるようで、その中にはKFに興味を持って下さる方が確かにいるようだ、と最近ちょくちょく感じさせられます。
それは単純に嬉しいことです。
このブログを始めたキッカケを思い出してみると・・・
自分が“KF”という遊びを認知したのが2012年の秋の頃でした。
そこから半年ほど立った2013年の初夏にツープラでデビューしたわけですが、地元でのKF情報が皆無だったわけです。
実際には、少林寺マスター様のブログにwatameba様の存在が書かれていたのを目にして、地元にカヤッカーがいるところまでは認知できたのですが、それ以上の情報は見当たりませんでした。
ただでさえ危険を伴う遊びですから、単独で漕ぎ出すには不安もありました。
そして肝心の実釣の方でも、タックル選びとか対象魚とか・・・真似をする対象がいなかったわけです。
そこで、僕の次に始める方がいたとして、何か手助けになれたらいいな・・・そう考えて、ブログを始めました。
そのことを思い返せば、今この現状は、素直に嬉しいとも思えます。
でも、今日の話題はそこから更に突っ込んだものです。
それは、いつからか感じるようになった“責任感”のようなものです。
自分が読者の立場だったら・・・これからカヤック買おうとしてる人の立場だったら・・・
そう考えるとハッとするのですが、このブログは何かこう・・・“プラス面”しか書いていないように思えて来たのです。
誰もがカヤック買いたくなるような話題しか、書いてこなかったようにも思うのです。
実際には楽なことばかりじゃないし、釣果を出すことだって簡単じゃない。
そのことを、今日の記事では書きたいと思い立ちました。
僕の記事にそそのかされるようにカヤックを購入してしまい、イメージとの違いに後悔することのないよう・・・
何かの参考にして頂ければ幸いです。
文章構成もめちゃくちゃだと思いますが、感じてることを素直に羅列してみます。
※一個人の意見です。カヤッカー全員の総意でも一般的な意見でもないです。
考え方は人それぞれです。誤解のないようお願いします。
“KF=カヤックフィッシング”は“カヤック=漕ぐこと”と“フィッシング=釣ること”を融合させた遊びだと思います。
だから、まず言いたいのは、汗をかくことが心地よいと思える、スポーツ好きな性格でないと続かないと思います。
更には体力も必要とされます。
これは当然、カヤックのタイプや漕ぐ範囲・ペースで様々です。
もちろん高齢の方や幼い子供にも可能な遊び方があるのがカヤックです。
が、カヤックを漕ぎ始めてすぐには、漕ぎ慣れた人のように広範囲・ハイペースでは漕げないでしょう。
それは理解して欲しいです。
ちなみに僕は数年前まで野球・ソフトボール・サッカー・フットサルを掛け持ちしていたような人間です。
そしてそれぞれのチームで技術的には優れてはなかったですが『体力と根性だけは負けない。』が口癖だったような人間です。
今だって体力が落ちて来たと感じたらフラッと軽い気持ちで10キロくらいジョギングするような人間です。
もちろん球技での体力と、漕ぐ体力は、使う筋肉も違うだろうから一概には言えません。
でも、少なくともそれくらいのアクティブな性格でなければ、続かないと思うのです。
次に車載や保管の問題もありますが・・・これは誰でも思い付く面だと思うので割愛します。
ここまで漕ぐことに関して書きましたが、それは“漕ぐこと”がKFの中でも大半を占めると思っているからです。
このブログが釣果情報を主としてしまっているため仕方ないのですが、記事を読んでKFに興味を持って下さった方の多くは“漕ぐこと”ではなく“釣ること”に興味を持たれているのでは・・・と心配しています。
はっきり申し上げまして・・・釣果だけなら遊漁船の方が断然釣れると思うのです。
船長がポイントに案内してくれるし、周りの客から釣り方を学ぶことも出来るし・・・
強いて言うなら遊漁船は毎回の料金が必要にはなりますが、それを気にするなら釣行頻度を考えてみると良いかと思います。
僕のような独身貴族は特別だと思いますが、一般的には家庭に縛られて毎週の釣行は難しい方も多いかと思います。
オカッパリ釣行ならまだ短時間でも行けますが、片付け・準備に時間が掛かるKFや、出港・帰港の時刻を自分で決めづらい遊漁船であれば、長時間の自由が利く日にしか釣行できません。
そうなれば月に1度程度なんてことも・・・
そしたら、月に1度だけ数千円の乗船代を払った方が、カヤック買うより遥かに安いと思うのです。
仮にカヤック・パドルだけでも16万かかったとしたら、乗船代8千円の遊漁船と比較したら、20回の釣行で元が取れる計算になります。
月に1度の釣行だと2年弱かかります。
それが毎週で月4回なら5か月で元が取れるし、年1回なら20年・・・
そこはご自分の生活スタイルを振り返って考えるべきです。
それに加えて、カヤックは天候にも左右されるので、遊漁船であれば出船できる日でも、カヤックだと出艇できない場合もあります。
そうすると、月に4回ほど都合をつけられる人でも、実際にカヤックで沖に出ることができるのは2回になったり1回になったり・・・
ここで注意して頂きたいのは、ただでさえ、いわきの海は荒いということ。
内湾ではなく外洋だということ。
風も当たるから、本当に天候は選ばないといけない。
このところ毎週末、土日連浮できてはいますが、早朝のみ穏やか・・・というパターンの予報が続いているため、長時間のKFはなかなかできていないのが現状です。
それと、ここから少し実釣の内容も加わりますが、荒い海ということは、内湾のKFのスタイル全てが真似できるわけではないということ。
例えば僕も誤算だったのは、テトラ撃ち。
カヤックデビュー当時はテトラ際のシーバスを釣ることもイメージしていましたが、テトラ沿いは波が立つために危険を感じることも多いのです。
これが内湾の港湾部であれば、ストラクチャー撃ちのシーバスも楽しめるとは思うのですが・・・
そういったところ、例えば『テトラ沿いのシーバス釣りたくてカヤック買ったのに、いわきの海じゃ難しいじゃねぇかよ、東北湘南人のヤロウ先に言えよな。』とか言われないよう、今日は記事にしてみたかったのです。
いわきは、本来はカヤックが向かない海だとも言えるかと思うから。
これだけマイナス面を書いてしまって・・・別に反カヤック団体とかに買収されたわけではないです(笑)
仲間が増えることは楽しいことです。
でも、美化されたイメージだけに踊らされて買ってしまい、後悔する方が出ないためにも、書いておく必要があると思ったのです。
あとは、しつこいけど“漕ぐこと”と“釣ること”の両方でKFですから、釣ることだけに夢中になってカヤック欲しがってる方は、今一度、遊漁船や沖防とか、上手な人であれば港やサーフ等のオカッパリでも、十分に釣果は出せることを、考えてみた方がいいと思うのです。
そして“漕ぐこと”を第一に楽しむことが出来なければ、KFも満喫できないと思います。
人力で漕ぎ出して、水を被って、低い目線での景色に癒されて・・・そういった部分に素直に感動できる人であれば、きっとKFに魅了されることと思います。
そういった方となら、是非ご一緒したいと思うのです。
以上・・・思い付きで書いたことです。
ちょっとチョーシ乗った感もあるので、なんだかなぁ・・・と思いますが、何度も言うように、買ってから後悔する不幸な方を生まないよう、勝手に感じた責任感から書いたものです。
最後に、3年前のKF初フィッシュの写真を添付して・・・
おやすみなさい。
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